第137回 [2006年12月9日(土)]
【中央沿線/むすび山(463m)〜高川山(976m)】
−Photo & Report by H.Tanuma−

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コ−ス=JR中央線「大月」駅[8:45/8:55]〜むすび山[9:25]〜P1(530m付近)
[10:10/10:20]〜P2(770m付近)[11:15/11:25]〜高川山[12:10/13:15]〜
〜JR中央線「初狩」駅[14:24]〜中央線「大月」駅・「よしの湯」
[14:29/15:47]〜(各駅停車)〜JR中央線「立川」駅・「弁慶」・
「しぇ・もと」[16:50/?]

天気予報よりも早く朝から雨だったので、高尾駅で合流後に車内で隊長と協議し予定 を変更、手頃でエスケープルートも豊富な山にしてみました。朝の天候が不確かな場 合には、地図も色々取りそろえておくことが肝要と心得ます。目指すはほぼ3年ぶり の高川山 →前回はこちらです。ただし、登頂ルートはまだトレースしていない「むすび山」から続く西尾根にしました。一日中雨だったのは、大菩薩峠から丹波へ下った2005年10月9日以来→こちらをご覧下さい、実に14ヶ月ぶりです。この時期、低気圧が太平洋岸を掠めるときには東京でも雪が降るものですが、気温が多少高かったせいで雪ではなく、冷たい雨となりました。参加者は風邪が 治って元気なタマちゃん、未だ風邪が完治していない凸凹ブラザース2号(伊藤さん) と、先週タマちゃんに風邪をうつされたと呟く鵜飼隊長を加え4名、そぼ降る雨の中 を思い思いに合羽か傘をさして大月駅を出発しました。

大月市中央病院の前で甲州街道から左に分け入ると、いつもの大月市の道標が目に入 ります。命ずるままに進むと民家の庭先から山道。最初の目当ての「むすび山」は、 甲州街道から標高差で100m足らずしか無いので、ほんのひと息で到達します。こ こは戦前、旧陸軍の防空監視所があったとのことで、なにやらでかくて浅い井戸のよ うな石積みの穴があります。そしてここからは一応尾根道になります。高川山までは それこそ「ズッキンバッコン」のコースながら、その前半は標高はせいぜい600m で、子供のサッカーに興じる声や犬の鳴き声やら下界の生活の音が直に伝わってき て、まさに裏山を辿る感じです。天神峠を過ぎる辺りからは全体として登りに転じ、 滑りやすい坂を木の根を頼りにずり上がる。雨だとやはり、だんだん気が滅入ってき ます。田野倉へ下る道を分けたあたりから多少岩っぽくなり、下界の音も遠ざかって きて山登りらしくなってきます。

さらにピークを3つ4つクリアすると漸く山頂。ザックを降ろしお湯を沸かそうとし ていると、さっそくというかやっぱり名物(?)の犬が現れました。この犬、どう やって暮らしているのだろうと思う程、いつも山頂にいます(こちらも一日中山頂に いるわけではないので、犬がどう暮らしているのかは勿論不明)。首輪をしているの で、野良犬ではないと思いますが、登山者の昼食をあてにしているのは明らかです。 20年程前に来たときもいました(勿論、別の犬でしょうが)。やがて20人程の大 パーティが到着。犬はえさを求めて行ったり来たり。心優しい伊藤さんが与えたソー セージも肉団子(を3つ)もぺろりと食べました(きっとカロリー過多だろうな)。

ここからは初狩に下りることにします。大パーティが先行していたので滑りやすい女 坂の手前で大渋滞。我々は男坂を下り、あっという間に林道に降り立ちました。下り が短いのは、特に雨の日には大歓迎です。あとはてくてく下ればいつのまにか初狩の 駅は目の前。駅舎に入ると改札口の駅員に急かされホームへダッシュし、丁度やって きた上り電車にぴったりセーフ。合羽を付けたまま「よしの湯」に直行、未だ更衣場 には照明も付いていない状態で一番風呂に入り、冷え切った身体を温めました。湯が 熱くて手足の指先の毛細血管がバクハツする感じがします。雨が本降りとなった大月 駅に戻り、充分時間が早いので立川へ移動、ここで用事のある伊藤さんと別れ、3人 でいつものようにネオン街へ繰り出しました。今日もちょっと飲み過ぎたかな。

本日の実働時間:4時間4分
本日の累積登高差:813m
本日の踏破距離:8.4km

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写真左から【01】大月駅前で。今日はやっぱり雨でした。
【02】「かずちゃん」の前で。だいぶ来ていないな。
【03】橋の上から見るリバーサイド。ほんとに凄いところに家が建っているもんだ。
【04】大月中央病院の後ろが「むすび山」です。
【05】ここにもちゃんと大月市の道標がありました。さすが。
【06】ここが「むすび山」の山頂。背景は大月市街。
【07】この先、この可愛い道標がいっぱいあります。で、ここがP3地点。


【08】今日は雨具なしには歩けません。
【09】尾根の途中から見る田野倉の街。
【10】小さなピークをいくつも越えていきます。
【11】このピークには「峯山」という名前が付いていました。
【12】可愛い道標が鈴なりです。
【13】雨はシトシトと降っています。だんだん気分がへこみます。
【14】ピークはまだまだ越えなくてはなりません。


【15】高川山山頂に到着。どーんと富士山が見えるはず。想像してみて下さい。
【16】山頂からの下山ルートはよりどりみどり。で、最短を目指しました。
【17】山頂で一応記念撮影。もちろん、視界ゼロです。残念!
【18】ここが女坂と男坂が分かれるところです。
【19】林道に出ました。あとは淡々と進むのみ。
【20】大月駅の跨線橋から望む、手前むすび山、奥がガスがかかった高川山。
【21】立川の居酒屋にて。やっぱり今日は熱燗になりました。

【22】それでもって湯豆腐も頂きました。伊藤さん、ごめん!

≪いつも素晴らしい紺碧の空なのに今回は珍しく雨! たしか初めてでは?=光頭老≫

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