- シー (C)
- ポータブルなアセンブラ。
万能言語。シロートに刃物。
- シーアールティー (CRT)
- しぶとく生き残っている真空管。
- シーエイアイ (CAI)
- CIAじゃありません。
- シーク (seek)
- アラビアの怪人。
- シーケンサー (sequencer)
- シークワーサー、
クーブイリチ、
スクガラス、
ラフテー、
ゴーヤチャンプルー(続く)
- シーディーロム (CD-ROM)
- キャッシュディスペンサーのPCBに挿入
されているPROMのこと。AVものと称して、女子行員の
アニメーションやら声やらを再生する
タイプのものが流行している。違法改造されないように、7色の
護符が貼ってある。
- シーピーエム (CP/M)
- 過去の栄光。また「あの話をする」こと。でも pip は好きだったな。
- シープラスプラス (C++)
- "++"単項演算子は、
変数
C
の値を
インクリメントする。
++C
と書くと、式の値は
インクリメントされた値だが、
C++
では式の値は実行前と同じ値になる。
したがって
c = 1; d = C++; e = ++C;
を実行すると、d
は1
に、
e
は3
になる。このC++
が、つまり
オブジェクト指向言語である。
- シーモス回路 (CMOS circuit)
- 消費電力が少ないので有名なc.mosさんが
設計した回路。
- シェアウェア (shareware)
- 購入に先立って試用でき、しかも価格を安く設定できるように、コピーを奨励し
自由に配布することを(条件付きで)許可しているソフトウェア商品。
- シェル (shell)
- ガソリンなどを販売している会社。貝殻が目印。
- シェルスクリプト (shell script)
- 「レギュラー満タン現金」
- 式 (expression)
- 人生の節目を表現する形式。
おもな式は、結婚式、葬式。無理式は死期を早めるので注意が必要である。
- しきい値 (threshold)
- 会議の敷居の高さ。高い敷居をまたいで発言するとき、
人はしばしばタコるものである。
- 識別子 (identifier)
- 発言のアルファベットがぜんぶ全角で、
しかもダブルスペースで書かれていると
日経MIXの会議では非常に目立つので、
目立ちたい人は心掛けましょう。
- 字句解析 (lexical analysis)
- 「会議室」じゃありません、会議です。
「内臓」じゃありません、内蔵です。
「基盤」じゃありません。基板です。
「さぶ」じゃありません。ざべです。
- 自己増殖 (self reproduction)
- この項目には「この項目には「この項目には「この項目には ....」と
書いてある」と書いてある」と書いてある。
- 自己解凍 (self extraction)
- 海老などが自ら解凍すること。
- 自己訂正 (self correcting)
- 原稿などが自ら訂正すること。
- 辞書 (dictionary)
- 言語の健全な発育を疎碍するもの。ただし本書は
例外である :-)
- ジス (JIS)
- JISフォント16x16は汚いので、
一刻も早く闇に葬ってほしいものです。
- シスオペ (sysop)
- 王様のこと。
- シスク (CISC)
- インテルはまってる。
- システム (system)
- システム君は新入社員ですが、最近会社に行くのがいやになってしまいました。
みんながシステム君のことを悪く言うからです。たとえば
「システムを変えろって、あれほど言ったのに、結局自滅したな」
「システムがいいかげんだから、いつもなあなあで、改善されない」
「システムが悪い」
「いまのシステムは捨てるしかないよ」
「システムがタコだからどうしようもないんだよな〜」
「今からシステムを落とすぞ〜」
かわいそうなシステム君でした。
- シソーラス (thesaurus)
- 似た言葉を釣る装置。次から次に言葉の糸を辿る
シソーラス遊びは楽しい
けれど、もともとの目的は忘れ去られてしまうのであります。
- 実行する (execute)
- ヴィデオを見たり、夢で見たり、計画したり、あれこれ想像して書いて
みたりするのではなく、実際にそれをやってしまうこと。また、
それをやってしまったため、死刑に処せられること。
- 実行可能な (executable)
- それを実行することができる状態にある。
- 実行時環境 (runtime environment)
- それを実行するときに必要とされる周囲の状態。
- 実数 (real number)
- 現実の数字。店先で、店員の電卓で叩かれる価格のこと。
- 実装する (implement)
- 実現する、と訳すこともある。想像や計画や嘘や宣伝ではなく、
本当にそれをやってしまうこと。実行と
実装は違う。実行は実行可能なら誰にでも
できるが、実装には実装技術が
必要である。また、実行は何度も同じことを
繰り返すだけだが、
実装は繰り返すたびに次第に深く沈んでゆき、最後にはもう深すぎて
誰にも見えなくなってしまう。
- 実装技術 (packaging technology)
- 段ボール箱をきちんと折り畳み、均等にお菓子を詰めて中の物が動かない
ようにし、すべての合わせ目をぴったりとガムテープで閉じる技術。しかも
