私が淡い色の服を着るわけ

「自分の服装」が良いか悪いかは、なかなかわからないもの。

試着してみても、それは「試着室での姿」であって、「普段の生活シーンの中でどうか」というのは、自分ではよくわからない。なぜなら、「普段の生活シーンの自分」というのを自分では見たことがないからだ。だから、私は他人の服を選ぶことに助言することは出来るのだけど、自分の服はうまく選べない。

自分勝手に服を選ぶと、どうしても「自分の都合」だけで服を選んでしまう。着やすく、自分の好みの色デザイン。しかし、余程センスのある人は別にして、それをやると

オタク街道まっしぐら

になってしまう。これは多少センスがあっても同じで、だんだんヲタっぽくなる。

じゃあ私はどうするかと言えば、基本的には

自分で自分の服を選ばない

ことにしている。つまり、他人の好みで服を決めているのだ。だいたい、自分の姿なんてのは、自分では見ることが出来ないわけだから、自分で選べないのが当然なのだ。それに、私は服は「他人のために着るもの」だと思っている。だから、「自分が何を着たいか」よりも「他人がどう見るか」が優先だ。

もちろん買うのは自分だし着るのも自分だから、最終決定は自分でするわけだが、基本的には「選んでくれたものの中から選択」するだけ。

もう一つのポイントは、

パーソナルカラーを合わせる

ことだ。この話は、

秋こそセンスアップ! 相手の印象を良くするカラー講座 – ワークスタイル

にも出ているのだけど、私は4,5年前にファッションコーディネータさんにお願いして、選択の指針を与えてもらった。基本原理は件のページの4ページ目に出ているので、詳しくはそっちを見てもらうとして、私のパーソナルカラーは「夏」なのだそうだ。だから、「夏」に属する色の服を選ぶと良いらしい。「夏」というのは、わたし的に大雑把に言えば、

原色が退色したような色

だ。つまり、派手ではない淡い色。最近の私の服はみんなそんな感じ。ちなみに「派手な淡い色」は「春」なんだそうだ。

これは実際に試すととても良くわかる。試すには、そういった色の紙(画用紙)を首の下に当てて、ちょうど服を合わせるようにしてみる。合った色だと顔や肌の色とマッチした「映える」感じになる。服屋でお手軽にやるには、服を合わせてみるといい。その時に「その服が似合うかどうか」ではなくて、「その色で顔が映えるかどうか」をポイントにする。その色を基本にして、「身近な他人」に選んでもらうわけだ。

まー、新しく買う時はそうやって選ぶからいいんだけど、何しろ根がケチで物持ちが良いので、そんな原則を知る前に選んだ服も着てしまう。コーディネータさんには「とっとと捨てなさい」と言われてたんだけどね。

そんなわけで、ここ数年で買った服はそんなに酷いものはない。「生越のファッションセンスは云々」とか言う人は、私が古い服を着ている時(つまり昔)しか知らないか、自分にファッションセンスがないことを忘れているのだろう。別に私にセンスがあるわけじゃないけど、その代わりにセオリー通りにしているから、100点ということはなくても、欠点になってしまうことはないはず。

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