[2003年11月2日] 大[石勘]森
(Tai Hom Sham)

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コ−ス=中環-(6號埠頭Ferry)-梅窩-(Bus昴平行き)-石壁ダム-
-LTT-8(逆行)-羌山郊遊徑-分水[土幼]-大[石勘]森-分水[土幼]-
-萬丈布-龍仔悟園-大澳-(Bus)-MTR東涌

参考資料=「大嶼山 郊區地図2000年第三版」
      「香港街道地方指南2001年版」

≪全般概要≫
今日はランタウ島の初めての山に挑戦! 以前登った香港最西端の山“深坑瀝(Sham Hang Lek)”から近くに見えた“大[石勘]森(Tai Hom Sham)”と云う466mの山だッ! 参加者は今日も少なくて5名。朝出発時の気温28度、蒸暑くHazeなガスに覆われたまるで春霞みの様なイヤな天気。セントラルから快速フェリ−で30分、“梅窩 (Mui Wo)”まで。そこから今度はバスで“石壁水塘(Shek Pik Reservoir)”のダム堤防を渡った場所で下車。そしていよいよLTT-8-の逆行歩きのスタ−トだッ! 

しばらく舗装路のLTT-8-を行くと、途中の“大浪灣(Tai Long Wan)”付近から右手山側に入って“羌山郊遊徑(Keung Shan Country Trail)”に合流するまでの登り道。合流後さらに登って“羌山”方面への分岐点から更に左手西側に続く郊遊徑を歩くが、このコ-スは山中腹のほぼ平坦道ながら、曲りくねった山道が延々と歩く絶好のハイキングコ-ス。今日はガスで左手の海も見えないのが残念! 最後は“霊會山(Ling Wui Shan)”の西側麓、“分水[土幼](Fan Shui Au)”からのル-トに合流。“分水アウ”まで登ってここから“深坑瀝”方面へ至るル-トに入る。

尾根伝いの快適な山並みハイウェイ?を歩き、ガレ道を登りきったら峠の上。この辺りは前回2003年5月11日の“深坑瀝”登山と同じで、その独特な形のピ−クが真横左手に見える迂回路近くまで進んだが、右手に見える筈の“大[石勘]森”が見えない? どうやら行き過ぎたようで逆戻り! 途中からそれらしきピ−クを見つけるがル−トはなし! 地図にもル−ト標示はないが位置関係を考え適当に見当をつけて小高いピ−クまで小ヤブを掻き分けて登ってみたら見えたッ! “大[石勘]森”の三角点。結局5人の仲間の内3人は“分水アウ”近くの峠でスタンバイ、二人だけで“大[石勘]森”登頂を目指す。無事初登頂を終え元のル−トに戻り3人と合流。

その後は“分水アウ”まで戻って、“萬丈布(Man Cheung Po)”までのなだらか高原歩き。途中“飛龍(Flying Dragon)”を垣間見ながら谷部まで下る。その後今度は“龍仔悟園(Lung Tsai Ng Yuen)”と呼ばれる昔の商人の庭園跡を経由して、左手が山の中腹の曲りくねった林道を延々と歩く。間もなく“大澳(Tai O)”の港が見え始めた頃からコ−スは土道から石道に変わり急な坂道下りが待っていた。最後は“梁屋村(Leung Uk Tsuen)”と云う所に到着。左手塩田脇の舗装道路をバス停近く迄歩いて今日の歩きのFinish、約13Km強の歩きでした。最後の打ち上げは“大澳”のいつもの海鮮屋! 今日は久々に満足度の高い歩き応えがある山行きでした。
(LTT-8-:鳳凰徑 Lantau Trail Stage.8)

↓スタ−ト地点のLTT-8-の終点、“石壁水塘”ダムを渡ってすぐの所。木陰の舗装路を行く。坂を下って次は左手の“大浪灣”へ至る三叉路から我々は右手の坂を登る。右側の引水道沿いに歩くと間もなく休憩地点到着。ここの標識は右手に“龍仔,萬丈布”方面へ。        、、、、、標識どうり右手に入ると林の中の階段道。

↓今日は蒸暑い、早速汗が噴出してきたッ! 階段を登りきった箇所の三叉路、ここが“羌山郊遊徑”の途中だ。一息入れて標識どうりさらに左手の坂道を登りだす。
曲りくねったなだらかな坂道と階段が続く。、、、この辺りまでの登りが結構しんどい! 
やはり湿気のせいかな? 間もなく“羌山”方面へ至る分岐点に到着。今日の我々はここから左手、標識にある“狗嶺涌 (Kau Ling Chung)”方面へ向かう。つまりこのコ−スは“羌山郊遊徑”の続きで、最後は“分水アウ”下まで続いている。

