独白


注意事項を読んでいると、一見不条理な制限が多 い。これはなぜだということを、ここを読んで理解して欲しい。最初に書いて おけば、私は感情を持った生身の人間である。また、ここの運営では1円の金に なっていないどころか、いろいろ持ち出しをしているのだ。「使わせてやってる」 と言う気は更々ないが、こちらにも感情があるということは理解して欲しい。

NURSの起源

元々、NURSそのものは、自分が遊ぶためにドメインを取ったものである。これは 我が家に専用線が初めて来た時、何かのドメインが必要だということで取ったの である。当時は他の必要から、現在日本の Linux情報で使っているlinux.or.jpというドメインを取ることは、かなり自 明だったのであるが、いくら何でもLinux情報交換用に取ったドメインを個人的 遊びに使う気はしなかった。そこで「個人的いたずら用」として取ったのが nurs.or.jpである。その頃は「適当に団体らしきものをでっち上げればor.jpが 取れる」というおおらかな時代だった。と言うか、当時は属性として企業(co)、 学校(ac)、JPNIC会員(ad)くらいしかなく、それ以外は全部orだったのである。

とは言え、自分で遊ぶだけではいくら「でっち上げの団体」とは言っても、中身 が何もないのでは面白くない。それに当時はまだ「自由に使えるサーバ」が珍し かったということもあり、適当に友達にアカウントを発行して遊び始めた。それ が実体としてにNURSの始まりである。

昔、私がインターネットを始めた頃、まだ日本にはプロバイダというものがなかっ た。ではどうしたかと言えば、参加団体が相互に接続して、ネットワークを構成 していたものである。その辺の事情は古くからインターネットに関わっている大 御所達の著作を見てもらえばよくわかるだろう。たいていは組織単位にゲートウェ イがあり、それを相互接続していたのである。私の参加していたのは PRUGという団体であったが、当時ははる ばる横浜までダイアルアップして接続していたのである。その当時のなごりから、 jh4tjwgwというホスト名がついているのである。

まぁそんな話はどうでもいい。

そのPRUGに、JH1YNWというマシンがあっ たそうである。これは私がインターネットを始めるずっと前からあり、無線有線 で自由に使えるUNIXのホストだったのである。この自由に使えるという のがミソで、プログラムを書くのも自由だし、何に使っても特に文句を言われる こともなかったらしい。ここから日本のインターネットの初期に使われた、いろ いろな有用なソフトが生まれたのである。

ネットワークにつながったUNIXのホストを持つに至った私は、このJH1YNWと同じ ようなことをしたかったのである。つまり、いろいろ面白いものが発生するので はないかということを期待して、

というルールを作ったのである。また時代は従来のタイプの「物を作る技術」だ けではなく、「物を利用する技術」ということに目が向くようになっていた。だ から「でっち上げの団体」であるNURSは「ネットワーク利用技術研究会」なので ある。物作り偏重の技術の時代は遠からず終わるであろうからだ。

元々が友達集めて始めたことであるが、今まで物作り中心の技術の世界にいた私 であるから、友達もどうしてもそっちの方になってしまう。また、従来の「友達」 の枠に縛られることもないだろうと思い、広く一般の人に参加してもらおうと、 申し込みに妥当性があれば誰にでも無料で発行するということにしたのである。 つまりは「友達の輪の拡大」である。

このようにしてNURSのサービスの原形が出来たのである。ある無料webの紹介に、 「無料サーバの草分け」と書かれているが、そりゃそうだ。まだ無料webというビ ジネスモデルのない時代に、ビジネスと関係なく作ったのだから、古くからあるの は当然である。

一見不条理な制限について

NURSの基本方針は自由である。その自由を守るために、

ということにしているのである。だいたい、1円の金ももらっていない利用者の ために、面倒は引き受けたくない。また、ルールを作ればそれを守らせなくて はならない。しかし、私には本業があり、それを監視する暇もない。暇があっ ても境界線上のことについては、恣意的な判断をせざるをえない。いずれも自 由と程遠いことである。

とは言え、資源は常に有限である。ディスクもネットワークも、また私の手間 も。これらを有効に使うために最低限のルールを作ったのである。これがそも そもの制限の始まりである。

まずはアダルト画像の制限をした。これは法律やら倫理やらとは、全く関係が ない。とにかくトラフィックが大きくなるため、あっという間にネットワーク を食い潰すのである。サーバで許可してしまえば、労せずしておねーちゃん画 像が集められるというメリットがあるのだが、それ以上にネットワークを食い 潰してしまう。だから残念ながら、かなり早い時期にやめさせてもらった。

