知人が私のエントリのブコメにあるネガコメを読んでいわく。
この人不幸だよね
的なことを言っていた。まぁ私の身近な人(=私の味方)のコメントだということで割り引いて聞いていいんだけど。
どうやら、そのコメントが気になったらしく、その人の他のブコメも読んだらしい。私へのエントリだけではなくて、他の人へのコメントとか。そうしたら、
この人、きっと人生で褒められたことあまりないんだろうね。
ブコメでネガコメばかり書いてる
とのこと。最初は意味はよくわからなったのだけど、本人いわく「自分が褒められた経験のある人は褒めることをする。たまにネガコメしても中には褒めているのもあるのが普通。でも、こんなにネガコメばかりだと生い立ちの不幸を感じる」のだそうだ。
まぁ言われてみればもっともで、褒められて嬉しかった経験のある人は、褒めるべきことを見つけたら素直に褒めるだろう。もちろん日本人の特性なのか、人間みんなそうなのかは知らないけど、肯定とか賛意とかってのはなかなか表明しないから、表に見えるのはネガティブなことばかりだったりするのも確かだろう。でも、はてブみたいなところは「その人のブクマ」という切り口でまとめて見えるので、そこにネガコメばかり並んでいたら、確かにその人の
生い立ちの不幸
を感じてしまう。実際そんなことないよ、俺はリア充だよと言われても、そう見えてしまうのは確かだ。
なんて話をしてて、「ネガコメてのは実用的でないよな」という話になった。というのも、多くのネガコメって言っていることがどれだけ正当であっても、「ネガティブ」という時点であまり説得力がない。これは要するに
闇は光に勝てない
ということ。闇なんて光が当たってしまったら、闇でも何でもない。いくら闇をいっぱい持って来たところで、光はそれを容易に打ち消す。「ネガティブ」というのはその程度に過ぎない。
じゃあ反論異論の類はダメかと言えば、そうではない。あくまでも手段として「ネガティブ」というのがダメだというだけ。他の色で照らしてしまえば、その色に染められる。いっぱい持って来れば元の色を塗り潰すことだって出来る。
まぁそれはさて置き、ネガコメもたまには良いんだけど、その人のブクマを見たらネガコメばかりが並んでいるというのは、良い悪いを別にしてあまり格好のいいことじゃないから、その辺は注意した方がいいと思う。ネガコメも役に立つこともあるから、それ自体がいけないってこともないけどね。