“誰も書かなかったチュウ国(前編-2-)”
[食] まったくまずい、、、の一言。


日本で食べるチュウカ料理を想像しては大きな間違い。日本のそれはチュウ国大陸の料理とはまったく別の食べ物で、名付けて「チュウカ風日本食」とでも呼びたい。チュウ国大陸の中での本場チュウカ料理はカ北、カ中、カ南とおおざっぱに別けるとまだ北の方が日本人の口に合う。香辛料も日本のチュウカ料理とは違い、初めのうちは食べ辛い。

また大きく別けて暖かい食べ物と冷たい料理(冷凍ではなく室内温度の意)に別けられるが全体的に油が多すぎ、チャ−ハン等皿を傾けると底に油が流れ出てくる。油が多いほど歓迎のしるしとか、限度というものを知らない。牛肉料理は最低、野菜料理はまあまあ、魚料理は私が嫌いなので論外。チュウカ料理は要するに素材の味よりも調味料と調理加工方法で食べさせるのだが何でもかんでもやたら煮過ぎる傾向有り。彼らは生物は食べない。(この点はブラジル人と同じ)

従って極端に云えば野菜、肉、なんでも材料が少々痛んでいても問題としない。また焼き物もあまり食べない。魚、鶏、牛、豚、野菜類なんでも煮る事しか知らない。レストランでオ-ダ-する時はメニュ-の安いものを注文するとまず無難。高いものはゲテモノが多い。ヘビ、カエルなど。ご飯は米の精米がいいかげんなので"白米"でなくうす汚れていて、脱穀クズ、ゴミなど混ざっている。また蒸かしご飯なのでまずい。 さらに彼らは炊く前に米をよく磨がないので臭い。比較的美味いマ−ボ−豆腐をご飯と一緒に食べたくてもそんなご飯なので別々でしか食えない。いや、逆か?臭いメシだからこそぶっ掛け飯にした方が食える場合も有る。一方、麺類は比較的食べ易い。

ラ-メン等日本のそれとは全く違う味だが、麺のル-ツを感じる。ギョ−ザ、シュ-マイ等も日本よりさすが種類も多く食べれる方だが、しかし醤油、酢などが臭くてムカついて最初口に入らなかった。 またレストランは大抵冷えたビ-ルを置いてない。ビ-ルは瓶よりも缶の方が無難。何故ならば瓶の王冠の品質が悪いから気が抜けている。ショウコウ酒を熱燗で注文しても生ぬるい。文句を言っても彼らには通じない。(言葉の問題でなく。) 要するに熱いものは熱く、冷たいものはより冷たく飲食する日本人ほど温度にこだわらない、と言うより温度に鈍感。(欧米人と共通する。)

これは日本でも言える事だが必ずしも高級レストランが美味いとは言えず、同じ物でも大衆店が美味かったりする。しかし大衆食堂の不潔さを観ると日本人は二の足を踏む。半端な不潔さでなく、エッ-と驚く事ばかり。茶碗の汚れ、傷、カケは序の口、割り箸を使わない習慣は資源保護上良いとしても、明らかに何人かが過去使ったと思われる噛みキズ後のある箸がでる。不潔さ加減を書いたらきりがない。
以上、味の悪さ、まずさ、もさる事ながら、もっと我慢できないのはレストランでの彼らのマナ-ときたら、これまた地球上で都市に住んでいる人間の中ではワ-ストNO.1じゃないか??ブラジル.アマゾンのインディオより悪い。テ-ブルの上、自分の足元、ところ構わずペッ、ペッと吐き散らす。手を添えようともしない。(ちなみにマナウスのインディオは入れ物に口を近ずけて吐いていた。)

吐く、と言えば彼らはレストランの中だけでなく、道路でも唾や痰をしょっちゅう吐き散らす。「ゲェ-」と咽を鳴らした直後「ペッ-」とくるので街中「ゲェ-、ペッ-」「ゲェ-、ペッ-」の大合唱。決してオ-バ-な話ではない。タクシ-の運ちゃんも走りながら窓からそれをやるので、下手をすると後部座席に座っているこちらにその滴が飛んでくる。 マナ-の悪さでもう一言。今チュウ国は携帯電話が流行、ステ-タスシンボルになっていて、レストランの中でも、その他いたるところで他人の迷惑なんかそっちのけ、大声でしゃべる。ある日我々がレストランで食事中に隣の席のチュウ国人があまりに大声でしかも長時間電話していたので我々仲間の一人がたまりかねて注意したところ、「日本には携帯電話は無いのか??」と、逆にバカにされる始末。開いた口が塞がらなかった。

"食はコウ州に有り"...なんて言ったりしてコウ州だけでなくチュウ国各地の有名料理が日本でもよく旅行ガイドに載ってるが結局調理方法にバラエティが無く、同じ食材を調理方法で変える日本食的センス無し、この材料ならこの調理、と同じパタ-ンの一本調子。なかには美味い料理もあるが、ほとんど全ての料理が上記につきる。

結論、、、私の味の好みで言うと日本食を100点とすると、日本のチュウカ料理80点、ブラジル食70点、大陸チュウ国のチュウカ料理が平均30点。別の評価方法、一週間に何回喫食出来るか?で言うと、、日本人だから日本食は当然毎日可。日本のチュウカ料理3日、ブラジル食2日、大陸注国のチュウカ料理0日(月に3回が限度)。

それから日本人で、、「チュウカ料理ってこんなに美味しいのに何故キライな人が居るんかしら??」、、ってヤカラがいるが「そんなに美味しかったら毎日でも食ってみなッ!」、って云いたい。結局、特に旅行者などはたまに食べるから、もの珍しさもあって美味く感じるだけであって上記の理由で日本食みたいに変化はないし、毎日食えるシロモノではない。お互いテメェ−の生まれた国の食事が一番美味しいのッ!!

"光頭老"の一言、、、どうしようもない、言葉なし、!!

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