[2007年12月2日(日)] 岐阜/白草山(しらくさやま)

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コ−ス=06:04(名鉄)新安城 発-(金山乗換)-07:09新鵜沼 着-
-07:15新鵜沼 発-(車)-09:30黒谷林道入口-10:05登山口-
-11:45白草山頂 着-12:30山頂 発-13:55登山口(林道出口)-
-14:20林道入口 着-(車)-15:00付知温泉 着-(車)-
-18:04(名鉄)新鵜沼 発-(犬山、金山乗換)-19:16新安城 着

《時刻で発着表示のないものは到着時刻です》

参考資料=Yさん提供の地図 ≪全体図≫ ≪ル−ト図≫

愛知の山登り、今度は何処に行こうか? と考えていた11月30日(金)夜、思いがけず岐阜県の知人からのメ−ルで『12月2日(日)に岐阜の山をご案内したいが如何ですか?』、との嬉しいお便り! この方は以前、私が香港で山登りをしていた頃、HPがきっかけで知り合い、香港の山にご案内したことがある 岐阜県のYさん。突然のお誘いだったがこんなチャンスは滅多に無い、とばかり即快諾の返信、その後TELにて詳細打ち合わせ。“犬山”の先、“新鵜沼”(しんうぬま)と云う初めての駅に朝7時頃までに行かないといけない。ネットで時刻表を調べたら1時間強はかかる。

そこで今2日、カミさんは朝4時から起きて身支度。こんなに早朝起きるのは初めて! 06:04の電車に乗って予定どうり7時過ぎに新鵜沼に着いたら、駅前にYさんご夫妻が待っててくれた。早速Yさんの車で約2時間強の旅、国道41号線をひた走り。行き先は飛騨高山の手前、温泉で有名な“下呂”(げろ)。飛騨木曽川の美しい渓谷沿いの国道を快適ドライブ! 車中で今日の目的の山は“下呂”の近くの“白草山”(しらくさやま)標高1641m、と聞かされる。国道を外れていよいよいよ山間部に入り徐々に上り坂、そして“黒谷林道”の入口で下車。ここに車を駐車して先ずは林道の歩きから始まった。緩やかな林道、右側の風景を楽しみながら約35分で林道の終わり、且つ“白草山”の登山口に到着、ここからが本格的な登山道!

小さな沢沿いの道、小岩だらけの歩き難い急坂登りが続き、1時間程も登った頃、ル−トは雪の跡。そしてやっと稜線に登り着いた。しばらく稜線上の歩きから、なだらかな草原スロ−プの“白草山”肩付近に到着。ここで有名な“御嶽山”(おんたけさん)を望むが残念ながら頂上は雲の中! 間もなく“白草山”到着、歩き出して2時間15分だった。昼食中に小雪が降り出し、急激に気温が下がってきた。下山ル−トはまた同じ道を辿って登山口〜林道入口まで戻る、降りも1時間50分かかった。実質歩行距離は約7q弱!

林道入口に駐車していたYさんの車で次は待望の温泉だ! 国道257号を南へ中津川方面へ向かう途中の“付知(つけち)峡おんぽいの湯”! 温泉で汗を流し、疲れを癒し、ゆったりした気分になって再び車で“新鵜沼”駅まで送って頂いた。駅でYさんご夫妻に別れを告げ、18:04発の電車で帰路についた。初めての岐阜の山は大変楽しい、また美しい日本の山を堪能できました。  

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↓国道41号線を走る行きがけの車中、2006年2月に“飛騨高山”に行った時に見た飛騨木曽川の美しい渓谷が現れ、思わず途中で駐車して頂く。【写真No.01】、【02】 そこはちょうど何年か前に右手の崖が崩れてバス2台を直撃! 多くの死者を出した、とかで鎮魂碑が立っている場所【03】。それからまた長い車の旅、、、いつしか国道を外れ山間部の緩やかな登り斜面を車は快適に走る、、、出発して2時間強、09:30やっとスタ−ト地点の“黒谷林道”入口に到着。Yさんの話だと既に高度は1000m近くとか? ピリッ、とした山の冷気に思わずブルルッ! 丁寧な案内図の横で出発前の記念写真一発【05】。さ−出発! ここから緩やか上りの林道ジャリ道の歩き、、、右手の光景【07】 

↓左手は崖、右手下は峡谷、その間の林道歩き【08】、、、右手に広がる美しい山並み、、、そして谷間には大きな奇岩も【10】、、、ジャリと落ち葉の道を行く【11】、、、35分ほど歩いたらちょっとした広っぱと小川に掛かる小橋【12】。ここが林道の終わりで、ここからが本当の登山道となる【13】。今まではウォ−ミングアップだったのだ! 既に身体も暖まり小汗もかいていた。さぁ〜登るぞ、と張り切って小橋を渡る、、、左手の沢沿いに石ころだらけの山道登り【14】

↓しばらく急坂登りが続き、、、最初に出てきた標識【15】では頂上まで2.5km。ル−ト正面の景色【16】、“白草山”はどうやらあのピ−クの右側になるらしい? 左手後方の風景【17】、、、ジグザグル−トの石ころ坂道が終わったか? と思ったらまたもや小岩ゴロゴロの急登が続く【19】、、、ずい分高度が上がってきた、先ほどのピ−クがハッキリ近づいて【20】。後方遥か彼方の山並み【21】

