[2005年4月17日] 船灣淡水湖一周
(A round the Plover Cove Reservoir)

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コ−ス=MTR.九龍塘-(KCR)-大埔嘘-(Taxi)-烏蛟騰(新屋下)-
【前半北側】-横嶺≪馬頭峰-赤馬頭-△311m-横嶺アウ-大恫-観音恫-
-紅石門アウ-石芽頭≫-【折返し中間点】鹿湖恫-
【後半南側】-Ngor Kai Teng-虎頭沙-三門山-長牌TUN-伯公咀-白沙頭-
-大尾督-(Bus)-KCR大埔嘘

参考資料=「新界東北部 郊區地図1999年第五版」
   「香港街道地方指南2001年版」

≪全般概要≫
今日はちょうど一年ぶりに新界東北部、“船灣郊野公園”(Plover Cove Country Park)の中、“船灣淡水湖”(Plover Cove Reservoir) 一周コ−スを歩く。気温20度、湿度83%の今日もどんより曇り空。予定案内で20q 程の長距離歩きと書いたせいか? 参加者は女性一人を含む僅か6名。“船灣淡水湖”は入り込んだ入り江を塞き止めて造った人造湖で約35年前に出来たとか、数ある香港の貯水人造湖では最大の広さを誇る。

一年前は湖北側の尾根伝いコ−スはとらず、麓の“上苗田”(Sheung Miu Tin)〜“下苗田”(Ha Miu Tin)の平道歩きから“紅石門”(Hung Shek Mun)〜“烏洲塘”(Wu Chau Tong)を経由して半島つけ根まで上り、“鳳凰笏頂”(Fung Wong Wat Teng) の半島先まで往復、帰路は湖南側を廻って延々27q の長丁場だったが、今回は2002年の時とほぼ同じく“鳥蚊謄”(Wu Kau Tang)の村落、“新屋下”(San Uk Ha) から湖北側の最初の山、“馬頭峰”(Ma Tau Fung) の尾根を目指す。その後、湖北側を“横嶺”(Wang Leng) と呼ばれる300m前後の嶺々が文字通り横並びに並ぶル−トを、アップダウンしながらの尾根歩き。

ちょうど3時間経った正午頃、湖の最奥部近くの峠、“鹿湖恫”(Luk Wu Tung) に到着してここで昼食。当初の予定では“鹿湖恫”の先、295m の無名ピ−クまで行き、そこから谷部を大きく迂回して南側Uタ−ンコ−スに入るつもりだったがこれを中止、昼食後“鹿湖恫”から直接階段を下って南側のUタ−ンコ−スに入った。湖南側も100m前後の低山がアップダウンしながら細長い帯となって続く。最後その先端は“白沙頭”(Pak Sha Tau)から“大尾督”(Tai Mei Tuk) まで一直線に延びる堤防ダムで繋がって外海と仕切られている。この堤防だけで2kmの長さ。終点の“大尾督”(Tai Mei Tuk) に到着したのが夕方4時半、ト−タル約18q、時間にして7.5時間の歩きだった。
(注:文中“恫”の字は正しくは山ヘンに同の字、[山同]です。)

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↓時間節約のためにKCR“大埔嘘”(Tai Po Market) からタクシ−2台を飛ばしてここ“新屋下”まで【写真No.01】。出発前の記念写真を撮ってちょうど9時に出発。広場後ろの“三椏村”(Sam A Tsuen) 方面を示す標識脇からいきなり登坂【02】、登坂途中に折り返し中間点の“鹿湖恫”まで6.75q、3時間の標識【03】、果たして結果は? みるみる高度が上がってフト振り返ると“八仙嶺”(Pat Sin Leng) の最後の峰“仙姑峯”(Hsien Ku Fung)【04】。一しきり林道の急坂を登ったら視界が広がり一旦なだらか登り、その後また急坂登りが待っていた。左手前方に現れた、“吊燈籠”(Tiu Tang Lung)【07】

↓やっと最初のピ−ク“馬頭峰”295m 頂上到着【09、10】。これより“横嶺”の始まり、、、先ずは“馬頭峰”から一旦急坂を下って【11】、、、再度の登坂、登り切った所が“赤馬頭”(Chek Ma Tau)。前方に続く尾根道【13】、、、そして又もや下り坂【14】。

↓下ったと思ったら、、、またまたガレ道の登りが直線的に続く【15】。登り切ったら右手に顔を出した“船灣淡水湖”【16】。遥か対岸の帯状の峰々が見える、あそこまで行くんだよな〜! そして間もなく次の無名ピ−ク△311mに到着【17】。 小休止の後、又もや岩ゴロゴロの下り坂を降ってやっと平道に出た、、、しばらく行くと三叉路の標識点【19】、ここは“横嶺アウ”(Wang Leng Au)。これより左手に行けば“上苗田”、“下苗田”方面へ下ることが出来る。我々はそのまま直進、、、右手の“船灣淡水湖”を見れば随分東側奥の方に近づいたのが良くわかる【20】、、、しばらく続くなだらか道、、、

↓やがて“大恫”(Tai Tung) に到着【22】。ここからも左手に下れば“下苗田”方面へ至る。標識では折り返し中間点の“鹿湖恫”まで2.75q、1時間15分、ここまではほぼ予定どうりに進行中! ここからは山裾左側 (北側) の平坦なル−トが続く、、、そして右手に再び顔を出した“船灣淡水湖”【24】、もう、ほぼ湖の最奥部だ! 、、、紅い葉っぱの向こうは“吊燈籠”【27】、、、間もなく“観音恫”(Kwun Yam Tung) を通過【28】