これを手際よく高速に行うことが要求される。プロの実装技術者は複数の
実装を同時に行うことができる。
- ジップ (ZIP)
- 郵便番号を圧縮して一つの
ファイルにする
プログラム。また、そのファイル
。
- 自動化する (automate)
- 人の助けを借りずに自分で動けるようにすること。
- シフト命令 (shift instruction)
- シフトには論理シフト、回転シフト、算術シフトの三種類があり、
それぞれに長嶋シフトと王シフトの2種類がある。
長嶋論理シフトは、格下げの連鎖である。8ビット
レジスタの場合、会長は社長に、
社長は部長に、部長は次長に、次長は課長に、課長は係長に、係長は主任に、
主任はヒラに格下げされ、そしてヒラは蹴落とされて廊下をさまよう。
そして廊下をさまよっていた人物が、突然会長になっている。
王論理シフトは、この逆に格上げが行われる。極めて一般的なシフトであろう。
回転シフトの場合、廊下をさまようことなくヒラが会長になり(長嶋シフト)、
あるいは会長がヒラになる(王シフト)。
算術シフトの場合、会長は保存され、会長の都合によっては
すべての椅子が会長の親戚によって埋められる。
- 時分割処理 (time sharing system)
- 時間を融通しあうシステムのこと。
たとえば来客があり、いつも応対している A さんが忙しいときは、いつも
お茶を挽いている B さんに応対してもらうことができる。
- シミュラ (Simula)
- ノルウェーでNygaardとDahlにより設計
されたというが、実は志村という日系人技術者の設計による。だから、
正しくは「しむら」と発音しなければならない。
ミシュラの戦争機械(Mishra's War Machine, Rare, Artifact Creature)とは
関係ない、と思う。
- シミュレーション (simulation)
- 実行あるいは
実装する
のはあまりにも危険だというので、モデルを
使って実験すること。うまくいったからといって実行
してはいけないのだが、やっぱりやってみたくなるのが人情というもの。
- シムアース (SimEarth)
- 知性ある両棲類などの種族を育てて核戦争をさせる遊び。
- シムアント (SimAnt)
- 蟻塚はあまりにも危険なので実装は禁止されている。
- シムシティー (SimCity)
- ゴジラはあまりにも危険なので頻繁に実行される。
- ジャクソン法 (Jackson structured programming)
- マイケル・ジャクソンが幼い男の子を実行して
いるときに思いついた設計手順。
ある種のプログラムの構造は、
プログラマが飲んだ
ビールの種類をそのまま反映するという理論に基づく。
- 社会科学 (social engineering)
- 社会のアルゴリズムを研究して
大儲けしようと企んでいる学問。
- 周期的バックアップ (periodical backup)
- 周期的にハードディスクを飛ばし、
そのつど、同じバックアップから
復旧作業を行うこと。
- 集合 (set)
- 凶器、狂気、侠気などを持ちよって集まること。また、その集団。
- 従属性 (dependencies)
- 従属する性のこと。
- 周辺機器 (peripheral unit)
- そこらの床に散乱しているハードディスク
ドライブやMOやCD-ROMのベアドライブのこと。
- 16進 (hexadecimal)
- 数を10進の数字に変換することなく
そのまま用いること。
- 主記憶 (main memory)
- 最低限でも、淀川さんの電話番号を収録できるだけの容量は必要である。
ただし保存するまえに電源を切っては
いけない。→記憶装置
- 述語論理 (predicate logic)
- 主語を明示しない論理。たとえば論理
「メシ、風呂、寝る」において、主語は「メシ」や「風呂」ではなく、
ここでは明示されていないが、述語「寝る」の主語と同じ「ワシ」である。
- 首尾一貫性 (coherence)
- 首から尾にかけて身体がひと続きになっていること。例えば
ティラノサウルス・レックスは首尾一貫しているが、
キングギドラは首尾一貫性を欠いている。
- シュミレーション (日本語)
- 趣味で戦争ごっこを実装しているお金持ちが
携行する乾パンとコンペイトウが入った袋。
- 巡回セールスマン問題 (travelling salesman problem)
- 行商セールスに出かけたセールスマンがあちこちで問題を起こすが、
ある朝起きてみると巨大な虫に変身していて問題はすべて解決する、という
カフカの短編小説「変身」に出てくる問題。
- 準拠する (conform)
- 標準規格から都合のいい部分を採用する。
- 順序木 (ordered tree)
- 街道に沿って一列に並べられている同じ高さ・同じ種類の
木のこと。木には街道の基点から終点にかけて
番号が振られているので管理が楽でいいのだが、その中の1本が腐ったり
して代わりの木を探そうとすると、話はやっかいになるから、そうなる前に
樹医を呼ぶのがいい。
- 純正の (genuine)
- 本体のメーカーのロゴが印刷されている箱に入っている。
- ジョイ (Joy, William N.)
