[2006年1月15日] 照鏡潭〜三椏村〜茘枝窩
(Mirror Pool〜Sam A Tsuen〜Lai Chi Wo)

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コ−ス=九龍塘-(KCR)-大埔嘘-(Bus275R)-新娘潭(照鏡潭の滝)-
-新屋下-九胆租-犁頭石-三椏村-茘枝窩-分水凹-亜媽笏-無名ピ−ク-
-鳥蚊謄郊遊徑-新娘潭路-(Taxi)-大尾督-(MiniBus)-KCR大埔嘘

参考資料=「新界東北部 郊區地図1999年第五版」
   「香港街道地方指南2001年版」

≪全般概要≫
今日は1年7ヶ月ぶりに“照鏡潭”(Mirror Pool)〜“三椏村”(Sam A Tsuen)〜“茘枝窩”(Lai Chi Wo)を歩く。このル−トは“船灣郊野公園”(Plover Cove Country Park) の東の端にある寒村“三椏村”から“茘枝窩”(Lai Chi Wo) を巡る比較的平坦なコ−ス。天気は晴れ、気温15−20度以上、湿度83%。久しぶりに暖かい天気だ! 今日の参加者は新人の香港人男性一人を加えて計13名。先ずはKCR“大埔嘘”(Tai Po Market)から駅構内のバスタ−ミナルへ行ってビックリ! 乗車予定の“新娘潭”(Bride's Pool) 行きバス275Rは長蛇の列、こんな事は過去一度もなかった! 何事か? その為か臨時バスが10分毎に発車していた。

“新娘潭”へ着いてさらにビックリ! 大型バスが二台、三台、、、どうやら団体行楽客らしい。コ−ス途中、渋滞に巻き込まれないことを祈りつつ先ずは“照鏡潭”の滝を目指す。“新娘潭”の渓谷一帯は自然教育徑が整備され、清水の沢と各種植物が群生する絶好のハイキングコ−ス。 その中でも特に、その昔望まぬ結婚を強いられた娘が身投げした、と云うロマン伝説で有名な“照鏡潭”の滝は今日は少々水量が少なかったものの中々の美観! その後近くの“新屋下”(San Uk Ha) から“九胆租”(Kau Tam Tso) を過ぎて、“吊燈籠”(Tiu Tang Lung) 標高416mの登山口へ。そこからなだらかな登り道となるが稜線の途中まで登った所から左手の“吊燈籠”を見上げながら裾野中腹の曲りくねった道を行く。“犁頭石”(Lai Tau Shek) を過ぎ、さらに進んで道は下り坂となり、やがてリアス式海岸の入り組んだところの終着点にある目的地の“三椏村”に到着。ここの民家兼小店で自家製の豆腐花と豆乳に舌鼓を打ちながら午後のけだるいひと時をノンビリと過す。

“三椏村”から山間のル−トを北へ進むとやがて“印洲塘海岸公園”(Yan Chau Tong Marine Park) の美しい海岸沿い、マングロ−ブが群生する地点に到着。そのまま海岸沿いの道を進み、珍しい巨木が密生する公園内の遊歩道を抜けて“茘枝窩”(Lai Chi Wo)の村落。ここは昔の客家の集落! そこから次の目標地点“分水凹”(Fan Shui Au)を目指して山間ル−トのなだらかな登り坂が延々と続く。内陸部の横断コ−スだが比較的木陰の多い夏向きコ−ス! “分水凹”からも更に登り坂が“亜媽笏”(A Ma Wat) と呼ばれる地点まで続く。やっと平道となって三叉路の標識点、“鳥蚊謄郊遊徑”(Wu Kau Tang Country Trai) に合流。

ここは“吊燈籠”から尾根伝い“芬箕托”(Fan Kei Tok) 369m経由で下山して来た地点だ。この三叉路を直進すると最後は出発点近くの“新屋下”に至るが、我々は右折して、標高300mの山火事監視塔がある無名ピ−クへ登る。頂上から中国“沙頭角”(Sha Tau Kok) を目前に望みながら“鳥蚊謄郊遊徑”の長〜い階段を下山、降り立った所は“新娘潭路”(Bride's Pool Rd.)。しばらく舗装車道をスタ−ト地点の“新娘潭”に向かって歩くうちにタクシ−が来たのをこれ幸い、3台に分乗して“大尾督”(Tai Mei Tuk)のタイレストランまで。計5時間半程もかかって約14kmの歩きを終えました。