その時に気がついたのが、無料アダルト画像サイトには、バナー広告が貼りま くられているということである。つまり、バナーは金になるのである。NURSの コンテンツにもそんなものがあることには気がついていたのだが、計算してみ ると結構な額になるらしいことに気がついたのは、もうちょっと後である。そ のことに気がつくと、このバナー広告を貼ってる奴等は、「俺には1円の金を 払わないくせに、自分だけ金儲けしている」のである。またあたりを見回すと このバナー収入だけで運営されているサーバすらある。こちとら上流サイトに 申し訳ないとか思いながらネットワークを使い、月々の電気代にビビりながら サーバを動かしている。あまりに不条理である。そう思ったので、バナーを貼 ることを禁じた。今でもバナーの貼ってあるページはあるが、それはまぁ既得 権である。新規に許可することは、まず絶対にない。

アダルト画像と同じ理由で、 warez や MP3 も禁止している。これらの是非を 論じる気はないのだが、回線を不当に圧迫するのが困るのである。アダルト画 像ならまだ楽しむことも出来なくはないが、 warez は全く何の益にもならな いので、あるだけ邪魔だ。

当初はアングラ情報的なものも許可していた。今も特に禁止してはいない。ア ングラ情報についてとやかく言っても、ある意味しょうがないからだ。それに 何がアングラで何がそうでないかなど判断の基準なぞありはしない。韓国では 共産党は犯罪でありアングラであるが、北朝鮮では国の根幹である。日本の国 内であっても、「事実の暴露」と「誹謗中傷」とは紙一重である。いずれにし ても私の判断するべきものではない。他のプロバイダや web 屋は、いろいろ 恣意的な判断をするようであるが、表だって禁止(それはポリシーだからとや かく言うべきことではない)をしなくても、後からチクり等で勝手に消してい るようである。何を根拠に、何の権限で他人の著作物を勝手に消すのだろうか。 不思議でしょうがない。

ヴォルテールの言葉に、「わたしは、あなたの言うことに一言も賛成できない。 しかし、あなたにはそれを言う権利がある。わたしは、その権利を死を賭して も守るつもりだ。」というのがある。勝手に他人のページをデリったりする管 理者はこの言葉をよく噛み締めるがいい。

しかし、アングラとはちと面倒なものではある。他者の批判を含んでいるもの は当事者から誹謗中傷ではないかと言われるし、着メロのようなものは、著作 権者からクレームが来たりする。はっきり言って、このようなものを一々相手 しているだけ時間の無駄である。文句があったら当事者に言えば良いのに、勝 手に私を当事者として巻き込もうとしている。他の軟弱なサーバ管理者なら、 最悪でも内容証明を送ればビビって消すだろうが、私はそこまで軟弱ではない。 いや、仮に恣意的に削除でもすれば、今度はそのコンテンツの著作者から不法 に削除したと訴えられかねない。だから、どんなクレームが来ようと、相手に しない。別にコンテンツを守る価値があると思っているのではないが、私は守 るべき立場にいるのだ。

ところが、最近のアングラな連中は軟弱なのが少なくない。と言うよりは、ネッ ト厨房達が単なるいたずらをカッコつけるために、アングラなんて一見カッコ いい言葉を使っているというのが多い。「ソフトウェアの違法コピー」と言わ ずに「warez」と言えば格好がつく。単にそんなのが少なくない。

こっちがそうやってネットワークの自由のために守っているのに、本人はそこ までの覚悟がない。そうやっている守っているのに感謝すらない。いつの間に か勝手にいなくなっている。まぁいなくなれば面倒はないのだが、礼の一つく らい言ってもバチは当たるまい。いくらカッコいいことを言っていても、そー ゆー基本的なことが出来ないような奴にアングラなどと言う資格はない。

いいか、アングラってのは「既存の社会ルールでは肯定されない行為」に対し て異を説え「その社会ルールに対抗する行為」なのだ。たとえば戦前の日本の 共産党活動のような、そんなものを言うのだ。「ちょっとルールと外ずれたこ とをしよう」などという軟弱な行為ではない。そーゆー基本的なこともわから んガキがアングラなんちゅう「誇り高い」言葉を使うな。

