[2004年9月29日] 大[土敦]
(Tai Tun)

《このペ-ジの写真は既に抹消しました。》

コ−ス=MTR彩虹-(Bus.96R)-北潭涌-大[土敦]-無名ピ−ク-蛇頭-
-長山-大網仔路(烈士碑園)-(Bus)-西貢-(MiniBus)-MTR坑口

参考資料=「西貢及清水灣 郊區地図1998年第六版」
  「香港街道地方指南2001年版」

≪全般概要≫
今日は“中秋祭”の休日、1年5ヶ月ぶりに“西貢西郊野公園”(Sai Kung West Country Park) の“大[土敦]”(Tai Tun) ([土敦]は土ヘンに敦) 317mへ。 参加者は初参加の親子(母、娘さん) を加えて9名。天気はうす曇、気温31度、湿度87%、と今日も暑い日。“西貢”の街から海岸線を東に走る“大網仔路”(Tsi Mong Tsai Rd.) と云うバス道路の“黄KENG地”(Wong Keng Tei) の先に“北潭涌”(Pak Tam Chung) と云う大きなバス、タクシ−等のタ−ミナルで、且つBBQ(バ−ベキュ−) サイトがある。

そのバスタ−ミナルの左手にある駐車場奥から“大[土敦]”への登山口があるが、標識も何もない、いきなりヤブの中に突入するル−トから始まる。この山は比較的海岸から近く、地図上点線ル-トが頂上まで直線的に延びている。前回もそうだったがマイナ−な山であまり人が登る山でもなく、ヤブ漕ぎの荒れた道はクモの巣だらけ! 潅木や夏場の草が生い茂っているがル−トはかなりハッキリしている。高度が増すにつれヤブも少なくなるが直登の急登坂が続く。途中、数回呼吸を整えてやっと317mの頂上に到達。海抜ゼロからの登りと暑さで結構きつかった。

頂上からの眺めは南側真下の“斬竹灣”(Tsam Chuk Wan)、後ろ北側には“西貢”内陸部の山並みが広がる素晴らしい眺め! しかし残念ながらガスがかった天気で遠景はボンヤリ。北側のMHT-3-ル−ト近く、以前登った“雷打石”(Lui Ta Shek) 379mも見える。下山コ−スは北側の“無名ピ-ク”304m まで尾根の草原を歩き“無名ピ-ク”の頂上から今度は一気に荒れた急坂を下り切って谷間まで。それからしばらく鬱蒼たる谷間の林道歩きが続き、やがて尾根に続く登り坂。

尾根道の一番高い地点が“長山”(Cheung Shan) と云う165m の峠。そこから更に尾根伝いの道を行くと前方に“西貢”の海と島々を一望俯瞰できる絶好のポイントに到着。後は長い階段を下ってバス道路の“大網仔路”に降り立った。“烈士碑園”と呼ばれる第二次大戦時、香港の“抗日英雄記念碑”がある我々日本人にはイヤな場所の近くだ! 約6q程の短距離コンパクトながら変化に飛んだ楽しいコ−ス。今日の打上げは最近良く利用する“西貢”の中華店だった!
(MHT-3-:Maclehose Trail (麥理浩徑) Stage-3-)

《写真上にマウスを乗せると画像NO.が出ます。写真をクリックすると大きなサイズに!》
↓“北潭涌”駐車場の左端最奥部、ここが出発点[写真No.01,02]。標識はないが藪の中に目印の布切れとル−トも見える。いきなりヤブ漕ぎ登山の始まりだッ! しばらくヤブ潅木と荒れたル−トに悪戦苦闘しながら登って行くと、徐々に潅木も低くなるが急坂登りで息切れ、、、ふと振り向くと“斬竹灣”[07]。

↓低い潅木の間を縫って登る一行、、、物凄い暑さと急坂にたまらず途中二度、三度と足を止め深呼吸! “斬竹灣”も徐々に下の方に[11]、、、さぁ〜もう少し、と励まし合う新人親子[12]。先発切込み隊長は早くも頂上に着いて余裕の写真一発[13]! 高度感がよく出ている。頂上からの“西貢”の海の俯瞰[14]。

↓間もなく全員頂上317mへ到着。正面真下の海も、後ろ北側の“雷打石”や“西貢”内陸部の山並み[15] もガスでボンヤリ! 小休止の後、全員で記念写真[16]、[17] を撮ったら今度は内陸部へ向かって出発。正面に見える三角形の小山は次の目標“無名ピ−ク”[18]。快適な草原の歩きが続く、、、すぐに“無名ピ−ク”に辿り着く。一気に登って頂上304mでまたもや写真一発[21]。

↓ここから見た“雷打石”[22]、、、今度は北側に向かって下山開始、急勾配の荒れ道を恐る恐る下る一行[26]、、、下から見上げたこの急勾配[27]、、、そしてやっと麓の標識点に降り立った。ここは地図上実線表示の山間ル−トで、“北潭涌”から“大[土敦]”の北側を周って“大網仔”を経由し、バス道路の“大網仔路”まで至る林道のハイキングコ−スの丁度中間点辺り[28]。

↓標識の“斬竹灣”方面へ向かって、、、長い階段下りを経て谷間の鬱蒼たる森林道を進む、、、所どころ昼なお暗き森の道の歩きはなかなか快適。 オッ! 巨大ムカデ出現![34] は先発隊長撮影。やっと林を抜けたら今度は徐々に登り坂に差し掛かる。 

↓やがて低い尾根まで登りつくと左手東側に見えた先ほどの無名山と“大[土敦]”[36]。右手の海を眺めながら更に登って行くと、この尾根道の一番高い“長山”165m の三角点[38]、、、更に尾根道歩きは続き、やがて右手と正面に“西貢”の海が広がってきた。香港一のゴルフ場の島 “Jockey Club Golf Couse”がある“KAU西洲”(Kau Sai Chau)[42]。

↓尾根道の最後、ここからの展望は実に素晴らしい“西貢”の海の一大パノラマ![43]〜[45]。こんな低い峠からの展望とは思えないほど雄大で絵になる光景が広がる。惜しむらくはもう少しガスが少なかったら、、、その海を正面に眺めながら下山、、、ガレ道下りから真下に“大網仔路”のバス道路が見え始めた頃、階段下りへと続く、、、そして下山終了[49]。

↓バス道路に出てテクテク歩き、ミニバスとダブルデッカ−に分乗した一行は“西貢”へ、、、いつもの中華店で今日最後の打ち上げ! 短距離ながら変化に飛んだコ−スだったので満足の一日、ビ−ルも食欲も、そして会話も大いに弾んだ打ち上げでした!

二回目だった“大[土敦]”! 今日初めて参加されたお二人はいきなりヤブ漕ぎ登山でビックリされたかも知れないが、素晴らしかった景観には満足されたのでは? この山の名前は参考資料の一つ、「香港街道地方指南2001年版」では“大王爺[土敦]”と何故か異なる? また交通アクセスの便利さの点からも簡単で手軽に短時間で登れる山だが、何故か登山口の標識もない不親切でもったいない山だッ! 香港にはそんな山が結構多い。標識も無いから人も行かない、人も行かないからル−トはますます荒れる、この悪循環!
過去の関連レポ−ト
[2003年4月27日] 大[土敦] (Tai Tun)

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