↓ここらでチョット一休み【30】、、、そして再び前進、、、振り返れば先ほど歩いて来た“大恫”からの山裾南側の険しい岩壁の様子【31】、、、“紅石門アウ”(Hung Shek Mun Au) 辺りから見た“船灣淡水湖”最奥部【32】、そして前方東の方には本来美しい“黄竹角海”(Wong Chuk Kok Hoi)【33】、しかし今日の曇天の空が恨めしい! ル−トは間もなく“次のピ−クへ至るが、、、一旦ここで石段の下りを経て、、、

↓“石芽頭”へ行き着く。長い下り坂を経由して最後の登り、、、その途中振返って見たら【37】、、、前方“鹿湖恫”には先発隊長が既に到着【38】、、、間もなく全員“鹿湖恫”の峠に到着。ちょうど正午だった! この峠の上には二つの標識、これから“大尾督”へ至る【39】と、今までのル−トの出発点“鳥蚊謄”へ至る【40】、その向こうの海は“印洲塘海岸公園”(Yan Chau Tong Marine Park)。ここでランチタイム、各人持参のオニギリをパクつく! 南側にはこれから歩く後半の尾根ル−トが【42】

↓“船灣淡水湖”最奥部から見た全景、遥か彼方の“大尾督”に掛かる2qの堤防はガスに霞んで見えない【43】。30分のランチタイムを終えて、いざ出発! 石段下りの途中から左手上の方に見えた295m の無名ピ−ク【45】。階段の最後は林道、その途中左手ヤブの中に前回歩いて来た無名ピ−ク麓の迂回ル−ト【46】。林道を過ぎるとガレ道の登り坂、、、、登り切った所が“Ngor Kai Teng”【47】、その峠を廻り込んだら前方に真っ直ぐに伸びる帰路のお池周り南側のル−トが見えた【48】。これより急坂ガレ道下り【49】

↓その後は小アップダウンを繰返しながらの歩きが延々と続く、、、“虎頭沙”(Wu Tau Sha) 辺りから振返り見たここまでのル−ト、写真右側の山は188m の無名ピ−ク【53】。やがて“三門山”(Sam Mun Shan) に着いてここで小休止【54】、、、そしてまた前進、、、この辺りまで来ると小さなコブ山でもその登りが恨めしい!

↓“三門山”を過ぎたら左手に入り江が見えてきた【57】“老虎笏”(Lo Wu Wai) だ! さらに前進、、、この標識【59】 を見ると折返し点の“鹿湖恫”から終着点の“大尾督”までまだ半分未満しか歩いていない。ル−トは右から左に大きくカ−ブして、、、延々と続く山裾ル−ト、、、又もや近づく登り坂【63】、、、

↓そしてやっとこさ着きました半島最後の嶺、“長牌TUN”(Cheung Pai Tun)126m【64】。しかし前方にまだまだ続く帯半島が、、、三角点で最後の集合写真【65】を撮ったら次は大きく左手にカ−ブするガレ道下り、谷まで下ってまたまた尾根までの登り、この登りが苦しかった(汗)! 登り切った所から振り返ると“長牌TUN”と急坂ガレ道が見える【68】、、、しばらく平坦な尾根道歩き、、、その先には半島最後の“伯公咀”(Pak Kung Tsui) とその右手には2qの堤防も見えてきた【69】。左手は“赤門”(Chek Mun)海峡とガスに霞む“馬鞍山”(Ma On Shan)【70】

↓そして今度こそ本当に最後の登り、前方“伯公咀”のコブ【71】を越えたら去年は無かった整備された石段を下って、、、小堤防の上では早足先発隊長が待ちくたびれて寝ているぞ〜!【73】。 ここの標識でも終着点までまだ5q弱もある。やっと全員堤防に降り立ち、、、二つ目の堤防を渡って【76】、、、舗装路の歩きと続く、、、

↓長い舗装路歩きにウンザリしながら、、、間もなくメインダムの“白沙頭”(Pak Sha Tau)【78】に到着。これより問題の直線2qのダム堤防上の歩き【79】、、、今日は大勢の行楽客! サイクリングに興じる若者達、屋根着き三輪車に乗る老若男女、左手海岸では水上スキ−、、、堤防の上は人、人、人でごった返している。正面には“八仙嶺”の勇姿【80】。2qの堤防歩きがやたら長いこと! そしてやっと堤防を渡り終えて最終点の“大尾督”のタイメシ屋に到着したのが夕方4時半! 今日は昼弁当を食べたのであまりお腹も空いていない、しかしとにかくビ−ルで乾杯だ! いやぁ〜皆さんお疲れ様でしたッ!

今日は終日曇天で日が射さなかったので暑くもなく、また気温湿度共に理想的なハイキング日和だった。ただ遠景写真はダメだったが、、、! それにしてもこの“船灣淡水湖”一周って〜のは本当に素晴らしいコ−スなので、脚力に自信のある方で未だ挑戦したことが無い人は是非お薦めしたい!

仲間が作成したフォトアルバムもご覧下さい!

過去の関連レポ−ト
[2004年4月4日] 船灣淡水湖〜鳳凰笏頂、半島往復行
[2002年12月25日]船灣淡水湖一周

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