正直二次元のポルノなんてどーでもいーっつか、内心規制しろよと思ってはいる。秋葉の街なんてそんなんばっかりで、うんざりする。
とは言え、一連の規制に関しては全く肯定する気はない。もちろん「マルティン・ニーメラーのことば」的な意味でも肯定する気はないのだけど、
表現の自由へのアンバランスな態度
に疑問を感じるわけだ。
児童ポルノは児童を搾取する行為である。それは、まぁ正しい。もっとも「援助交際」みたいに、一方的な搾取とは言えないものもあるし、「18歳」の根拠もアレだとは思うので、100%肯定する気もないけれど、世界的には搾取行為だということは理解するべきだ。乳が膨らもうとさえしてない娘を買うとか、気持ち悪いを通り越して、頭の中が空になる。二次元や小説のそれも、好きではない。もうちょっと上なら嫌いじゃないんだがw
二次元とか小説とかもよく規制議論の対象になる。規制したい人達に言わせれば、「現実を誘発するから」らしい。
これを肯定する意見も否定する意見もあるが、まぁじゃあ彼等の言い分に乗って肯定したとしよう。だったら、
二次元や小説の殺人
はどうなのか? 戦争はどうか? 他の犯罪はどうか? それらに規制はいらないのか? このような、ほぼ何の議論もなく100%「悪いもの」とされているものには「表現の自由」が認められているわけだ。
児童ポルノの類の規制に表立って反対を言うのは難しい。彼等の論法では、「規制に反対するってことは、自分がやりたいと思っているんでしょ」的なものがよく使われる。じゃあ同じ奴等は殺人やその他の犯罪の表現についてどう言う? 彼等は「それは表現の自由だ」と言うだろう。だったら、彼等にも、
「規制に反対するってことは、
自分がやりたいと思ってるんでしょ」
と言い返してもいいはずだ。
「犯罪」というものが相対的なものであるということは、言うまでもないことなので、そういった議論をする気はない。ただ、同じ犯罪と認められるもので、片方には「表現の自由」が認められ、もう片方には認められない。それはおかしな話ではないかい?
PS.
これを見ると、PSE騒動を思い出す。よく考えると、非常に似た面がある。
もしかして、「児童ポルノの規制」ってことで、源氏物語とかも禁書になるかもね。「Santa Fe」がダメで「源氏物語」が問題ないって理論を構築する方法を、少なくとも私は知らない。