[2004年5月2日] 大帽山
(Tai Mo Shan)

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コ−ス=MTR.筌灣−(Taxi)−筌錦アウ−大帽山−猴岩頂−鉛礦凹−
−城門水塘−(Taxi)−筌灣

参考資料=「新界中部 郊區地図2000年第四版」
    「香港街道地方指南2001年版」

≪全般概要≫
今日は久しぶりに香港最高峰“大帽山”(Tai Mo Shan) 957m に登る。“大帽山”は新界中部“大帽山郊野公園”(Tai Mo Shan Coutry Park) の中心、その広大な裾野は新界のほぼ中央部全体に広がる。今日の天気は晴れ、気温25−29度、湿度91%でかなり暑くなりそう! 集まった仲間は新人一人を加え計18名。殆どの仲間が初めての“大帽山”行き。先ずはMTR“筌灣”(Tsuen Wan) 駅近くのタクシ−乗り場へ向かう。登山口がある“筌錦公路”(Kam Tin Rd.=Route Twisk) 途中の“筌錦アウ”(Tsuen Kam Au) までいつもは新界方面の緑色のタクシ−に乗るが、その運チャンに行き先を告げると何故か赤色タクシ−しか行かないとか? とにかく赤色タクシ−4台に分乗して“筌錦アウ”まで。

そこから長いアスファルト道のダラダラ登り坂が続く。このMHT-8-逆行コ−スは車も通る舗装路歩きで面白くも可笑しくもないが、今日も先週に引き続き病み上がりの仲間の為にこのコ−スとした。汗ダクになって長〜い坂道を登り、途中の駐車場近くの展望台まで。そこで休憩の後、駐車場を過ぎて頂上直下の位置から我々は二つのグル−プに別れる。頂上までの直登ル−トは10名、残りの8名がツヅラ折りの舗装路歩き。そして頂上のレ−ダ−サイト近くで合流。今日は天気も良くて最高峰からの眺めもバツグン!

頂上で小休止の後下山開始。素晴らしい草原、広大な裾野が広がる高原の歩きは一しきり下り切った所に有る東屋まで舗装路の下り道が続くが、その後は山道が岩の峠、“猴岩頂”までの僅かな登り道となる。峠からまた延々と続く高原の歩き! 間もなく前方に“草山”(Grassy Hill) のピ−クが顔を出した付近からコ−スは徐々に下り坂となって岩の間の狭い道と変わる。そして林の中の階段を下ってMHT-8-のスタ−ト地点、“鉛礦凹”(Lead Mine Pass) に到着。

その後はWST-7-となる林道の舗装路を下って“城門水塘”(Shing Mun Reservoir)を目指す。湖の北側、最も奥の辺りまで来たら分岐点。WST-7-は左に折れて湖の東側に進むが、我々は湖の西側を直進、ユ−カリ林道を行く。平道から徐々に登り坂となり途中の標識点から舗装路を外れて“Pineapple Dam自然教育徑(3)”と呼ばれる木陰の林道に入って最後は“城門道”(Shing Mun Rd.) のミニバス停に到着、今日の約13Kmの歩きをFinish した! 最後の〆打上げは“筌灣”のB級グルメ“マカオレストラン”でした。
(MHT-8-:Maclehose Trail(麥理浩徑) Stage-8-)
(WST-7-:Wilson Trail(衛奕信徑)Stage-7-)

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↓バス道路“筌錦公路” 途中の“筌錦アウ”登山口にて。4台に分乗したタクシ−の内2台はここからチョット上のBBQ広場まで来てしまった、、、そこで改めて全員集合記念写真! アスファルト坂を登り出したら直ぐ正面に“大帽山”の雄姿! 徐々に近づく頂上レ−ダ−ド−ム、“青衣”(Tsing Yi)[No.06] 方面の遠景も今日は比較的よく見える。暑い陽射し、舗装路の照り返し、、、汗ダクの登坂が続く。

↓間もなく大きくカ−ブした地点、その先はこの登りコ−スの中ほどにある駐車場だが、その手前から舗装路を外れ左側の展望台まで上ってみる。手前の“観音山”(Kwun Yam Shan) とその向こうは“大刀YAN”(Tai To Yan) [No.10]、そして“八郷”(Pat Heung) の街並みの先には“KAI公嶺”(Kai Kung Leng) [No.11] の嶺々が広がる。好天下、素晴らしい景観を眺めながらの小休止。

↓駐車場の先はご覧の様にゲ−トが有ってこれより先、車は進入禁止! このゲ−トの先から左側土手に頂上への直登ル−トがある。以前登ったがかなり急勾配の斜面ながらル−トはしっかりしていた。ここで直登ル−ト挑戦希望者を募ったら何とッ、10名も! そこで我々は二手に分かれる。先ずは急斜面を登る10名、見る見る高度が上って真下には先ほど歩いて来た曲りくねった舗装坂道。頂上真近の大きな岩陰で涼をとる一行、、、、ピ−ク周囲は進入禁止の金網、その金網沿いに迂回して行く。
(【注】写真No.17〜21 は直登組の仲間が撮影しました。)