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↓“新娘潭”のバス終点にて記念写真一発【写真No.01】。写真には写ってないが近くには大勢の人! 先ずは右手の車道の先“新娘潭自然教育徑”(Bride's Pool Nature Trail) の入り口ゲ−トをくぐり、林の中を下ると小公園、その左手の階段を上る【04】。鬱蒼たる森の中、階段を登りつめた所に忽然と現れた“照鏡潭”の滝!【05】。ここんとこ雨らしい雨が降ってないので水量が少ないが良い滝だ! 昔から伝わるロマン伝説、滝に身を投げたと云う娘にしばし想いを馳せる? (こう云う話は勝手に美人の娘を想像するが、実際はブスだったりして!^_^)、、、。滝をバックに記念写真。そして元の小公園まで戻り左手の小橋を渡る【07】

↓“鳥蚊謄”(Wu Kau Tang) の石標に沿ってなだらかな階段登りが続く【08、09】。森の中の自然教育徑は良く整備され絶好のハイキングコ−ス。ここで案の定、団体さんに合流、何とッ! 目の不自由な人達を一人ずつサポ−トしながら歩いている一行だった【10】、偉い! 感心! 何処かのボランティアなのだろうか? 滝の上部地点を過ぎたら直ぐに“新屋下”【11】。(ここで二人リタイア)、、、ここから標識【12】どおり“三椏村”方面を目指す。村落を抜けて“九胆租”へ。ノンビリとした田園地帯の平道歩き、、、

↓廃家の横を進み、間もなく小さな森を抜けると、、、それまでの舗装小道は終わって土道の歩きが続く。“新屋下”を出て20分程で車止め【18】と非常電話がある別れ道にある標識【19】。直進すれば“上苗田”(Sheung Miu Tin)〜“下苗田”(Ha Miu Tin)方面へ。我々は左手の階段を登って“吊燈籠”への登山口を目指す。直ぐに見えて来た“吊燈籠”【21】

↓なだらかな坂道登りが続き、左手の“吊燈籠”への登山口【23】を通り過ぎた後、近くの稜線まで登った所で小休止【25】。右手には“船灣郊野公園”(Plover Cove Country Park)の北側を走る山並み【26】。香港の富士山?“吊燈籠”をバックに初老?のオッサン4名【27】、、、そして山の中腹を走る道の遥か先には“印洲塘”の海と島々【28】

↓“犁頭石”から“吊燈籠”への二番目の登山口を通り過ぎ、、、中腹の曲りくねった道、、、美しい風景の中、道は続く、、、正面にいよいよ“三椏灣”が近づいてきた【32】、、、そして道は下り坂となって前方に村落が見えて来た【34】、“三椏村”だッ! 

↓この辺り、以前は舗装されてなかったが、、、周囲にマングロ−ブが茂る【37】三軒の民家兼小店、手前の店に立ち寄る。自家製の豆腐花HK$8.00、豆乳HK$5.00?、安いし、ウン! こりゃ−なかなか美味いッ! 街中のものより新鮮で変な臭みもないッ! ここでノンビリ休憩、午後の気だるいひと時を過ごす、、、そして、さぁ〜出発! 田んぼの畦道の最後、標識【41】の“茘枝窩”方面に向かう。間もなくまた数軒の民家【42】、蜂蜜を売ってたけど値段が高かったッ、とはご婦人たちの弁!

↓民家を過ぎた辺りから“茘枝窩”まであと1+3/4kmの標識【43】。比較的平坦な小道が続く、、、竹林道を抜け、、、廃家の前を通り、、、しばらく行くと突然右手の視界が開け海が目前に現れたッ!【47】、“印洲塘海岸公園”! 海岸沿いの道に以前はなかった“茘枝窩”への歓迎ゲ−ト【48】

↓海岸沿いの道を進み、、、季節外れの紅葉?、、、一面に広がるマングロ−ブ、、、ノンビリ牛ちゃんの向こうに集落【53】、あれが“茘枝窩”の客家の集落だッ! そして鬱蒼と樹木が茂った公園のような広場、ここは“茘枝窩自然歩道”【54】。複雑に枝を伸ばしている巨木がイッパイ! カズラか?根っこか? 分らない不思議な樹木?

