[2004年4月4日] 船灣淡水湖〜鳳凰笏頂、半島往復行
(Plover Cove Reservoir〜Fung Wong Wat Teng)

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コ−ス前半=KCR大埔嘘-(Taxi)-烏蛟騰(新屋下)-九胆租-上苗田−下苗田-
-黄竹涌−紅石門の堰堤-長窩-烏洲塘−鳳凰笏頂〜

コ−ス後半=〜鳳凰笏頂(大嶺まで半島往復)-鹿湖恫下-Ngor Kai Teng-
-虎頭沙-三門山-長牌TUN-伯公咀-白沙頭-大尾督-(Bus)-KCR大埔嘘

参考資料=「新界東北部 郊區地図1999年第五版」
   「香港街道地方指南2001年版」

≪後編概要≫
折り返し地点に着いたのが既に12時半過ぎ。ここで昼食の後、いよいよ“鳳凰笏頂”の尾根歩きが半島の突端まで続く。数回のアップダウンの後、最後は半島突端の山“大嶺”(Tai Leng)152mまでの登り。遂に半島の先端まで行き着き、両サイドに広がる大海原を眺めて同じ道を折り返し地点まで戻る。往復約7.5km、3時間の歩き。帰路は前回と同じく295mの無名山の麓を迂回して“鹿湖恫”(Luk Wu Tang)下の湖周回コ−スに合流。ここから湖の南側ル−トが始まる。“Ngor Kai Teng”の峠から今度は急傾斜のガレ道下り、これより小さいながらアップダウンが数回も続くコ-スで細長い尾根道が延々と続く。

右手には広大な“船灣淡水湖”、左手は“赤門”(Chek Mun)海峡、中間地点の“三門山”(Sam Mun Shan)を過ぎ、最後のピ-ク“長牌TUN”(Cheung Pai Tun)125mまで来た頃は夕闇が迫る直前! “伯公咀”(Pak Kung Tsui)の小さな堤に降り立ってやっと待望の舗装道路着、この時すでに夕方6時半。かなり薄暗くなってきた。道を急いだが堤防入口の“白沙頭”に着いた時は真っ黒! 前回と全く同じパタ−ンだった。暗闇の中、疲労こんぱいの足を引きずって直線2kmの堤防を渡り、やっと終着点の“大尾督”(Tai Mei Tuk)に到着。全行程約28km、11時間30分の長丁場でした。最後の〆は“大尾督”のタイレストラン! 午後8時だったッ!

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↓“鳳凰笏頂”半島付け根、折り返し地点付近で昼食後、3人はそのまま湖南側を廻る帰路へつく。残った14名でいざッ出発! これより今日の目的、半島往復行だ! 左手の島影は“往灣洲”(Wong Wan Island)。ほぼ尾根伝いのル−トが続くが先ずは標高差100m弱のダウンアップの後、比較的なだらかな山道が続く。途中2人が帰路につき、その後もう一人が途中待機。左手に“黄竹角海”(Wong Chuk Kok Hoi)を眺めながら勇躍前進! 折り返し点から約1時間経過後、遥か前方に半島先端の山“大嶺”が見えて来た。

↓右手の島影は多分“塔門洲”か? いよいよ最後のアタックに近づく。大した登り坂ではないが、既に5時間以上歩いた後の足取りは重い! そして、、、やっと着きました。“大嶺”152m!  あいにくの曇り空だが、それでも素晴らしい眺め! 細長い半島の突端は両サイドから大海原の波が打ち寄せる。ここでしばし感激の小休止!

↓頂上三角点で記念写真!(ここまで来たのは11名だったが? あれ?一人何処へ行った?) 帰りの時間を考えるとグズグズ出来ない。早々に今来た道を戻り始める。半島の帰路は往路よりもきつい歩きだ、気のせいかな? 途中待機していた仲間と合流!

↓左手“赤門”の海を走る二艘の航跡、あれは“平洲”(Ping Chau)通いの船か? 雄大な尾根道を行く一行。やっと最初の折り返し点近くまで辿り着いた。例の無名ピ−クもここからの眺めは立派なもの! なかなかカッコ宜しい。その左手裾野を行く。しばらく進むと山火事の跡か? 木々が焼け焦げていた。たしか前回2002年12月、この辺りは樹木が茂っていたが、、、。この後しばらくヤブ道を行くと間もなく“鹿湖恫”下の湖を周回するル−トに合流。

↓湖周回コ−スに出て左手南側を登り詰めるとそこが“Ngor Kai Teng”。ちょうど“船灣淡水湖”の一番東側奥まった箇所だ! これよりお池周り、写真左側の細長い半島を延々と歩かなければならない。先ずは急坂ガレ道下り坂! その後は小アップダウンを繰返しながらの歩きが待ち受けている。この辺りまで来ると小さなコブ山でもその登りが恨めしい! 雲の切れ間から夕日が湖面を照らす。“三門山”まで来て小休止。

↓夕日をバックに! 休みもそこそこ直ぐに出発ッ! “三門山”を過ぎたら左手に入り江が見える。“老虎笏”(Lo Wu Wai)だ! さらに前進、、、又もや近づく登り坂、あれが最後の三角点“長牌TUN”125m! 疲れ果てた足を引きずってやっと頂上。右手、赤い夕日に映えるは“八仙嶺”

↓“長牌TUN”から大きく左手にガレ道下り、右手にはいよいよ半島最後の“伯公咀”が近づく! そして今度こそ本当に最後の登り! たまらず途中で一度足を止める。“伯公咀”のコブを越えて一気に下ったらやっと堤防の舗装路に出た。既に到着していた二人と合流、暗くなる前に最後の記念写真撮影。小堤防を渡って舗装路を歩き“白沙頭”に着いた時、遂に夕闇の真っ黒け!

↓直線距離2qの大堤防を懐中電灯を照らしながら歩く。この2qの長いことッ! 足は棒になり、腰はギクシャク、足の裏も痛くなるし、、、やっとこさ“大尾督”のタイレストランに着いて腰掛けた途端、二度と立ち上がりたくなかったのだッ! サンミゲルでもハイネッケンでも何でも良いから早くビ−ル持って来てッ!

遂に待ち望んだ“鳳凰笏頂,半島往復行”成るッ! 先週の“狗牙嶺”(Kau Nga Ling)に次ぐ二週連続の快挙! と云えばチト大袈裟かな? 今日のコ−スは仲間の一人が前もって単独下見をしてくれてたので助かった。特に“下苗田”の先から〜“黄竹涌”〜“紅石門の堰堤”〜“長窩”〜“烏洲塘”〜“鳳凰笏頂”入り口までの地図上も点線ル−トでしかも一部明確でない殆ど獣道紛いのヤブ漕ぎル−ト発見は仲間の功績大だったッ! 最初集合したのは21名、しかし途中から4名、その後半島往復行に入る前に3名がリタイア。そして半島往復行に入ってからも更に3名は半島先端までは同行せず、結局予定コ−スを完全クリアしたのは11名だった。そのくらいきついコ−スだった、てこと! 長距離、長時間の歩きのおかげで写真も97枚で過去最高、HP編集でも疲れましたッ! フッ−!

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下は前回の“船灣淡水湖一周”のレポ−トです。
[2002年12月25日]船灣淡水湖一周

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