“誰も書かなかったチュウ国(前編-5-)”
[会社生活で...その2]
(耳鼻咽喉科)
前の人の耳や口の中を診た"竹ベラ"をろくに消毒もせず、次の人にも使っている。(瓶の中のアルコ-ルに浸した脱脂綿にちょっと置くだけ。)
(泌尿器科)
男子の一物を医者がムンズと掴み、包茎の一物の皮を無理に剥ぎチェックする。当然本人は悲鳴を上げた。(後日、解った事だがチュウ国の青年は何故か"包茎"が多い。ホントです。)次に睾丸も手にとって二、三度揉んで異常の有無を調べる。
(肛門科)
泌尿器科の医者が兼務していたが、一物と睾丸のチェックが終わったら、次は後ろを向かせ"モゥ-モゥ-"スタイルにさせ、尻を思いっきり開いて"そこ"を調べる。その医者は自分の手も洗わず、次の人を診察。
仮診療室に二、三人ずつ一緒に入るので、上記二科の診察状況を目の前で見た我々日本人は鄭重にお断りして、そそくさと逃げ出した。
当時、我社の総経理(社長)は日本出張中だったので、その事を後で帰ってきてから話したら「ウ-ン、昔の軍隊式だな。50年は遅れてるな
!! 」と言っていた。
ちなみに後日、街の市民病院に行ってみたら、まず医者や看護婦の白衣が案の定、白衣でなく薄汚れたヨレヨレ、設備は貧弱、照明は薄暗く、陰気この上ない所だった。あれじゃ間違いなく院内感染しそうだったから、早々に逃げ帰った。
《結婚、離婚、その他、、、》
会社のスタッフが結婚したので、その時知り得たチュウ国人の結婚について若干書いてみます。カイカク.カイホウから早20年、今やチュウ国のいたる所で、若い男女が自由に恋愛を楽しんでいます。それは大いに結構な事だが、彼らがいざ結婚、となると相当に面倒くさい手続が必要です。まず、互いの戸籍調べ、出身省の出生証明書、もし別の省に在住している場合はその省の在住証明書、犯罪等の前科の有無から健康診断証明書、現勤務先の在籍証明と何故か?上司の勤務評価表、、(その他忘れましたetc.etc.)
とにかく山と書類を完備した後、所轄役所に婚姻届提出。
以上の手続は男女相方とも必要。
へたすると書類を揃えるだけで2,3年かかります。(全て相手が役所だから)
さて、やっと婚姻届提出まで済むと、次なるは当局の審査に数ヶ月。いよいよ審査をパスしてからが面白い。指定された病院に双方出向き、性病など泌尿器科検診、妊娠知識の学習に始まり、ヒトリッ子政策徹底の為の避妊指導、性教育まで、、、至れり尽くせりのメニュ-をこなした後、当該病院の受講証明書をもらって再度、所轄役所に提出、、いつになったら結婚出来るの、、と、まあ、おおよそ以上の様な話。
性教育とは??面白半分スタッフに聞いたら、彼の場合はVTRにより約1時間、男女結合の"いろは"を詳細に見せられたそうです。笑い話みたいですが本当の話。(私の直接の部下だったから、、、)同席受講の彼女は赤面して俯いていたら担当医師から叱られたとか。「ちゃんと観なさい
!!」と。
彼もあとで言っていたが「あんな事は知っている
!!余計なお世話と思う、、」と。
その事でブラジル勤務中での事を思い出した。あそこの女子ワ-カ-が自分が常日頃男遊びをしていながら妊娠のことを知らず、腹が膨れて病気と思って病院に行って初めてそのことを知らされた。、、、、要するに身体は一人前でも無知で男女の生理の事も知らず「神様から授かった
!!」なんて本気でのたまわってた事を。、、、、
12億の人口を抱えるチュウ国、内数十パ-セントと言われている文盲率を考えると当局の懇切丁寧なご指導はごもっとも。
それから、やはり私の部下で別の青年の場合、諸手続も無事に完了した後、社内で歩きにくそうに外股で歩いているので、どうしたのか?と聞くと、恥ずかしそうに小声で曰く、、例の最後の病院での検診で一物が"包茎"だから手術後しか結婚は認めない。と言われて早速手術したとか、、、
いずれにしてもさすがシャカイ主義チュウ国、ジンミン管理が徹底しています。