まるで毎日のようにオリーブ油炒めのように見えるのだが、実はそうだったりする。
いろいろ試してみたのだが、魚介類はオリーブ油炒めにすると、たいていおいしい。肉でもおいしいのだろうが、肉で作るそれとは異質なものとなる。オリーブ油と身から出て来る汁が、いい塩梅のソースになる。場合のよっては自身の塩分で勝手に味がついて、本当に炒めるだけでおいしくなる。
とゆーことで、今日はホタテだ。実はイカの次だったのでタコでやろうと思ったのだが、ハナマサのタコの購入単位は足1本で、それがまた結構いい値段(1000円強)なのでメゲた。ふと見ると刺身用のホタテ貝柱が600円であったので、それを購入。ついでにマッシュルームもあったので、それも購入。
マッシュルームは、洗って石づきを取る。「洗うな」という話もあるが、どうも流通が信用できないので、綺麗に洗うことにする。適当に縦切りにしておく。私は2つに切るだけにしておいた。
ホタテは大き目のやつだったので、4分割にする。
後は例によって炒めるだけだが、今回はマッシュルームを先に炒めてから、ホタテを投入した。ホタテは火が通りやすく、マッシュルームは通りにくいからである。一般論として、蛋白質に火を通し過ぎると、おいしくなくなる。逆に植物に火を通す時は、しっかり通しておく方がおいしい。
売っているホタテ貝柱は、剥きエビ等と比べると塩分が少ない。なので、多少塩をしてやる。スパイス類は適当に。たいてい胡椒だが、タイムやオレガノとか入れるとそれっぽい。
ホタテにレアっぽく火が通ったら出来上がり。ホタテは炒めると旨味が大量の汁となって抜ける。また、これは炒めているうちに焦げてしまう。だから、火を通すのは少ない方がいい。
「旨味が汁となって抜ける」ということは、その分油がおいしくなるということ。この汁の混ざった油をパンにつけて食うと、とてもいい。