[2006年4月9日] 釣魚翁郊遊徑(釣魚翁〜田下山)
(High Junk Peak Country Trail)
≪Tiu Yue Yung〜Tin Ha Shan≫

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コ−ス=MTR.鑽石山-(Bus91清水灣)-五塊田-上洋山-下洋山-釣魚翁-
-蝦山篤-田下山-大廟アウ-布袋澳-(MiniBus)-MTR坑口

参考資料=「西貢及清水灣 郊區地図1998年第六版」
 「香港街道地方指南2001年版」

≪全般概要≫
今日は仲間のリクエストに応えて1年5ヶ月ぶりになる“清水灣郊野公園”(Clear Water Bay Country Park) の“釣魚翁郊遊徑”(High Junk Peak Country Trail) を歩く。今日の天気も相変わらずドンヨリとした曇り空、気温22−25度、湿度96%。集合場所のMTR“鑽石山”(Diamond Hill)駅に集まった仲間は久しぶりの香港人女性仲間を加えて総勢14名。“釣魚翁郊遊徑”の中にはメインの“釣魚翁”(Tiu Yue Yung、英名:High Junk Peak)“ハイジャンクピ−ク”344mと郊遊徑の最後に“田下山”(Tin Ha Shan) 273mと云う二つの山が有る。“鑽石山”駅構内のバスタミ−ナルからダブルデッカ−に乗り“清水灣道”(Clear Water Bay Rd.) の“五塊田”(Ng Fai Tin) で下車、道路脇の東屋、標識点から先ずは階段登りのスタ−ト。

階段を登って丘の上まで出る。そこから前面の最初のピ−ク“上洋山”(Sheung Yeung Shan) 260mを目指す。その後は小さなコブを越えて尾根伝いの道を行く。今日は天気が悪いわりにはハイカ−が多い。“下洋山”(Ha Yeung Shan) を過ぎたら道は二手に別れる分岐点。右側はそのまま郊遊徑へ、左側は危険表示があるが尾根伝いに“廟仔[土敦]”(Miu Tsai Tun) からこのコ−ス上の主峰“釣魚翁”ハイジャンクピ−クへ至るル−ト。草に覆われた道を登って行くと前方に目指すハイジャンクピ−クが迫る? 筈だが濃いガスで何も見えず! そのまま登って最初手前の標高300m程の無名ピ−ク。そこから一旦下り、いよいよ目前のハイジャンクピ−クを目指す。急傾斜の登り道が一直線に頂上まで伸びている。石ころと岩と砂の登りにくい道を全員懸命にアタック!

そして頂上344mに到着。狭い頂上は香港人ハイカ−が三角点を占領、我々はその横で小さくなって小休止。名立たる“清水灣”の景観も今日は全くパ−! 下山は急峻な下り坂、運悪く小学生?の団体と下山が重なって渋滞に巻き込まれて思うようには下れない。モタモタしながらやっと麓の標識点まで下りて後は山中腹の平坦道がしばらく続く。左手にエメラルドグリ−ンの美しい“清水灣”を見下ろしたかったが、ここもガスで何も見えず! 尾根歩きから下り階段になってバス道路の“大拗門路”(Tai Au Mun Rd.) に近い“蝦山篤”(Ha Shan Tuk) の標識点着。

今度はここから“田下山”273mを目指しての階段登り。長〜い石段を登って肩まで辿り着いて小休止。本来の“釣魚翁郊遊徑”は“田下山”の頂上は通過しない、その麓を走っている。ここで元気な仲間8名だけで濃霧の中の“田下山”へ。残った6名は麓でユックリ休憩を取る。15分ほどで8名は戻り、あとは郊遊徑をそのまま南に進んで尾根道が終わり、散在する大岩の間の石段を下って最後はゴルフ場に通じるゲ−ト前の“大廟[土幼]”(Tai Miu Au) に下山。そして車道をしばらく行き、静かな漁村の“布袋澳” (Po Toi O) に到着して今日の歩きをFinish! 約7q程の歩きでした。

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↓“清水灣道”のバス停“五塊田”【写真No.01】、今日は沢山のハイカ−達もいて先が思いやられる? この東屋横の階段で出発前の記念写真【02】。後ろの階段を登ると道は二手に別れるが左側の“大廟”に向かう【03】、ここから6.5q、2時間半の表示。木立の中の階段と坂道を登って行くと道の右手に無線設備がある丘の上【06】、コ−スは平道となり田園風景の中をそのまま直進する、、、

↓二番目の標識【08】、この後コ−ス中の各所で出てくる標識の“孟公屋”(Mang Kung Uk)とは“五塊田”近くの村落の地名。バス停の“五塊田”って表示してくれれば解り易いのに! とか考えながら“大廟”の方に向かうといよいよ“上洋山”への登り口【09】、ここの標識にある右側の“越野単車徑”とはマウンテンバイク専用コ−スの事。ガレ道を登って行く、、、外人さんも子供を背負って山登り【10】、偉いな〜! 日本人だったら有り得ない!、、、直ぐに“上洋山” 260m頂上に着いて小休止【11】。周囲はガスで何も見えず! この後はしばらく小さなアップダウンの山道が続く、、、