↓標識傍で小休止! これより道は殆ど平坦な山麓コ−スの歩き、木陰あり、小さな沢あり、曲りくねった中腹の歩きが続く。本来左手下には“大浪灣”や島々の美しい光景が望めるが今日はガスで遠景はいっさいダメ!
                    、、、、、やがて大きな沢を渡ってさらに道は続く。

↓最後の沢を渡ってしばらく進むとやっと“分水アウ”手前の分岐点に到着。ここで大休止! ここも本当は眺めの良い高台だが残念! 一行ここまででかなりくたびれたか?座り込んでしまったッ! 右手遠方に“霊會山(Ling Wui Shan)”が見える。大休止の後、ここの標識にある右手の“萬丈布,分水[土幼]”へ向かって今度はガレ道のダラダラ登り。        、、、、、そして間もなく峠の上の“分水アウ”に着いた。

↓“分水アウ”ここから右手が“霊會山”や“萬丈布”方面、我々は左手の““狗嶺涌(西)”へ向かう。右手には“霊會山”と山裾のル−ト、左手には“深坑瀝”方面へ這い登るコ−ス。ここ“分水アウ”からの眺めはどちらを見てもランタウ島の雄大な山並みが一望できる素晴らしい場所だ! “深坑瀝”方面へ向かって歩き出す。山懐に抱かれるようにして大きくカ−ブしたガレ道を登って行くとやがて峠。≪後でわかったが実はここから右手北側の低い尾根伝いに目的の“大[石勘]森”へ行けたのだッ!≫峠を超すとそこから高原のなだらか歩きが続いて間もなく前面の大岩の間に“深坑瀝”の独特なピ−クが顔を出した。両側の低い尾根の間を走るル−トを前進。右手の何処かに“大[石勘]森”へ至る小道が見つかる筈だが?ハテ? 結局少し行き過ぎたようだ?

↓“深坑瀝”が左手真横に見える位置まで来たがここからUタ−ン! 地図を確かめ見当を付けてコ−スから外れ、左手の草むらに飛び込み小さな尾根まで登って見る。見えたッ! あれが“大[石勘]森”の三角点だッ! 三人はそのままコ−スを元の“分水アウ”方面へ戻る。残った二人で頂上アタック! 所々に微かに人が歩いた形跡らしき草の倒れ、そして遂に標高466mの“大[石勘]森”到達。結構な眺めだが如何せんモヤがかった天気!二人で記念写真を撮ったら元来た道を下ってコ−スに戻る。
          、、、、、、、、、、“分水アウ”近くの峠で待っていた三人と合流。

↓“分水アウ”を出発して今度は“萬丈布”方面へ向かう。最初の丘を越えたら平道が続く。こちらも快適な高原歩きだッ! “霊會山”への登り口の鞍部から左手に向かう。山裾のカ−ブを曲がって次の標識から“慈興寺”方面へ進むとル−トは下り坂となり途中右手の山間に“飛龍(Flying Dragon)”。何が空飛ぶドラゴンだッ! 全く子供だましの愚作!     、、、、、 階段を下ったら堤防の橋を渡って“萬丈布”に到着。

↓小休止の後今度は小さな舗装路が続く。“萬丈布キャンプ場”の看板脇を通過、途中何回かの分岐点を“大澳”に向かって進む。やがて下り坂となってユ−カリに似た林の階段を下りきったら昔の商人の別荘跡と言われる“龍仔悟園”。さぞや何人も妾を囲ってただろう? とか余計な心配をしながら蓮池にかかる“九曲橋”で写真一発! 

↓沢を渡り、林道はさらに延々と続く。間もなく薄汚れた南無阿弥陀仏の壁字の東屋、ここから道は急坂下りとなる。坂途中、右手遠方に“大澳”の街が見えてきた!
 写真では分かり難いがホントこの坂は石の急坂で爪先が痛くなる。登りだったらゾォ−とするね! そしてやっとこさ麓の“梁屋村”到着。
  、、、、、後はルンルンで舗装路左手に塩田跡を眺めながらバス停に向かう。

↓そして“大澳”バス停裏手の海産物の小店が並ぶ一角、いつもの海鮮屋に飛び込み今日の長かった歩きは終わりました。お疲れさま〜! 蒸暑い一日、久しぶりの長距離歩きでビ−ルの旨いことッ! 堪えられないね〜! カンパ〜イ! 

やっぱり初めての山を征服したら気持ちが良いね〜! 当HP『標高ランキング』で未だ登頂していない山が幾つかあるが、中には頂上までル−トがないとか、ヤブ漕ぎも不可能な山も有るがこれからも可能性がある山は出来るだけ挑戦してみたい。下記は過去の関連レポ−ト。
⇒[2003年1月5日] 霊會山 (Ling Wui Shan)
⇒[2003年5月11日] 深坑瀝 (Sham Hang Lek)

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