こっちには、アングラページのために、内容証明がわさわさ来ることもあれば、 右翼からの電話がかかりっぱなしということもあった。それをこっちはビビり もせずにあえて無視している。それがアングラというものを認めた者の責任の 取り方である。前述の「その権利を死を賭しても守るつもりだ」というのは、 まさしくそういったことである。そんな覚悟のない奴は消え失せろ。

また、このような面倒は、私個人なら無視しておけば良いが、周囲の人間まで まきこむようなことはしたくない。周囲の連中も「実害が出なけりゃ無視する」 ということが浸透しているのだが、迷惑には違いはない。こっちがそれだけの 覚悟してやっているのだ。自分の行動に責任を取れ。感謝の気持ちがあるのな ら、俺が2ちゃんねるや yahoo であれこれ言われているのを見たら、叩き潰 すくらいのことはしろ。

そういったわけで、アングラでも面倒の起きそうなものや、作者に根性がなさ そうなもの、感謝しそうにないものは無視することにした。私の好き嫌いで判 断しているのではなく、態度の問題である。アングラは「漢」の世界なのだ。

当初はアカウントを発行したまま、後は完全に放置していた。あれこれ手をか けるとつまらぬ責任やら悩みが発生するからだ。しかし、使われなくなったア カウントを放置すると、ロクなことにならない。また、会員も 1000 をとおに 超えてしまっているので、希望されるユーザ名の重複も起き始めた。そこで1 週間以上連絡のとれない利用者からは、アカウントを取り消すことにした。

うちは金は取っていない。また、 web はもちろん、 CGI は自由に使える。そ のため、「無料 web cgi サービス」として紹介されることが多い。まぁそれ は確かに事実であるが、本来はそればかりではない。元はと言えば、「何かを 生み出す」ことを目的に作ったものだ。無料 web や cgi はそのツールに過ぎ ない。注意で書いている「食堂の割り箸」というのはそういった意味だ。「お 箸は別料金です」と言われたら、暴れたくなるだろ。

だから、それなりの覚悟と技術力を要求する。最近は敷居を下げて、申し込み に不備がなければどんどん発行するようにしているのだが、ページの作り方や ftpの使い方もよくわからないような者がいる。これが少数なら相手にしてい る暇もあるが、増えているのだから参ってしまう。難しいことを言う気はない から、せめて自分のホームページは自分で作れるようになってから来て欲しい。

専業主婦を蹴る理由

うちは、基本的には誰にも門戸を開いている。今のところ禁止事項に該当しな いで、マトモな人間がマトモに申し込めば、アカウントを発行する程度には敷 居を下げた。しかし、唯一差別的に相手にしないのが専業主婦である。

別に専業主婦それ自体が悪いとは思わない。その働きを低く評価しているわけ でもない。しかし、うちではお断わりしている。なぜかと言えば、専業主婦の 申し込みが不愉快であったからである。

専業主婦の申し込み理由のほとんどは、「泣きごと」である。いわく、「収入 がないから無料で」という類である。中には「無料のところは他にあるけど、 そこは広告が入るから嫌」というのまである。これが学生が言うのなら、まぁ 理解もしよう。まだ社会の仕組も理解出来ていないだろうし、小使いを節約し たいだろう。しかし、家計をあずかっている専業主婦が、高々 1000 円やそこ いらのプロバイダ料をケチらなくてはならないだろうか? それが捻出出来な いような家計だったら、インターネットなぞしていないで、封筒でも貼ってい るべきではないか? 一人前の遊びがしたいです、だけどやりくりが出来ませ ん、私はこんなに困っているから助けて下さいでは、何かを根本からはき違え ているとしか思えない。あなたは自分の旦那がセックスをしないからと言って、 よその男にそれを求めるのか? それと全く同じ行為だとは思わないのか?