↓やっと石ころ道も終わり連続登りでチョット疲れてきた、と思ってたら先ほどからまだ500mしか歩いてなかった!【22】 枯れた沢に掛かる竹橋を渡り【23】、、、まだまだ続く登り坂、、、オッ、ここで初めて見た雪の跡【24】、周囲の笹の葉に掛かる雪【25】、、、さらに登って、、、ここで栄養補給の小休止【26】。どうやら尾根に近づいたようだ【27】。左手の絶景!【28】どこまでも続く雄大な山並み、手前は何処か知らぬが麓の里。 

↓先頭のYさんは元気だッ! 時折後ろを心配して振り返ってくれる【29】。緩やか登りの稜線尾根歩き【30】、、、先ほど下から見上げたピ−クはもう目前【32】、、、この辺りまで登ったらル−トに残る雪も多くなってきたな〜【33】、、、時々左手に顔をだす光景を眺めながら、、、ついに頂上まで残り1km【35】

↓今度は右手前方に広がる緑草の光景【36】、あの右端が目指す“白草山”の頂上だッ、とYさん。緑の草に覆われた山だから“?草山”、そう云えば香港でも同じく“草山”に登った事を思い出す。そのまましばらく行くと三つに重なった大きな奇岩【37】、これが文字通り“三ッ岩【38】、、、さらに稜線上の歩きが続く、、、ここで三叉路【40】、これより左に行くと“箱岩山”、先ほど下から見えたピ−クがそうらしい! さぁ〜後700m、、、オッ、忽然と広がった前面光景!【41】、あれが名立たる♪木曾のなぁ〜、木曾の“おんたけさん”は何んじゃらほい♪、の“御嶽山”標高3,067m、残念ながら頂上は雲の中!(涙)。御岳を左に見ながら肩から頂上目指して右へ迂回【42】 

↓緑の草原、緩やか登り道【43】を行く。今度は右手に先ほど【28】と同じ光景を見ながら、、、さぁ〜もう少し【45】、、、そして遂に標高1641m“白草山”頂上到着【46】、登山口から1時間40分! 時刻は11:45、早速4人で記念写真【47】、ちょうど後ろは“御嶽山”だけど? 周りには数組のハイカ−達も。早速昼食の準備に余念が無いYさん【48】、バーナー、コッフェルで野菜、ソ−セ−ジ入りの本格ス−プ作り! あれだけ汗をかいて登って来たのに5分もしたら寒くなってきた。温度計は4度、雪もチラホラ、急に気温も下がってきたようだ。寒い中、暖かいス−プは大変有り難い!【49】、お代わりまでしてしまったのだッ!

↓雪もチラつき本当に寒くなったので12:30下山開始! つい先ほどより更に雲が垂れ込めてきた正面の“御嶽山”【50】、元来た山麓スロ−プの歩き【51】から尾根道の下り、、、やっぱり午前中より天気が怪しくなってきたようだ!【53】、、、登って来る時は気付かなかった木の根っこオブジェ【55】、、、これが尾根から見た最後の風景【56】 

↓登りは苦しかったが下りはスイスイ、【57】、【58】、、、しかしこの岩ゴロゴロ道はやっぱり歩き難い【60】、カミさんは膝を庇って用心しながらユックリと、、、だがこのル−トは登りも下りも長い階段が無いだけ助かる! やっと最初の小さな沢の近くまで下って来た【61】、、、そして登山口入り口に辿り着く【63】。頂上から1時間25分!

↓登山口まで下って全員ホッ! 後はノンビリ林道下り、【64】、【65】、、、、、そして戻り着きました最初の“黒谷林道”入り口、駐車地点【66】。この後、運転するYさんには悪いが暖かい車内でウトウトしながら連れて行って頂いた先が、中津川方面へ向かう途中の“付知(つけち)峡おんぽいの湯”!【67】。元来、風呂とか温泉とか、あまり興味はない方だけど、それでもやっぱり山登りの後の温泉は格別! 丁度良い湯加減の中で思いっきり手足を伸ばして浸っていると、足腰の疲れが一度に取れるような爽快感! 湯上りに今日の登山のル−ト復習【68】。お陰さまで良い山登りと温泉にも浸かり、楽しい一日でした! 

日本百名山の一つ、古くからの信仰の山、木曾節でも唄われる、あのあまりにも有名な“御嶽山”、残念ながら今日はその全容を見せてくれなかったが、Yさんの奥さんが『せっかく美しい“御嶽山”を見て欲しかったのに!』、と我々の為に残念がってくれたのが嬉しかった! 山は逃げないので、またいずれ見れるだろう? いや見るだけでなくあの雄姿を見たら登ってみたいな〜とも思ったけど、、、しかし、♪木曾の御嶽山は、夏でも寒い♪ と唄われるぐらいの雪山だから夏にしか登れないな〜!
(犬山城に行った時、微かに見えた御嶽山)

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