辛子明太子をいっぱいもらったので、パスタソースに。
明太子パスタなんてのは要するに「明太子をパスタにまぶしたもの」でしかないので、そう難しそうに見えないのだが、単にまぶしただけだと、
- 味がモロに希釈された明太子
- パスタにうまくまぶれない
- ↑のせいで無駄に明太子を消費する
という問題がある。なので、ここでは「単に明太子をパスタにまぶす」以上のことを考えてみた。
全ての問題は「明太子をそのまま」というところに帰着する。確かに明太子はそれ自体おいしいし、御飯のおかずにはいい。しかし、ここに落とし穴がある。それは、
明太子は御飯のおかず
でしかないということだ。そのままパスタにまぶしても、パスタに合わない。だから、パスタに合わせて調整が必要なのだ。
私はここで、
- オリーブ油
- チーズ
を入れることにした。よくマヨネーズを参加させる人がいるのだが、マヨネーズは
- 多かれ少なかれ「マヨネーズ味」になる
- 「魚卵」「鶏卵」でたまごがかぶる
- 油脂が増えるわりにパスタ向きの油脂じゃない
という問題がある。なので、明太子+マヨネーズはまずいわけではないが、ちょっと敬遠したい。まー、それしかない時はそれでもいいけど。
作り方はどうってことはなく、明太子をほぐして、オリーブ油を入れてかき混ぜ、さらにチーズを入れてかき混ぜるだけだ。
明太子をほぐす時には、どうしても「皮」が問題になるのだが、程々に破ってほぐしてから、オリーブ油を入れてかき混ぜると、混ぜるもの(私は箸を使った)にひっかかって来るので、それを除いてやればいい。オリーブ油のような液体でゆるめてやらないと、これはうまく行かないが、どうせ入れるものだから、こういった手順にするだけだ。
チーズはマスカルポーネを使った。これは普通にスーパーに売ってる。マスカルポーネは普通は「ティラミスの材料」でしか知られていないのだが、ケーキの主材料という使い方が出来る程度に元々に強い味がついてない。なので、「チーズの濃厚さだけが欲しい」という時には、これがいい。「いかにもチーズらしい風味」があるものではないので、「チーズ味」を期待する時には使えないが。
これらを混ぜたところに、茹でたパスタを投入する。パスタは
ちゃんとザルで湯切り
してから入れた方がいい。なぜなら、その方がソースを薄くしないし、ソースをまぶしやすい。
これで混ぜると、「ちゃんと明太子のまぶされた明太子パスタ」ができる。しかも、余計な味が足されていないので、明太子の味そのものであるし、妙に薄まった感もない。
明太子の分量は、一人分が小さいのが1つくらいで済む。二人なら一腹なので二人で食うにはちょうどいい。