[2003年4月19日] 象山 (Cheung Shan)

《このペ-ジの写真は既に抹消しました。》

コ−ス=中環-(6號埠頭Ferry)-梅窩-(昴坪行き)-昴坪路-
-鹿湖(延慶寺)手前-象山-大澳-(Bus)-MTR東涌

参考資料=「大嶼山 郊區地図2000年第三版」
      「香港街道地方指南2001年版」
「香港市郊探勝」

≪全般概要≫

Easter Holiday二日目の今日はランタウ島の象山(Cheung Shan)449m。この山はランタウ島南西部の大澳(Tai O)の近くに位置するがカントリ-パ-クのエリアとしては北大嶼郊野公園(Lantau North Coutry Park)内となる。今日は若い女性4名を含む新人5人も加わり計14名と大勢の参加者、晴天下に挑む初めての山。しかし郊區地図では山の場所は載ってるもののコ-スは記載なし。そこで見つけ出したのが"香港市郊探勝"と云う小冊子。これは山専用地図ではないが簡単にコ-スが書いてあった。昴坪(Ngong Ping)の天壇大佛へ至るバス道路"昴坪路"の途中(羌山道を登った峠のLTT-5-出発点の停留所からカ-ブを右に曲がった次の停留所)で下車。ここから昴坪路をちょっと戻りカ-ブを曲がらずに直進すると直ぐに"延慶寺"(Yin Hing Monastery)と云うお寺へ至る標識がある。

そこから左折すると延慶寺へ、そのまま直進すると道は"深屈道"(Sham Wat Rd.)となる。左折して直ぐ右側草むらに登山口があった。しかしかなりのヤブ道で注意書きの標識も有ったがそのまま前進すると道はどうやら前方の峠の上まで通じていた。この峠から最初のピ-クへ至る登り口辺りまでがヤブ道でそれ以降はそれ程でもなくル-トもはっきりしてくる。一旦谷部まで下りいよいよ目指す象山は目前にその雄姿を現してくる。急坂を登って頂上着到着。素晴らしい景観に皆息をのむ!下山コ-スは大澳方面に向って山裾をほぼ直進する。高原の歩きを楽しみながら歩くとやがて徐々に高度は下がり、最後に真下に大澳の海と街を見下ろす位置に至る。それからが岩ゴロゴロの急坂下りの始まり、250m程の落差を一気に下って大澳の街に直接降り立った。約7km程ながら非常に充実した満足度の高い山登りでした。最後の〆はいつもの海鮮レストランで!!バスで東涌まで戻りました。 (注:LTT-5-=Lantau Trail Stage.5)

↓セントラルからのフェリ-内にて。若い新人女性4名参加で華やいだ雰囲気にオジサン達も喜ぶ!昴坪路の途中バスを降りて記念撮影。三叉路に有った標識から左折して延慶寺方面へ向う。直ぐに右側の草むらに有った登山口に入り込む。足元にル-トは見えるがひどいヤブ漕ぎだ。背丈ほどもある草を掻き分け掻き分けの前進!!
↓ちょっと登って振り返ると天壇大佛の背中と雲に隠れたランタウピ-ク!徐々に傾斜がきつくなるヤブ道を登って行く。右手の遥か前方に空港の突端が見えてきた。高度が増すにつれ心地よい風も吹いてくる。最初のピ-クまでもう一息だッ!ガンバレッ!
ヤブも高度が増すにつれ無くなってきた。後方に見える山並みは観音山(Kwun Yam Shan)から羌山(Keung Shan)の尾根。やがて最初のピ-クに着いて小休止!前方に目指す象山の威容!右手には空港突端とその又向こう遥か彼方にはキャッスルピ-クのトンガリ峰も見える。間もなく谷部へ向って下りだす。
↓象山を目前にして谷へ下る一行。一旦下ってそれからいよいよ頂上アタック!下から見上げると険しそうに見える頂上付近だが、ル-トはしっかりしていて登りやすい。途中何回か呼吸を整え最後の踏ん張りで遂に頂上449mに到達。突然目の前に飛び込む素晴らしい景観!大澳の海とその向こうに広がる南シナ海の大海原!オッ!山火事!
↓頂上で記念写真!ワイワイガヤと若い仲間たちは賑やかだッ!レギュラ-メンバ-のロ-トル達もつられてはしゃいでいる!周囲の風景を充分堪能した後いよいよ下山開始。山並みに見える大澳方面に向かう微かなル-トを確認しながら歩く。斜面を下ったらなだらかで快適な高原歩きがしばらく続く。
↓高原散策の最後、真下に塩田と大澳の街が広がっていた。ここから急転直下の下り坂!心配していたヤブ漕ぎも無さそうだ。岩ゴロゴロの急坂を恐る恐る下り始める。時々足を休め周囲の景観を名残惜しむ。徐々に高度が下がる、、、もう一息だッ!
↓そしてやっと舗装路に降り立つ。川べりの道を歩き民家の軒下を抜けて大澳の街中へ。いつもの海鮮レストランへ飛び込み今日の歩きはFinish!約7qでした。さぁ〜楽しい打ち上げ食事会の始まりだッ!あれ食べたい、これ食べたい、ワインも欲しい、、、、それより先に早くビ-ルを持って来てよッ〜〜〜、、、、!


今回は正確な地図もないうえに若い新人5人も加わって、もしコ-スが荒れていたり危険な個所でもないか?と心配しての出発だったが、幸い往復の道のりは比較的安心して歩く事ができるコ-スだった。それにしても殆ど誰も登らないのか?途中他のハイカ-と出会うこともなかった。ランタウ島内の数ある有名山と比べマイナ-な山ではあるが大変良い山だったッ!秋口に是非もう一度登ってみたい。