申し込んだ理由を細かく書いて来る人もいる。それ自体は結構なことだ。あま りに簡単に書かれると、必然性を疑うことになるから、申し込み理由は詳しい ほどいい。ところが、専業主婦のそれは、「泣きごと」であったり、つまりは タダで広告の入らないところを使いたいであったりでしかない。もっと社会の しくみを理解してから来るがいい。

専業主婦の不快なのは、これだけではない。

多くの専業主婦の申し込みが、「ガキ」なのだ。いい歳をした大人が、顔文字 使いまくりの、相手を半分舐めたような、品位のない、軽い文章なのである。 簡単に言えば、「ステレオタイプ的渋谷系コギャル」のような文章なのだ。そ んな文章は、そういった年齢にこそふさわしいのであって、いい歳した大人が やるようなことではない。思うに、年齢不詳にしていれば、現実はおばさんで あっても、女性だということでチヤホヤされるからではないかとしか思えない。 文章だけ見れば、まるで 20 歳くらいの娘のようにしか見えない。そうやって 男にチヤホヤされて夢を見ているのだろうとしか思えない。まぁこの辺は単な る邪推に過ぎなのだろうが、そうとしか思えないような文章なのである。ただ でさえ「コギャル体」な文章はムカツクのであるが、それをいい歳をした大人 が使っているかと思うと、またその人の品性を考えると、二度と来るなと思う。

うちはなぜか女子中高生達の申し込みが多い。どうも申し込みの内容を見るに、 「ここはいいよ」と誘いあってるようである。彼女達にも一言あるが、それは 後に書こう。その「女子中高生達の申し込み」であるが、これは専業主婦ほど 不愉快にはならない。苦労しながらも敬語を使い、ちゃんとした文章で書いて 来ている。相手を半分舐めたような文章でもなければ、やたらに軽くもない。 多くは注意書きもちゃんと読んでいるようで、少なくとも申し込みについては 腹の立つことはない。おそらく現実の彼女達は、いわゆる「いまどきの女子中 高生」なのであろうと思う。普段はうちに申し込んで来る「専業主婦」達が、 不愉快に思うような言動をしているのだろうと思う。だが、ちゃんとしている 部分はちゃんとしているのだ。専業主婦のように、いちいちこっちの神経を逆 撫でするようなことは書いてない。

そういったわけで、専業主婦からの申し込みは読む気がしない。だから申し込 みのメールは出さないで欲しい。気にかけるだけ精神のムダなのだ。余分なこ とを付け加えておくが、ここに書いたような人は「一部の人」ではない。全て の申し込みが、どれかに分類されるのだ。くどいようだが、何があってもどん な理由でも(それが私にとって「正義」に分類されるものであっても)、発行す ることは絶対にありえないので、「ダメ元」のメールも出さないで欲 しい。仮に間違えて発行してしまっても、それがわかった時点で消すつもりで ある。

ここまでくどく書くのは、それでも申し込む人がいるからである。ダメだとこ こまではっきり書いてあっても申し込む。それが専業主婦という生き物なのだ。 それゆえに、「勘弁してくれ」と言っているのだ。

女子中高生達

前述のように、うちには女子中高生の申し込みが多い。申し込み理由の中に 「友達に紹介された」と書いてあるのが多いので、おそらくはそういったこと なのだろうと思う。これは別に悪くはない。

しかし、困るのは紹介のしかたである。どうもいきなり申し込み方法を聞いた だけでメールしているとしか思えない人がいる。紹介する人も申し込む人も、 ちゃんと注意書きを読んでからにして欲しい。

それと、これは女子中高生に限らないが、「自己紹介」と「雑談」はちゃんと 書いておいて欲しい。元々が友達に貸し出すことを目的に始めたものであるし、 こちらは多くの責任を一方的に引き受けているのである。メル友の類を作るこ とを目的にやっていることではないし、申し込んだ人といつまでもメール交換 が出来る程の時間も手間もないので、一々友達になってくれと言う気はないが、 せめて「どんな人に貸しているか」とイメージ出来る程度の情報は欲しい。

私は、申し込みに書かれた自己紹介や雑談には、必ずコメントをつけている。 いくら「アカウントを発行するだけの人」であっても、ここで会ったのは何か の縁だ。それにせっかくいろいろ書いてもらったんだから、それが読まれたの か読まれてないのかわからないようでは、「あたし何のために書いたのよ」と いう気にもなろう。 確かに長々とメール交換する暇も手間もないのだが、そうかと言って必要な会 話を打ち切ろうとは思わない。会話の中に疑問文が含まれている限りは、話を 続けるべきだと思う。こちらは、そちらのいろいろな情報を受け取っているわ けなので、こちらも私的な情報を提供するのは当然だろうと思うわけである。 ところが、こちらのコメントをまるで無視して、「確認しました。ありがとう ございました」だけの返事だと、その前の申し込みがいかにきちんとしていて も、「結局アカウント欲しかっただけなのね」と思えてしまう。実はこれが一 番脱力することであり、むかつくことなのだ。

