[2006年3月12日] 北大刀屶〜大刀屶
(Pak Tai To Yan〜Tai To Yan)

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コ−ス=九龍塘-(KCR)-粉嶺-箕勒仔-北大刀屶-大刀屶-林錦公路-
-Bus(64K)-KCR.大埔墟

参考資料=「新界西北部郊區地図2000年第三版」
      「新界中部郊區地図2000年第四版」
    「香港街道地方指南2001年版」

≪全般概要≫
本当は先週5日に登る予定だったが出発点で雨になり、中止となった“北大刀屶”(Pak Tai To Yan)と“大刀屶”(Tai To Yan)。 今日こそ約二年ぶりの登山行だ! この山は“新界”(New Territories) 西北部と中部に跨る山で“林村郊野公園”(Lam Tsuen Country Park) にある二つの連なるピ−ク、“北大刀屶”が480m、“大刀屶”が566m。これの縦走コ−スはアップダウンも多く、ちょっと厳しい歩き! 朝のTV天気予報では今日も曇り、MAX気温24度、湿度96%。高湿度で暑そうだッ! 集合場所のMTR“九龍塘”(Kowloon Tong) 駅に集まった仲間は、一年以上久しぶりに参加してくれた香港人女性を含めて計11名。

出発点はKCR“粉嶺”(Fan Ling)駅近くの公園、いきなり急坂の舗装路と階段が続く。“箕勒仔”(Kei Lak Tsai)と呼ばれる256mの峠に着いた時点で既に汗ビッショリ! そこからは舗装路の下りと林道の平道がしばらく続き、いよいよ“北大刀屶”への登山口。長〜い階段を喘ぎながら凡そ900段! 何回も小休止しながらやっと“北大刀屶”の頂上へ。それから一旦下って更に尾根まで上がり、その後は小さなアップダウンを経て尾根伝いの道を行くといよいよ主峰の“大刀屶”への再登坂! 必死の思いで566mの主峰まで登りきる! そこからまた尾根伝いの下りコ−スだが、途中に切り立った崖の上、1mにも満たない細い道幅の恐怖のナイフエッジ尾根歩きが待っていた。

今日のクライマックス! ♂は○○○○が縮み上がるッ! と大げさに云われる“ナイフエッジ”の歩きだが、きょうの天気は幸か不幸か濃いガスの中、高度感を感じる事もなく全員難なくスイスイと通り抜けた。その後今度は急勾配の石段下り、谷下まで下ったらまたもや最後のコブ山までの階段登り! 数回のアップダウンで皆の顔にも若干疲労の色。そして最後、“林錦公路”(Lam Kam Rd.)のバス通りまで長〜い長〜い下り階段! 約10Km弱の距離、5時間ほどの歩きだったが予想どうりかなり疲れました。最後はバスでKCR“大埔墟”(Tai Po Market)駅へ、構内の中華レストランで本日最後の飲茶に間に合った!

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↓KCR“粉嶺”駅、二階改札口を出て右側の陸橋を渡り、バス道路の地下道を抜けると“百和路”(Pak Wo Road)。その傍の公園角にある“蝴蝶山徑”(Wu Tip Shan Path)の標識【写真No.01】、ここで出発前の記念写真【02】。そしていきなりウォ-ミングアップ無しのアスファルトの急坂を登らなければならない。途中の二股を右側へ【04】、休憩東屋二つを通り過ぎると今度は長〜い階段が待っていた【05】、、、全員汗ダクになって登る、、、

↓やっとこさ登り着いた所が“箕勒仔”と呼ばれる256mの峠の広場、ここで小休止!【08】 広場から右へ行くと直ぐに“箕勒仔”の三角点【10】。左下には“和合石墳場”(Wo Hop Shek Cemetery)【11】、墓が山の上まで伸びている。墓参りする人はあんな上まで大変だッ! 舗装小道を進むと木立の庭園風な所、満開のツツジをバックにハイ、ポ−ズ!

↓ツツジの庭を抜けると急な階段下り【15】、、、かなり下って更に舗装小道は続く、、、右手ガスの中に浮かんできた山は“KAI公嶺”(Kai Kung Leng)【17】。谷間を抜ける木立の間、新芽が映える林の中の曲りくねった舗装路が続く。間もなく舗装路が終わって土道へ、、、そこに“白牛石経大刀刃”の標識【20】。このちょっと先の小広場、ここからが本格的な“北大刀屶”への登り階段だッ!【21】

↓段差の高い階段を登り始める【23】、、、ヒィ−ヒィ−ハ−ハ−(汗)、、、途中“踊り場”の様な小広場で小休止、さらに階段登りは続く、、、心臓破りの900階段、チョット休まにゃ−息が続かない! 喘ぎながら一段、また一段と登る、、、何回も立ち止まってやっと“北大刀屶”頂上真近の麓、標識点に到着【26】。そして大休止!【27】、、、休んだ後ここから更にちょっと登ると、、、

↓三叉路と標識【29】、“北大刀屶”頂上は右手だが、先ずは左手の“観景台”(展望台)へ、、、東屋と展望案内板【32】。しかし今日の濃い曇天では遠景はサッパリ! ここから見た右手の“北大刀屶”頂上【33】、すぐ目の前だがご覧のとうり濃いガス。そして着きました“北大刀屶”頂上480m!、二年前はこんな標識はなかったぞ〜!【34】。三角点を囲んで記念写真一発!