↓一方、直登ル−トを避けた8名はこれより始まるツヅラ折りの舗装坂道を登る。オヤッ? 道の真ん中の“粋な花瓶”? に生けられた花一輪! 誰かが云った、これぞ「ハナ・クソ」、けだし名言! 南側遠方に見えて来た“青馬大橋”(Tsing Ma Bridge) [No.24] 。ツヅラ折りの坂道は頂上ピ−クが右に見えたり、左に見えたり、、、なかなか近づかない。途中面倒くさくなってショ−トカット、、、そして間もなく頂上到着。

↓しばらくしたら直登組10名も金網沿いの道から舗装路に降り立った。立ち入り禁止の無線塔管理事務所前で全員揃って小休止と記念写真。“大帽山”は過去何回も登ったが案外好天に恵まれなかった。今日は途中ちょっと黒い雲が現れたが概ね素晴らしい天気! ゆっくり休んだ後、緑の高原に囲まれた舗装路の下り坂道を行く。

↓右手には“針山”(Needle Hill)とその先に“ライオンロック”! 左右に曲がるカ−ブの下り坂、振り返れば最高峰のピ−クが徐々に遠のいていく。間もなく坂道の最後、休憩東屋と標識点。ここから左折すると“梧桐寨群瀑”(Ng Tung Chai Water Fall) に至る。 東屋をそのまま通過したら舗装路は終わって山道と変わり、岩場の登り坂となるが直ぐに峠の上、、、ここが“猴岩頂”だ。 左手草原にたむろする牛チャンの群れ、珍しく生まれて間もないような子牛も数頭!

↓快適な草原の歩き、アッチコッチに大きな岩がゴロゴロ、、、前方にようやく“城門水塘”[No.44]が見えてきたぞ! 大岩の間の小道を抜けてコブ越したら、、、左手遠方に“吐露港”(Tolo Habour) と“船灣淡水湖”(Plover Cove Reservoir)[No.47] も見えてきた。、、、まだまだ続く MHT-8-、、、、途中の道端で小休止。

↓ここまで来てやっと前方に顔を出した“草山”。ふと振り返ると随分遠のいた“大帽山”! この辺りからコ−スは徐々に下り坂となってきた。相変わらず岩だらけの小道を下って行くと、、、左手下方、オジサンの向こうに“大埔”(Tai Po) の街と“九龍坑山” (Kau Lung Hang Shan)[No.53] が。、、、樹木が増えてきて階段の下りとなる。間もなくMHT-8-のスタ−ト地点“鉛礦凹”だッ! ゲ−トを潜ってトレ−ルコ−スをFinish。

↓草の斜面に寝そべって写真一発、後ろの方で大きなアクビをしているオッサンが! ここからコ−スは“城門水塘”に向かう舗装路の歩き、WST-7-の一部だ。気持ちの良い木陰道の歩き、、、小ヘビが一匹、人に踏まれたのか?頭と胴体がくっついている? カ−ブが多い林道を延々と進んで間もなく“城門水塘”近くの分岐点に到着。ここからWST-7-は左折して湖東側へ。我々はそのまま直進して湖の西側を行く。美しいユ−カリ林のトンネル道を過ぎ、、、沢を渡った後、コ−スは徐々に登り坂となり途中の標識点から舗装路を外れて左手へ下る。

↓この道は“Pineapple Dam自然教育徑(3)”と呼ばれる湖沿いのコ−ス! 先ほどの舗装路を行くより快適で尚且つ終点にも早道。しばらく湖岸を歩いたらやがて管理事務所、その横の階段を下って“城門道”のミニバス停に到着。大勢のバス待ち客とこちらも18名、どうせ一度には乗れないミニバス、ならばタクシ−に分乗していざ“筌灣”へ! 駅近くの初めて立ち寄るB級グルメ、“マカオレストラン”、、、、ウン、なかなかいける味だッ、たらふく飲んで喰ってHK$52/人の格安〆打ち上げでしたッ!

本当に久しぶりだった“大帽山”! MHT-8-を逆行する“筌錦アウ”からの登山は2001年10月以来だから実に2年半ぶり。また“鉛礦凹”からのMHT-8-順行登山が2002年10月、その他“筌錦アウ”手前の“川龍”(Chuen Lung) ル-トからの登山が2003年1月だったから、それからでも1年3ヶ月ぶりとなる。しかも今日は好天に恵まれ景色も充分満喫。特に広大な緑の高原歩きは初めて登った仲間もさぞ印象に残った事でしょう!
【注】写真No.17〜21 は直登組の仲間が撮影したものを借用。

過去の関連レポ−ト。
⇒[2003年1月19日]大帽山(川龍ル-ト)〜観音山〜嘉道理農場
⇒[2002年10月20日]大帽山(Tai Mo Shan)

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