[2003年3月2日] [虫冉]蛇尖 (Nam She Tsim)
(英名:Sharp Peak)

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コ−ス=MTR鑽石山-(Bus96R)-黄石-(Ferry)-沙頭-大浪凹-
-Nam She Au-シャ-プピ-ク-Nam She Au-東龍背-高流灣-
-(Ferry)-黄石-(Bus96R)-西貢-(Mini Bus)-MTR彩虹

参考資料=「西貢及清水灣 郊區地図1998年第六版」
  「香港街道地方指南2001年版」

≪全般概要≫

今日は昨年2月以来のシャ-プピ-ク、468m に登る。間もなく日本へ帰国する仲間が未だシャ-プピ-クを知らなかった為、思い出に!と決めたコ-スだったが、、朝自宅を出発する時には晴れてた天気がバスで西貢辺りまで来たら一転、どんよりとした曇り空。気温は25度で暑いぐらい。この日は初参加のご夫婦3組6名の方も入れて計19名と大所帯!シャ-プピ-クは漢字で[虫冉]蛇尖、難しい名前だが"尖"は文字通り岬の先とか、尖った峰を指す意味で香港には地名でも多く使われている。西貢東郊野公園(Sai Kun East Country Park)の中で東北端の半島の真ん中に一際鋭く切っ先を天に向けて立つた山だ。
標高こそ香港42位と高くはないものの、独特の美しい姿と草木が殆どないガレ道の険しい登山道がハイカ-にも大人気の山。バス終点の黄石(Wong Shek)からフェリ-で赤徑(Chek Keng)灣の最奥部、沙頭(Sha Tau)まで渡り、そこから大浪凹(Tai Long Au)の峠まで登る。ここはMHT-2のコ-スで赤徑湾と大浪湾に挟まれた半島ド真ん中の峠。これより北に向かってシャ-プピ-クを目指すコ-スに入る。Nam She Auと呼ばれるピ-ク麓まではなだらかな山の中腹歩き。空は厚い雲とガスに覆われピ-クの雄姿はガスの中!ここで今回初参加された6名の方々と別れて、残った13名はいよいよ本格的にガレ道登りにアタック!

一旦"肩"付近まで登り尾根へ出るが、再度ガレ道の急勾配が続く。そしてやっとピ-ク頂上到達!しかし視界は殆どゼロ。折角の景観も楽しめず、さらに冷たい強風が吹く頂上から早々に下山開始。今回は前回昨年2月とは違い、もと来た同じ道を下山する。急傾斜のガレ道で登りよりも足元に神経を使っての下山。麓のNam She Auまで降りたらここから今回初めてトライする北側の半島突端へ向かうコ-スに入る。一旦尾根まで登りそこから尾根伝いに高原を歩く。途中、谷部まで下って東龍背?と呼ばれる222mのピ-クを越した後はなだらかなスロ-プが延々と続く尾根道や山中腹の高原散策。思ったよりも雄大で快適な高原歩き、惜しむらくはこの恨めしい天気!ガスの中に僅かに覗く左右の海を見ながら北進して、最後は半島突端のつけ根付近の谷に降り立った。それからは最近整備し始めたらしい新しく出来つつある道路を高流灣近くの村落まで歩いた。着いた所は入江の近くの蚕家灣(Tan Ka Wan)らしい。ここが以前⇒2001年11月18日に一度トライしても発見できなかった筈のシャ-プピ-クへ通じる新しい入口になっていた。夕方4時過ぎのフェリ-に乗って黄石まで戻る。約10qの道のり、しかし4時間強も掛かりました。曇天で写真の写りが非常に悪いがご勘弁を!!(注:MHT-2:Maclehose Trail Stage.2)

↓黄石からHK$15、沙頭のフェリ-埠頭にて記念撮影。入り江の"奥の細道"から直ぐに登り出す御馴染みMHT-2逆行コ-ス。大浪凹の峠まで登ったら汗ビッショリ!小休止の後、いよいよシャ-プピ-クを目指して山腹の曲りくねった道を行く。

間もなくピ-ク麓のNam She Au。頂上はガスに隠れて見えない!いよいよガレ道急坂を登り出す。途中何回も呼吸を整え、、、肩に着いて小休止。さぁ!もう一踏ん張り、と再度急坂に張り付く。そして遂に頂上468mに到達!冷たい強風、あたり一面真っ白で視界ゼロ!記念写真撮影後早々にもと来た道を又下りだす。チョット油断するとガレ道砂利小石に足をすくわれる。登りも下りもきつい坂だッ!!

↓シリモチつきながら麓のNam She Au着。次はもと来た道と右手の丘の上に延びる道に別れる分岐点、我々は右手の丘を目指す。尾根まで一気に登って小休止!!
前方には谷を隔ててまたもやピ-ク、、、、地図上222mの東龍背?らしい。

↓一旦谷までの下り、そしてまた東龍背までの登り。その後は小さなアップダウンを繰り返しながら、なだらかな草原のスロ-プが延々と続く。右手下には[虫冉]蛇灣!   、、、、、広々とした高原のルンルン歩きが続く!、、、、、

↓やがて前方に広がる大海原!遂に半島北端に近づいてきたぞォ-!分岐点では高流灣を目指すべく右手へ進む。目前に見えてきた最後のピ-ク、あの向こうが高流灣だッ!道は徐々に下り坂となり潅木の細道を下り切った最後は道路整地中だった。ちょうど現在新しく作っている最中らしい。、、、途中水道管の上を渡ったり!

↓そして最後行き着いた場所は蚕家灣らしい入江の近く。この辺りは以前一度シャ-プピ-クへの入口を探した辺りだった。あの時はこんな道路工事はしていなかったな〜!海岸沿いの舗装路を一路高流灣へ。4時過ぎに来たフェリ-に乗って黄石へ。

黄石から西貢までバスで一時間!今日の最後の〆は以前一度来て気に入った日本食モドキレストラン!毎度毎度、相も変わらず賑やかに盛り上がってしまいました。

今回のシャ-プピ-クは天候にこそ恵まれなかったが、久々の満足度の高いものでした。それは今回初めてだった半島北端,高流灣までの高原歩きが想像したよりも素晴らしく充分堪能できる歩きだったこと。それにしても"疲労感"とは面白いもの、あれだけの急傾斜ガレ道の登り下りが有っても、長〜い階段登りと比較したらそれほど疲労感はない。階段登りの方が余程きつい。勿論気温湿度などの条件にもよるだろうが、、、。
晴天のシャ-プピ-クの雄姿も⇒『2002年2月3日』のレポ-トで是非ご覧下さい。

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