[2003年9月7日] 草山
(Grassy Hill)

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コ−ス=MTR筌湾-(兆和街.MiniBus)-城門水塘-鉛礦凹-草山-周回コ−ス-
-鉛礦凹-元暾下-(MiniBus)-茘枝山-(Taxi)-KCR大埔嘘

参考資料=「新界中部 郊區地図2000年第四版」
     「香港街道地方指南2001年版」

≪全般概要≫
今日は一年半振りの“草山 (Grassy Hill)”標高647m。新界中部“城門郊野公園 (Shing Mun Country Park)にある山で、“大帽山(Tai Mo Shan)”や“針山(Needle Hill)”に近く、香港のほぼ中央に位置する山だ。今日の天候はあいにく前日来の雨模様だが、気温29度湿度95%。朝、空を見上げると比較的明るくて大丈夫のようだ? 集まった仲間は6名。地下鉄の“筌湾 (Tsuen Wan)”駅近くの“兆和街”からミニバスで“城門水塘 (Shing Mun Reservoir)”の入口まで。そこから“パイナップルダム自然教育徑(3)”と呼ばれる城門水塘脇の道を歩く。途中から舗装路に変わるが、これが延々と“鉛礦凹(Lead Mine Pass)”の峠まで続く林道のダラダラ上り坂。

鉛礦凹はご存知MHT-7-からMHT-8-への中継地点、且つWST-7-の中間点でもある。今日も若干のハイカ−達が休憩していた。我々はここから草山を目指す。管理事務所脇の舗装路を登ると直ぐに左折。いよいよ草山への長〜い階段登りのスタ−ト、MHT-7-の逆行だッ! それほど急傾斜ではなく段差もそれほど高くないが、やはり階段登りは辛い。40分程でやっと頂上647mに到達! 途端に心配していた雨が降ってきた。さらに強風も! しかし雲の流れが速く雨もすぐに止んだが、楽しみにしていた風景がパッとしない。早々に下山開始。下山コ−スもMHT-7-を逆行する舗装道路を下る。このコ−スは初めて歩くが、針山へ至る途中までMHTを逆行して途中からまた鉛礦凹へUタ-ンする周回コ−ス。

元の鉛礦凹へ着いて今度はWST-7-を“元暾下(Yuen Tun Ha)”を経由して目的地の“茘枝山(Lai Chi Shan)”までの下りコ−ス。途中若干の小雨があったが、幸い大雨にならず! しかし濡れた山道、石ころだらけの下りコ−スは滑り易かった。元暾下まで降りて舗装路に変わった所で、幸いにもミニバスが来た。茘枝山までの舗装路歩きは止めてミニバスに飛び乗る。全歩行距離はそれでも9.5qほどだった。茘枝山ではいつものお馴染みタイレストランで打ち上げの乾杯!!
(MHT-7-,-8-:Maclehose Trail(麥理浩徑) Stage-7-,-8-)
(WST-7-:Wilson Trail(衛奕信徑)Stage-7-)

↓出発点の城門水塘入口、ここの下までミニバスが来る。これよりパイナップルダム自然教育徑(3)と呼ばれる城門水塘の西側をダム湖に沿って歩く。階段を登ると舗装路。右手の下り坂からユ−カリ林の道を散策。雨上がり、樹木の緑が映えて美しい! 先日来の台風や最近の雨でダムの水は満杯、岸辺の木も根っこが水没していた。

↓この道は毎回歩く度に思うが、舗装していなければもっと快適なはず。周囲に鬱蒼と茂る樹木に囲まれて歩く、夏向き絶好の散策道なのに! 鉛礦凹の手前の東屋まで来た時小雨がパラついた。こりゃ−やばいかな? 幸い雨は直ぐに止んだ! この辺りから上り傾斜となり間もなく鉛礦凹に到着。一時間強もかかった。

↓鉛礦凹でしばしの休憩。幸い雨は降らないようだ! ここは100qトレ−ルで有名なMHTのStage-7-から大帽山へ至るStage-8-への中継地点で、さらにWST-7-の中間点でもある。右上の管理事務所脇の舗装坂を登ると写真の様な標識。標識どおり草山方面へ向かうと頂上まで舗装路の登山ル−ト。しかしMHTはここから左折してカ−ブを登った所から頂上へのショ−トカットル−トとなる。林の中の階段がそうだッ! いよいよ階段登りの始まり! ここの階段は段差は高くないが、それでも苦しい! 

↓高度が増してふと振り返ると、先ほど歩いた城門水塘と遠景は筌湾の街並み、尖がり峰は針山、そして雲の中の大帽山。苦しい長〜い階段が続く。やっと最後の階段を登り切ったら前方に見えた草山の頂上三角点! さぁ〜、あと一踏ん張りだッ! 

↓“草山”文字通り緑の草原を登る一行! 肩の上、標識点まで来たら舗装路に合流。その先の丘が647mの頂上だ。今日は曇天で折角の360度の景観もパッとしないが、左から大埔方面、針山と筌湾、雲の中の馬鞍山、そして遠く八仙嶺と船湾方面。 

↓“火炭(Fo Tan)”方面もガスの中! ここで又もや雨と強風! 幸い雨は直ぐに上がったが三角点で記念写真を撮ったら早々に下山開始。今度は先ほどの舗装路を下る。雄大な山並みを走るMHT-7-の逆行コ−ス! 左手の低い雲が垂れ込めた馬鞍山方面を眺めながらゆるやかな下り坂が続く。三叉路から右折して再度、鉛礦凹方面へUタ−ン。左折は引き続きMHT-7-の逆行コ−スで針山方面に向う舗装路。

↓この道はちょうど草山を遠く迂回するようにUタ−ンして鉛礦凹へ戻る道。標高400m程の山の中腹を曲りくねったコ−スは続く。そして元来た鉛礦凹に到着。後はWST-7-コ−スを元暾下までの下り道が続く。このコ−スは過去何回も歩いているが、今日は雨上がりの石段、石ころだらけの悪路が特に滑りやすくて危険だ! 大埔嘘の高層ビルと九龍坑山を正面に望みながら下って行く、、、後ろには先ほど登った草山。

↓岩の間に隠れる大ムカデ! 間もなく元暾下だ、茘枝山へ通じる舗装路が見えてきた。階段を下って車道に降り立つ。ちょうどタイミングよくミニバスが来た。茘枝山まで車道を歩く予定だったが、こうもグッドタイミングでミニバスが来るとやっぱり乗りたくなるのが人情、躊躇せずに飛び乗った! いつものタイレストランで打ち上げだ! 
しかし今日の料理はいつもより旨くないな〜? コックが変わったのかな〜?

↓、、とか何とか云いながら、ビ−ルの後はワイン! そしてまたビ−ル! カレ−は旨かったな〜! ホドホドに呑んで喰ってタクシ−でKCR大埔嘘まで帰りました。 

今日は前週8月31日の“東龍洲”行きと入れ替わってたら?と思うような曇天、小雨混じりの天気。しかし夏場の楽な山登りと云えば、今日のような曇り空の方が直射日光がないだけに楽ではある。景色を気にしなくて良いコ−スの時は特にそれが云える。だがコ−ス予定を立てるのは三、四日前、一方お天気の方は当日にならないと分からないし、なかなか巧くいかないもんだッ! 下記は前回の“草山”レポ−トです。
⇒[2002年4月5日]草山(Grassy Hill)〜狗肚山(kau To Shan)

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