↓頂上傍の大岩には大勢のハイカ−! 今日は途中でかなりのハイカ−達と遭遇。この大岩の右側を行くと“KAI公嶺”の登山口“打石湖”(Ta Shek Wu) 方面へ下るル−ト。我々は岩の左側のジグザグ階段を下って一旦谷部まで【37】、、、そして再度の階段登りと二度のアップダウンが続く、、、やがて次の峠の尾根道へ至る【41】、この峠はすでに高度500m以上、左手遥か前方にはガスに霞む“大埔”(Tai Po)の街並み【42】

↓前方に主峰の“大刀屶”がガスの中にボッ−と浮かび上がってきた。野を越え、谷を越え、高原のアップダウンは続く。まだまだ遠い主峰【46】! 高原を吹き抜ける涼風が心地よい!

↓この辺りまで来て主峰の頂上が見えてきた【50】。左手下には“林村谷”(Lam Tsuen Valley) の村落【51】。やがて最後の急坂登りル−トに差し掛かった所で小休止【52】、そしていよいよアタック開始【53】、、、階段途中でふと振り返ると今まで歩いて来たル−ト!【54】、、、頂上までもう一息、そして、、、遂に立ちましたッ“大刀屶”566m頂上!【55】、全員元気に記念写真一発。

↓ここにも前回までなかった新しい標識【57】、本来なら北西側に“KAI公嶺”、そして東南側には“大帽山”が見えるはずだが、今日の曇天では濃いガスで全て遠景はパ−! 間もなくガスの中を出発、今度はなだらかな高原歩き、、、前方に異様に尖った嶺!【60】、その右側遠方は“八郷”(Pat Heing) 方面の街並み【61】。一旦下って尖がり嶺を目指す、、、尖がり嶺の頂きは岩の細道だった【63】

↓これより恐怖のナイフエッジの始まり!【64】。左手に鎖の手すりがついた幅1m弱の尾根道がしばらく続く。左右は切り立った断崖絶壁だが幸か不幸かこの濃いガスで高度感を味わえず!従って♂の○○○○も縮まず?、、、ナイフ尾根を過ぎたら今度は急勾配の石段下りだ【69】! 一旦谷下まで急坂を下ると本日最後の登り、コブ山越えが待っている。

↓谷部から最後の階段登り【71】、、、高度400mの地点、上から振り返って見たら先ほどの急坂下りル−ト【72】、結構高いんだ〜! 間もなく全員このコブの上に到着して小休止【73】、、、さぁ〜後は下りのみ、もう登りはないぞ〜! ガスの中の遠景を見ながら階段下り、、、そして林の中の長〜い下り階段と続く【77】

↓一気に400mを下るのだからキツイ! 途中ニヶ所ほど有った標識のいずれも“白牛石”(Pak Ngau Shek)方面に向かって下って行く、、、最後の標識【80】に着いたら長かった下り階段もやっと終わり! そこから右側へ進んだら直ぐに“林村郊野公園”の案内標示板【82】、この前がバス道路の“林錦公路”、“嘉道理農場”(Kadoorie Farm)前だ【83】、時は春、花満開! 傍のバス停で今日の歩きをFinish! バス64Kに乗り一路KCR“大埔墟”まで。

↓KCR“大埔墟”駅傍のショッピング・モ−ル内の中華店に飛び込む。午後3時半を過ぎていたが本日最後の飲茶に間に合ったようだ! 待望のビ−ルで先ずはカンパ〜イ! 

二年ぶりの“北大刀屶”〜“大刀屶”縦走コ−スはやっぱり歩き応えがあってきつかったッ! しかし前回もそうだったが、ここは何故か天候に恵まれない? 一度ぐらい快晴の日にあのナイフエッジ尾根を歩いてみたいね〜!
【注】“北大刀屶“、大刀屶”の“屶”の字は正確には刀の横に付点あり、しかし地図では山遍に刃? いったいどちらが本当? 山冠か山遍か?? 

過去の関連レポ−ト
⇒ [2004年2月22日] 北大刀YAN〜大刀YAN

『ゆっくりのんびりマイペ−ス!各自自己責任で自由参加のハイキング!』
『“光頭老のハイキング”が好きな人は いつでも参加下さい!』
『ハイキング後の打上げ食事会に参加、不参加は自由です!』 
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