WWW サーバに関する FAQ


この文書は、ニュースグループ fj.net.infosystems.www.servers で何度か 繰り返して見た質問やアリガチな質問を、作者の独断と偏見で集めたモノです。 内容に関する訂正、ご意見、未確認の事柄に関する情報、その他ありましたら、

あさだたくや/ (asada@nurs.or.jp)

までお寄せ下さい。

また、関連ニュースグループの FAQ も御覧下さい。


目次


この文書について

WWW 版の fj.net.infosystems.www.servers FAQ は、以下の URL で参照できます。

http://www.nurs.or.jp/FAQ/infosystems/servers.html

また、関連ニュースグループの FAQ も御覧下さい。

(目次)


漢字コードは何を使うべきでしょうか?

現時点では、WWW 上を流れる漢字コードに関するとり決めや合意は、まだ できておらず、(イワユル)JIS, EUC, SJIS の文書が混在しています。 また以前の WWW ブラウザの中には、EUC や SJIS の文書しか表示できない モノもあり、両方を用意しているサイトもあるです。

しかし最近の日本語対応のブラウザは、ほとんどが自動的に漢字コードを 判別する機能を持つようになり、また delegate などの 漢字コード変換機能を持った Proxy サーバも普及してきたため、特に ブラウザに合わせて文書の漢字コードを決める必要は、なくなってきました。

という訳で、メールやネットニュースと同じく ISO-2022-JP(イワユル 7bit JIS)を使うのが、主流になってきつつあるようです。

(専門家の細かいツッコミはガンベンして下さい。)

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ログ集計ツールについて

様々な log 集計ツールが公開されています。とりあえず


WWW FAQ: How can I keep statistics about my web server?

に、主なログ集計ツールの一覧があるです。

また Macintosh 上で動作する MacHTTP 用のログ集計ツールとして、 WebStat というモノもあるそうです。

(Windows 上で動くログ集計ツールなぞ、ご存知でしたら教えて下さい)

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http://host.name/‾user でアクセスする方法

"http://host.name/‾user/" で user のホームディレクトリ下のファイルに アクセスする方法は、サーバの種類によって異なります。

NCSA HTTPd では conf/srm.conf、CERN のサーバでは httpd.conf に

        UserDir public_html
としておけば、‾user/public_html 以下のファイルを、上記の URL でアクセス することができます。

‾user/public_html は chmod +rx しておく必要があるので、注意して下さいです。

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アクセス制御の方法について

アクセス制御の方法は、使っているサーバによってそれぞれ異なっています。 まずはお使いのサーバのマニュアルを探すようにして下さい。

ちなみに NCSA HTTPd の場合は、全体のアクセス制限は conf/access.conf ファイルで <Limit GET> 〜 </Limit> を用いて、ディレクトリ ごとのアクセス制限は .htaccess, .htpasswd, .htgroup などのファイルを 使って設定します。詳しくは http://www.sfc.keio.ac.jp/Manual/Security/ などを御覧下さい。

CERN のサーバの場合は…

(どっかにまとまった記述ないっすか?)

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cgi についての資料

などが参考になるかと思います。また、最近何冊か出版されている HTML や ホームページ作成の入門書にも、ある程度詳しいものがあるので、本屋を 探してみるのもよいでしょう。

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user 権限で実行可能な cgi-bin

http://host.name/‾user/foo.cgi のようにして CGI を実行する方法は、 サーバの種類によって異なります。

NCSA HTTPd では、Server Resource Map か、各ディレクトリの access control file に

        AddType application/x-httpd-cgi .cgi
という行を追加しておけば、何処のディレクトリでも .cgi という拡張子の 付いたファイルを CGI と見なし、実行することが可能です。

CERN のサーバで同じようなコトをするためのツールが、いくつか公開されて います。例えば user-cgi という Wrapper を用いる事によって、各ユーザの ホームディレクトリ下にある ‾/foo/WWW/cgi-bin/hoge という CGI スクリプトを

	http://your.www.host/cgi-bin/user-cgi/‾foo/hoge
のように呼び出すことができます。user-cgi は以下の URL から入手できます。

ftp://ftp.rz.uni-karlsruhe.de/pub/net/www/tools/cgi-src/user.tar.gz

また、同じようなツールとして cgiwrap ( http://www.umr.edu:80/‾cgiwrap/) というモノもあるようです。

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訪問者カウント cgi

「あなたは?人目の訪問者です」といった、カウンタ付のページですが、 このための CGI プログラムはいくつが公開されています。yahoo や infoseek などのサーチエンジンで、access count をキーに検索してみれば、イロイロ 見付かると思うです。

また、このようなツールのひとつである wwwcount1.5 のマニュアル http://www.semcor.com/‾muquit/Count.html から、カウンターのスタイルのコレクションへのリンクが張ってあるそうです。

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Server Side Include について

NCSA HTTPd には

<!--include file-"hoge"-->
<!--#exec cmd="date" -->
のようにして、他のファイルや実行結果を HTML 文書の中に取り込むことが できる、Server Side Include と呼ばれる機能があります。

CERN のサーバにはこのような機能はありませんが、このかわりをする perl スクリプト ssis [ http://www.webtools.org/ssis/] というモノがあります。

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CERN の WWWDaemon_3.0 + WWWLibrary_3.0 が インストールできない

README をよく見ると、httpd の作成には WWWLibrary_2.17 の方を使用する ように書いてあるです。

    NOTE: Please make sure that you get the right versions of the modules.
    This is how they should be combined:

            WWWLibrary_2.17.tar.Z
            WWWDaemon_3.0.tar.Z
            WWWLineMode_2.15.tar.Z
    or
            WWWLibrary_3.0.tar.Z
            WWWLineMode_3.0.tar.Z

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複数のドメインの運用ができるサーバ

WN というサーバは複数の IP アドレスを持つマシン上で、IP アドレス毎に 異なるホームページを持たせることができます。詳しくは http://hopf.math.nwu.edu/docs/multi.htmlを参照して下さい.

また、Apache という NCSA httpd とかなり互換性の高いサーバでも、同様の ことが可能です。詳しくは http://www.apache.org/ を参照して下さい。

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WWW の mirror スクリプト

WWW のミラーを行うスクリプトとして

などがあるです。ただし WWW FAQ How can I mirror part of another server? によれば、
このためのスクリプトが利用できますが、現時点ではミラーしようとするサーバ に対して、あまり親切とは言えません。これらの振舞いは貧弱な WWW ロボットに 似ています。もし離れたサーバに対するアクセス時間を改善しようとするならば、 CERN WWW サーバ の "proxy" のような機能を考えた方が、より効果的で一般的な 解決になるでしょう。
とのコトです。

(目次)