私がいる所や行く先は公共交通機関の始発になっていることが多いので、公共交通機関を使う時にはたいてい座れる。座れなさそうな時には1便遅らせて乗る。それくらいの時間的余裕は作って乗るし、たいてい終点付近まで乗ることになって乗っている時間が長いので、座っていたのである。
ところが、そんな公共交通機関を使っていると、年寄が乗って来る。まぁそれは当然のこと。「長幼の序」という言葉は既に死語になりつつあるが、年寄をいたわるのは当然のことなので、「席を譲らなきゃ」という気になる。こういった時に見掛けが若い(真性おさーんや年寄から見りゃ私は20代に見えるよ)のは不利だ。
とは言え、私は座るためにわざわざ早めの時間に行動したり、1便見送るようにして座るような努力をしているのだ。たかが「年寄である」というような理由でその苦労を簡単に奪われてたまるか。座りたかったら座るための努力をしてくれ。こっちはそうやって座ってるのだから。表参道あたりだったら、一度渋谷まで移動してから乗るくらいの工夫はしてくれ。
とかいう冷たいことを思いながら、ふと思ったのは、そういった「公共交通機関で立つのは辛い」ような老人はタクシーを使えば良いのだ。それでなくてもタクシーは厚労省の政策の関係で運転手が余り気味なのだ。だったらもっとタクシーを活用してやればいいだろう。そうしたら座れるかどうかなんてことを考えないで済む。
都営のバスは年寄にはタダパスがあるらしい。それゆえバスには年寄が多いので、私はできる限りバスは避けるようにしている(だって席譲れ圧力が強くて居心地悪いんだもん)。バスのタダパスなんてケチ臭いことを言わずに、タクシーの割引チケットでも配れば良いではないかと思う。
私は東京っては「戦場」だと思っている。戦場に弱者はいらない。いわゆる弱者は、田舎に住むようにすれば地方の活性化にもなるんじゃないかなーという気がするのだが、そんな話はまた今度。