まぁ結局はそうなのだろうが、アカウントの発行やその返事を書くのは結構な 手間なので、あまりそういったのが続けば、面倒になって発行しなくなるかも 知れないし、うんざりすればサーバそのものを止めてしまうかも知れない。私 はこのサービスを何の報酬も得ないでやっているのであるから、本来は何の義 務も負ってはいない。単にモチベーションだけが支えているのである。疲れて しまえばモチベーションも下がるわけだから、あまり嫌な思いをさせないで欲 しい。

話相手になっている人は「お友達」であり、単にアカウントを発行しただけの 人は「ユーザ」に過ぎない。「お友達」なら多少の便宜をはかったり、無理を 聞いたりもするが、「ユーザ」には表で約束している以上のことはしない。まぁ サポートとかを目的に仲良くしてもらっても、嬉しくはないが。

これもまた女子中高生に限らぬが、こちらが多少忙しい時でも、いろいろ雑談 のメールを送ってくれると嬉しい。ここはモチベーションのみでやっているの だから、声援があると嬉しいものである。何かの成果報告であると、なお嬉し い。

勘違いする奴がいるかも知れないので、書いておくが、私は「女性」の価値は 「やれる」ということしか認めていない。無論、女性である前に人間なのであ るから、当然人間としての価値は認めている。しかし、それは「人間」の価値 であって、「女性」の価値ではない。ネット上の関係というのは、「やれる」 わけではないから、女性であっても人間としての価値しかない。

言ってる意味がわからない? もうちょっとわかりやすく言えば、「下心の持 てない女性とメール交換することそれ自体には価値を見い出していない」とい うことだ。会話をしていて面白い人とメール交換するのは性別関係なく楽しい。 ただ、これらの面白さは「女性である」というよりは「面白い人間である」と いうことから来ているものだ。女性だからという理由それだけで楽しいという ことはない。もっと簡単に言えば、「女子中高生(あるいは女性)からメールも らえて嬉しいでしょ」なことはないので、誤解せぬように。

怪文書によれば、私はかなりヤバめ の人間であるそうだが、それを認めてもそのヤバいことは、そういったことが 現実に可能である時にのみ意味があることだ。現実の存在しな いバーチャルに嬉しいも何もない。

まぁそんなことよりも、とにかく「読んで楽しい話」を書いて来て欲しい。別 に「こんな話が喜ばれるかな」とか思う必要はない。私はたいていの話題は楽 しめる。だらだらと長くなっても構わない。ただ、人物についての話はあまり 得意ではないので、アイドルや「萌えキャラ」の話をされても、ちょっとつい て行けなかったりする。

申し込みで「素材屋をやりたい」という人が非常に多い。はっきり言って食傷 気味である。で、中身はどうかと言えば、ちょっとした壁紙とバナーがあるだ けどいうのが少なくない。「素材屋をやる」と言うからには、それなりの量と 質とやる覚悟をされたい。

同じように「HTML講座をやります」という人も多い。「HTML講座」と言うから には、せめてW3Cの文書を読んで、HTML の意味くらい理解してからやってくれ。IEのバグみたいなものを発見して、 「裏技です」と言って妙ちくりんなタグ使いを教えるのだけはやめてくれ。

ホームページは、あなたと同年代の人だけが見ているわけではない。それなり のレベルの人が見た時に「何じゃこりゃ?」と思われるのは、恥ずかしいとは 思わないか? だからと言って萎縮する必要もないが、同世代だけで固まって いても意味はない。

どこかの掲示板では、ここのクイズの答えを聞いている奴がいたそうだ。私は 誰がそうであるかはわからないが、あんまりこーゆーのが増えるようだったら、 将来、「直接会わないとダメ」とか「一発やらせろ」的な条件が付きかねない。 なぜなら、ここで行っている「メールによる認証」が意味をなさないというこ とになってしまうからだ。後から来る人をそんな目にあわせたくなかったら、 自分の頭で考えてちゃんとしろ。

偏執狂的保身者

時々、申し込みの時に、個人情報の公開について、あれこれ言って来る人がい る。まぁ見も知らない人に自分のプライバシーの一部を公開するのであるから、 警戒するのはしょうがない。いや、むしろ警戒しない方がおかしい。

しかし、問題なのはこの警戒のしかたである。中には「異常」としか思えない くらい公開しない人がいる。たとえば住所や本名を警戒して途中までしか書か ない人とかである。