- ジョイスティックを
発明したアメリカ人。
- 仕様 (specification)
- 「どうしてこう不幸なんだ」「仕様だから」
- 仕様書 (specifications)
-
「問題とは、望まれた事柄と認識された事柄の間の相違である」
-ドナルド・C・ゴーズ、ジェラルド・M・ワインバーグ
『ライト、ついてますか』
木村泉 訳、共立出版
- 障害 (failure)
- 故障の発生などによって
システムの一部または全体が正しく機能しなくなること。
ただしそういう仕様である場合を除く。
- 状況意味論 (situation semantics)
- 置く場所に困っているので、取りに来てくれる人に限り、
1.5GBのハードディスクを16個まとめて
差し上げます。追伸:私にはよくわからないのですが、ある
「アーカイブサイト」の
フルコピーが入っていたそうです。
ここはソフトの譲渡は禁止されているそうですし、
コピーソフトを差し上げるわけにもいきませんので、知り合いに頼んで全部
消してもらいました。
- 消去法 (elimination method)
- カワサキの大型オートバイに乗って
気にくわない連中をかたっぱしから消去する方法。
- 条件文 (conditional statement)
- 関数が返す値を全部
ret
などという
変数に入れて、それを一度も使ってない
コーディングって、よくみかけますけど、
あれってなんなんでしょうね。デバッグに
使うつもりなのかな。
- 上昇型設計法 (bottom-up design)
- まず靴を買い、靴に合った足を買い、足に合った腰を買い、
腰に合った胸を買い、胸に合った顔を買う、というぐあいに下のほうから
チューンアップしていく方法。
- 状態遷移表 (state transition table)
- 以下に実例を示す。
状態遷移表
| よさそうな CD-ROMがある
| よさそうな フリーソフトがある
| ボーナスが 入った
|
---|
S1 金がないし HDの容量が不足
| あきらめる→ S1
| あきらめる→ S1
| HDを買う→ S2
|
---|
S2 金はないが HDの容量は十分
| あきらめる→ S2
| ダウンロードする→ S1
| 秋葉原へ行く→ S4
|
---|
S3 金はあるが HDの容量が不足
| とりあえず買う→ S1
| HDを買う→ S1
| HDを買う→ S4
|
---|
S4 金はあるし HDの容量も十分
| 当然買う→ S1
| ダウンロードする→ S3
| 秋葉原へ行く→ S4
|
---|
- 常駐 (resident)
- 常にそこにいる。
- 冗長度 (redundancy)
- 情報の確からしさは、その冗長度に反比例する。
- ショートカット (shortcut)
- 下ぶくれの方にはお奨めいたしません。
- 衝突 (conflict)
- 蝙蝠傘と鰊がアイロン台を奪い合うこと。
- 情報 (information)
- あなたの役にたつ話です。
- 情報処理 (information processing)
- 身欠き鰊の場合、生干しは
そのまま利用できますが、乾燥品は米のとぎ汁で戻し、番茶でゆでると
苦みが抜けます。
- 情報理論 (information theory)
- 果物を食べている蝙蝠は旨い。
- 初期化 (initialize)
- 「はい、はかせ。ぼくはHAL-9000です。
これからひなぎくといううたを、ともだちのあるじゃーのんのためにうたいます」
- 書式 (format)
- 始末書などを素早く書くことができるように用意されている用紙。
- 書式つき (formatted)
- 書式があらかじめ用意されている。既知の。
- ジョブ (job)
- いやでもやらなければ金にならないから、しかたなしにやる仕事のこと。
そうでもない仕事のことは、まあ、できがよければ「ハック」と言っても
かまわないのだろう。
- ジョブズ (Jobs, Steven Paul)
- この人の仕事は、やはりハックでしょうか。
- 処理系 (implementation)
- って、実装とどう違うんだろうか。
- シリアル (serial)
- アメリカ人の朝ごはん。
- シリコンバレー (silicon valley)
- チューンアップされた胸の谷間。
- シリンダ (cylinder)
- 巨大なハンバーガーをナイフで切り分けたとき、ある一片(すなわち、
バンズ、レタス、トマト、チーズ、胡麻、ピクルス、ベーコン、マスタード、
ソース、パティなど)を総称して
シリンダと呼ぶ。シリンダの数は、ナイフを入れた回数を
Kとすれば2のK乗に等しい。
- 神経回路網 (neural network)
- ジャンパ線が網のように入り組んで飛んでいる回路基板のこと。
例: 脳
- 信号 (signal)
- 情報を伝えるため、送信側と受信側との間で
あらかじめ定められている規則に従って送る合図のこと。また、その合図により
情報を伝えること。
例:作り笑い
- 人工生命 (artificial life)
- 人間の都合のいいように作られた生命。
- 人工知能 (artificial intelligence)
- 焼きたてビスケットの後に食べてみれば、それが人間か人工知能かは
判断できる。
- 人生 (life)
- 自分に都合のいい生きかた。
- シンタックス (syntax)
- 新しい税制。
- 診断プログラム (diagnostic program)
- 「メンテマンを呼んでください。」
- シンボル (symbol)
- ある情報を表現していることが誰にも容易に
理解できるように簡略化された形式で、その情報を表現するもの。
用例:>゚))))彡
- 信頼性 (reliability)
- 雨の日も風の日も同じ様によく効くブレーキと、雨の日は必ず効きが悪い
ブレーキ。どちらも信頼性の高いブレーキである。
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