↓間もなく“下洋山”への登り坂【15】、左手が郊遊徑”だが右手に登る【16】、、、これを越えたらますます濃くなるガスの中、、、やがて“ハイジャンクピ−ク”を迂回する右側の郊遊徑と危険表示板と柵がある左側のコ−スとの分岐点【18】、数人の香港人ハイカ−達がここで躊躇しているような? 我々は躊躇なく柵を越えて左側へ【19】。この辺り“廟仔[土敦]”と呼ばれる地点、、、草を掻き分けながら登って行く【20、21】

↓間もなく標高300mの無名ピ−クに登り着く【22】。ここも天気さえ良ければ目前に“ハイジャンクピ−ク”の威容が見れるのだが! そして南東側に“清水灣”、西側には“将軍澳”(Tseung Kwan O)方面も展望できる筈だが(涙)! 小休止の後、ル−トは一旦下り坂【24】、そしていよいよアタック開始【25】。沢山のハイカ−が登っている、、、所々岩とガレ道の急坂を登る【26、27】、、、そして頂上344mに到着! 狭い頂上は香港人の小学生か? チビッ子ハイカ−達が三角点に陣取っていて我々は隅の方で小休止!、、、彼等が去った後三角点で記念写真【28】

↓頂上からの展望は視界ほぼゼロ! 何も見えず! 初めて登った人には残念! 間もなく南側から下山開始【29】、、、直下の急峻な岩場から荒れたガレ道を下って、、、ここで先ほどのチビッ子ハイカ−に追いついて渋滞に巻き込まれた【32】、急坂下りに付き添いの大人達の方がヘッピリ腰! やがて麓の標識点へ【35】。ここも大勢の人だかり、、、先の分岐点【18】から直進して来た所がここの標識点。

↓これより南側に向かって山中腹から尾根伝いの快適ル−トが続く【37】、、、右手には“将軍澳”手前の開発地【38】、、、間もなく“清水灣”に向かって小さなアップダウンを繰り返しながら尾根道歩きが続く、、、

↓この辺りから終点まで2q半【43】、、、山裾の曲りくねった道を行く、、、やがて“清水灣”が左真下に見える位置、本来ならエメラルドグリ−ンが綺麗な文字通り“清水灣”、しかし今日は“Un Clear Water Bay”?【47】 下りに差し掛かる手前で小休止!

↓そして出発!、、、左下手に“清水灣”をイメ−ジしながら階段を下り始める【51、52】、、、階段を下り切ったら“大拗門路”に近い“蝦山篤”の標識点【55】。ここから更に前進! 階段を登り始めたらいつもとは違って1機だけのラジコン飛行機が飛んでいた。左前方下に見える道路が“大拗門路”【56】

↓“田下山”への長〜い階段登りが続く【57】、、、途中、葉の真ん中にトゲがある珍しい葉っぱ!【58】! 姉歯でなく棘葉?(^_^)! 階段登りはホントきつい!、、、そしてやっと階段も終わって“肩”に到着【60】。小休止の後、この勇姿8名【61】だけで右手の“田下山”へ、、、、ガスの中に消え行く8名【62】、、、残った者はユックリ休憩、、、15分程で8名は降りて来た。

↓全員揃って元の郊遊徑を行く【64、65】、、、しばらく尾根道を行くと下り階段【66】、その階段途中、眼下に見える海は“大廟灣”(Tai Miu Wan)、、、コ−ス脇には大岩が散在している、、、下って、、、下って、、、

↓あの小さな桟橋【71】から“西灣河”(Sai Wan Ho) へのフェリ−が出てるようだが? やっと階段も終り、標識【74】から左に行くと“釣魚翁郊遊徑”の終点“大廟[土幼]”に到着【75】。右手のゲ−ト【76】はゴルフ場に通じる道、我々は車道を左手に進み“布袋澳村路”へ右折【77】

↓そのまま車道を下って行く【78】、、、左手には美しく静かな“布袋灣”【79】、ここから天気さえ良ければ養殖筏の向こうに今日登って来た“香港版マッタ−ホルン”の雄姿が見えるのだが! 車道の最後、奥の細道を行くと小さな漁村“布袋澳村”に到着して今日の歩きをFinish!


続編⇒【ハイキングの後は?】もご覧下さい。

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“清水灣郊野公園”にはもう一つ“龍蝦湾郊遊徑”(Lung Ha Wan Coutry Trail) と云う半島を横断するコ−スがあり、こちらは独立峰の“大嶺恫”(Tai Leng Tung) 291m を中心とした簡単コ−ス。ハイキング・コ−スとしての面白みは今日のこの“釣魚翁郊遊徑”の方が変化も有って楽しい!

Photo by B.Eiji (仲間のフォトアルバムもご覧下さい!)

過去の関連レポ−ト
(この時は天気も良くて素晴らしい景観を楽しみました!)
⇒ [2004年11月7日] 釣魚翁郊遊徑(釣魚翁〜田下山)

『ゆっくりのんびりマイペ−ス!各自自己責任で自由参加のハイキング!』
『“光頭老のハイキング”が好きな人はいつでも参加下さい!』
『ハイキング後の打上げ食事会に参加、不参加は自由です!』 
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