しかし、その人達は既に私に関する情報は得ているはずである。得てないと言 うのなら、私のホームページを見るがよい。あなた が私に告知するべき内容以上の情報を、ここで見ることが出来るはずだ。これ でも嫌だと言うのなら、あなたは私とは何の関係もない。何のメールも出さな いで欲しい。不快なだけだ。

何度でも言うが、私はこのサーバを提供するのは、義務ではない。私を信頼し てくれない人にまで使って欲しくはない。私を信頼しようとしない人のメール は、それが存在したと思うだけで不愉快だから、黙って立ち去って欲しい。

余分なことを付け加えるが、申し込み時に書かれた個人情報は、今のところ何 にも使っていないし、無断で公開する予定もない。あくまでも無責任な不法行 為をされないための、「担保」に過ぎない。本当は匿名でも良いくらいなので あるが、ネット上の匿名は名前を隠す以上に責任放棄を肯定してしまう。それ を避けたいがために、個人情報の「担保」を取っているのである。とは言え、 仮に警察が来たところで、捜査令状でもない限りは提供はしないので、安心し て欲しい。公開する可能性があるとすれば、

公開するのである。通常の使い方をしている限りは、まずこれに抵触すること はないはずである。

どうしても匿名でないと困る人は、申し込み時にそのことを言って欲しい。私 が匿名にするに足りる理由があるとみなした人は、私が巻き込まれるであろう と考えられる係争の類いの全てに責任を持つという条件の下で、完全匿名にす ることもある。その例が パチンコ問題のページ である。このユーザの申し込みの記録は一切ない。ここは相手方の 弁護士からの内容証明 が送られて来たが、内容があまりに幼稚なので無視しておいた。お前本当に弁 護士か?

匿名が必要な場合は申し込みの時に言って欲しい。ただし、責任放棄をしてい ると思われる行為をされた場合は、無条件に削除するので、そのつもりで。

こんな馬鹿がいるのは 困りものなんだが、このような人が出てしまった現在、遠からず何らかの個人 の存在証明を要求する必要があるようだ。

中学生は子供ではない

女子中高生の申し込みが多いと書いたが、そのメールの中に「ガキだと思うで しょうが」的なことが時々書いてある。まぁ私の年齢とかから見れば、中高生 はガキだと思ってると思っているのだろう。

しかし、私は中学生以上はガキだとは思わない。いや、年齢だけで言えば、そ れくらいの年齢ならガキには分類してやらない。大人として扱い、大人として の責任を取ってもらう。

ちょっとした例を挙げてみると、日本の法律で、「強姦罪」は合意があっても 13歳未満とセックスすれば成立する。つまり、13歳未満はセックスという極め て個人的なことであっても、「合意」という行為が出来ないのである。逆に言 えば、13歳以上なら、合意が無効であるという保護はされないということであ る。つまり、自分の身体について自分で判断しなければならない年齢が13歳な のである。

さらに、民法では養子縁組の時には、満15歳になれば法定代理人なしで、縁組 可能である。つまり、自分の法的位置について、自分で判断することが出来る 最初の年齢が15歳なのである。ひらたく言えば、15歳になれば、自分の親は自 分で選べるということだ。

このようにして、日本の法律はちょうど中学生くらいの年齢から、「大人の判 断」をすることを要求しはじめる。法的な判断に大人であることを要求するの がこの年齢なら、もうボチボチ大人として考えることが出来てもらわないと困 る。最近は少年法の絡みで18歳を境界にすることも少なくないが、私はそれは モラトリアムの一種だと考える。また100歩譲っても、18歳までは「大人では ない」と言っているだけであって、「子供である」と言っているわけではない。 だいたいが、中学生にもなれば、「乳も膨らみ毛も生える」のだ。要するに肉 体としては大人なのだ。だったら、さっさと精神的にも大人にならんとマズい だろ。少年法やら青少年条例なんぞに甘えずに、さっさと大人になれ。少なく とも、大人になる準備くらいしろ。

