好き嫌いを治す方法

まー、基本的に食べ物の話なんだけど、多分他にも応用は効く。

何も難しいことはなくて、

美味いものを食う

ことに尽きる。

先日、いいコーヒー豆を買ったので、付き合いでコーヒーをあまり好きでない、と言うより嫌いな人に飲ませてみた。最初は嫌々だったのだが、そのうち美味い美味いと全部飲んでしまったばかりか、余分に作っておいたのまで飲んでしまっていた。「コーヒー嫌いじゃなかったか?」と聞いたら、「これは美味しいから特別だ」とのこと。要するにあまり好きでなかったコーヒーも美味かったから飲めたわけだ。

この手の描写はよく「美味しんぼ」にも出て来るのだが、お話の中だけじゃなくて本当にあるものなのだなと感心した。

まぁ考えてみりゃ当然で、初めて口にしたものが美味しくなかったら、そりゃ嫌いになるだろう。美味しくないものを好きになることなんて、そうそうないんだから。そして、それが記憶に刻みつけられるから、美味しくないということを思い出して、口にしたくなくなる。

逆に最初に美味しいものを口にしていると、後で多少美味しくなくても「これは不味い」とだけ認識する。つまり、「普通は美味しいもので、不味いこれは特別なんだ」ということになるから、嫌いにならない。私がバナナを嫌う一番の理由は、あまり美味しいと思えない時に食ったからというのもあるので、評価が固まるかどうかも関係があるのだろう。

そんなわけで、嫌いなものを簡単に好きになるようにするには、美味しいものを食わせればいい。

話をもっと拡げれば、

成功体験

をすることが、人を前向きにするということでもあるだろう。

好き嫌いを治す方法” への6件のコメント

  1. そうですね。関西人が納豆嫌いなのは学校給食で納豆を出してるからかも。殊更に安物の臭いパック入りの納豆を、配膳の都合で長時間常温で温めておき、通常は残したら掃除で埃の舞う中無理矢理食わされるのに、「納豆だけは残してもいいからね」などとやっていては、嫌いにならない方がおかしいです。

  2. >この手の描写はよく「美味しんぼ」にも出て来るのだが
    ありましたねぇ。
    にんじん嫌いな子供においしい生にんじん囓らせる話とか。

  3. >私がバナナを嫌う一番の理由は、あまり美味しいと思えない時に食ったからというのもあるので、評価が固まるかどうかも関係があるのだろう。
    では今度おいしいバナナジュース作るので飲んでみて下さい。

  4. 私の Windows 嫌いは、どうやったら直るでしょうか。w

    美味しい Windows ….

  5. やはり成功体験なんだなー

    そういう視点で自分を見ると
    今のダメな状態の原因がなんとなく
    見えてくるなあ(汗

    ちょっと
    成功体験が出来るような
    やり方を考えてみます。

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