↓この“八岐大蛇(ヤマタノオロチ)”みたいな巨木、複雑に入り乱れた太い枝、何とも不思議な光景! 周囲は良く整備されているが、しかし以前より枝が切られていて人の手が入り過ぎた感じ! ウェディング・ア−チの下で想い想いのツ−ショット【58、59、60】。、、、しばし遊んだ後、“茘枝窩”の村落に到着【61】。この広場左手上の方が客家の集落。左手の“風水林”(Fung Shui Woodland) の標識【62】に沿って客家の横の坂道を登って行ったら、今度は根っこがコブだらけの巨木一本【63】

↓この辺り一帯は“茘枝窩特別地区”、巨木が数本、各々に説明書きもあってかなり古い樹木らしい? ここから先もしばらくスノコ板張りの遊歩道が整備されていた。客家の集落を左手に見ながら【66】、次の目標 “分水凹”方面へ向かう【67】。ここで又もや団体ハイカ−の渋滞に巻き込まれながら【68】、、、道は山道と変わって徐々に狭くなり、木陰が多い森の中の歩きが内陸部へと向かう、、、林が少なくなってきたと思ったらいよいよ登り坂【69】。ふと振り返ると美しい“印洲塘海岸公園”の島々【70】、ちょっとガスってはいるが!

↓なだらかな登り坂だが今日は暑いッ! 汗だくになって登る、、、三叉路に出て小休止【71】。ここの標識点から左折すると“珠門田”(Chu Mun Tin)へ。我々は直進して“鳥蚊謄”方面を目指す。しばらく平道の後、また急勾配ではないが石畳のような登りが続く【73】、、、また林が増えてきてやがて“分水凹”の峠に登り着いた【74】。ここを直進すれば“谷埔”(Kuk Po)へ。ばらく小休止の後、我々は左折して“鳥蚊謄”へ、、、すぐ上の峠から眺めた“印洲塘”の海【76】、今度はしばらくなだらかな坂道が続き、、、

↓“亜媽笏”付近の落葉が多い森林道の登りが続く【79】、、、やがて平坦な道となる。間もなく標識点【80】。ここでやっと“鳥蚊謄郊遊徑”に合流! すぐ右手の山火事監視塔がある標高300mの無名ピ−クに登る【81】。このピ−クもなかなか眺めが良い! 東側尾根の先には“吊燈籠”【82】、そして北側、海の向こうは中国“沙頭角”【83】

↓南側には逆光の“八仙嶺”(Pat Sin Leng)【85】。監視塔前の三角点で記念写真! 後は“鳥蚊謄郊遊徑”を下るだけ、、、美しい森の中の長〜い階段下り、、、こちら側から登ったら如何にもきつそう!、、、、そして最後“新娘潭路”の車道に到着して最後の記念写真一発! 今日のスタ−ト地点の“新娘潭”までアスファルト道路【91】をテクテク歩いていたら運良くタクシ−! 先ずは1台に先行組みの女性たち。ほどなく次の空タクシ−も来て全員“大尾督”のバス停で合流。以前はこんなに車は通らなかったが?

↓“大尾督”のいつものタイレストランにて打上げカンパ〜イ! お疲れ様〜!

♪ここ〜は地の果てアルジェリア♪、ならぬ“地の果て三椏村”! 相変わらず寒村だけど今日は沢山のハイカ−などで賑っていたし、“茘枝窩”もスッカリ観光地のような趣。香港は例のSARS騒ぎ以来、ここ二、三年で急に地元の人も健康志向になった様でハイカ−も増え、さらに道路や標識が整備されたり、、、嬉しいような?煩いような?(^_^)!

過去の関連レポ−ト
⇒[2004年11月21日] 吊燈籠 (Tiu Tang Lung)
⇒[2004年6月13日] 照鏡潭〜三椏村〜茘枝窩
⇒[2002年7月21日] 新娘潭〜八仙嶺自然教育徑

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