そういったわけで、中学生以上なら年齢だけではガキ分類にはしない。あとは 大人として「自分の落とし前は自分でつける」ということを、するかどうかで ある。

小学生はダメ

前節で「中高生はガキではない」と言った。これは、そっくりそのまま「小学 生はどうあってもガキ」という理由になる。

「自分の身体のことで合意が出来るのは13歳」と言ったが、このことは、別の 言い方をすれば、たかが自分の身体について、やっと「合意」が出来 るのが13歳であるとも言える。ましてや自分の身体のこと以上の「合意」を要 求する「契約」という行為は、13歳未満では出来ないということである。つま り、このサイトを利用するにあたっての、「契約」も出来ない。だから、小学 生は排除することにした。いくら自分で「私の精神は大人です」とか言われて も、「私の肉体は大人ですからセックスして下さい」と言われた時にやっちゃ いけないのと全く同じ理由で、利用契約は結べない。なぜなら、「合意」が無 効であるからだ。

強姦と同じように「そんなもん親告だから黙ってりゃいーじゃん」という声も あるが、親バレすれば親は合法的にネジ込める。つまり、合意したかのように 見えても、その「契約」の直接の当事者でない者によって、合意が無効になっ てしまうということである。いかに頑張って証拠を揃えようと、合意は無効で ある。

家にはそれぞれ教育方針がある。中学生にもなれば、それに反抗することも許 されるだろう。いや、「論理的に反抗」出来ないようでは、ガキでしかない。 しかし、小学生はそうではないと思う。まずは「親のいいなり」であっても、 従うべきだ。そうして成長しながら、批評をする能力を身につければ良い。

親にしてみれば、子供がホームページを作ることについて、賛成出来ない人も いるだろう。インターネットは好むと好まざるとに関わらず、「大人」を要求 するシステムでもある。大人として情報を取捨選択し、大人として発言し、大 人として理解することを要求される。そういった社会に、自分の子供を放り出 すことに不安を感じない親がいたら、そっちの方が異常だ。ましてや、ホーム ページはどんな情報でも公開出来る。自分のプライバシーだけではない、家族 のプライバシーさえもだ。

「ページカウンタが3桁」は、それ程人気ページではない。ところが、3桁の人 数というのは、「町内」の人口といい勝負だろう。つまり、ネット上の感覚と 現実とは、これくらいの違いがあるのだ。また、そんな小さなページにちょっ と書いてみた発言というのは、町内に宣伝カーを走らせたのと同じということ である。

そういったことを考えると、大人の判断力を持たない子供が、自分のホームペー ジを持つことが、どれくらいの危険をはらんでいるかわかるだろう。となると、 「ちょっと待て」と思う親がいてもおかしくはない。私はむしろそっちの方が 自然だと思う。

となると、最初の話に立ち帰るが、せっかくの「契約」がいつでも親によって 無効にされる危険性がある。あるいは、馬鹿な親なら、何か事件が起きていれ ば、「責任を取れ」と言い出しかねない。保身を中心に考えるなら、むしろ後 者の方が恐い。

そういったわけで、小学生とは契約は出来ない。どうあってもダメである。ど うしても使いたければ、親に申し込んでもらうことだ。もっとも、その「親」 が本当に親であるか調べるブービートラップは用意させてもらうが。

馬鹿どもに告ぐ

うちで申し込み却下されて、逆ギレして騒ぐ馬鹿がいるようである。まーこっ ちは正当な理由で却下しているつもりであるが、人によっては理不尽を感じる 人がいるであろうことは、別におかしくない。こっちだって生身の人間なのだ から、虫の居所のいい時とそうでない時だってある。だから、理不尽を感じる 人がいても、それはしょうがない。

しかし、だ。逆ギレして、あちこちで暴れまくるのはどうしたものか。こっち がわからないとでも思っているのか。面倒だから、一々トレースはしないが、 何も知らないわけではないことを忘れるな。あんまりむかついたら追い込みか けるから覚悟しとけ。

最近、「規約違反のページの報告」と称する「チクり」のメールが来る。私は この手の陰険な行為は大嫌いだ。よって、このようなメールは、その内容如何 に関わらず、 「馬鹿メール」としてメールアドレスを潰さ ないままで公開させて戴く。それ以外のクレームも、私が「言いがかり」と認 めたものは公開させて戴く。気にいらなければ黙って立ち去れ。いらぬお世話 だ。

余談であるが、ここには現在の規則をあてはめると、「規約違反」になってし まうページは沢山ある。それらは、そのアカウントを作るまでの規則では許さ れていたからである。ここの規則はどんどん厳しくなっているが、その規則は 遡っては適用しない。途中で勝手に規則を厳しくして、「あなたのページは規 則違反だから」と言って追い出すような、腐れた業者とは違うのだ。

クイズその2

私が「一番脱力しむかつく」ことは何でしょう?


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