第114回 [2006年3月5日] 【九竜山】
−Photo & Report by H.Tanuma−
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コ−ス=JR青梅線「奥多摩」駅[9:14/9:20]〜慈眼寺[9:45]〜
〜P1[10:25/10:35]〜九竜山(954m)[11:20]〜P2[11:35/11:45]〜
〜鞘口山(1,142m)[12:40/12:55]〜大ダワ避難小屋跡[13:15/14:00]〜
〜玉翠荘[15:35/16:10]〜JR青梅線「奥多摩」駅[16:15/16:24]
決してこの頃雨が降っていない訳ではないですが、今日もやっぱり快晴。もう飽きました。(うそ!)今回は奥多摩は「九竜山」(またの名を「九重山」)を登ってきました。何か中国(香港)にありそうな山の名前ですよね。国土地理院の2万5千分の1にも、昭文社の地図にも表記がないため一般には馴染みのない山ですが、御前山に程近い鞘口山の北側に派生する尾根上にあり、登ってみるとなかなか歯応えがあり良い山です。
当初この九竜山を越え、鞘口山、大ダワ、鋸山、高岩山(天地山)を経て奥多摩駅へ戻る巡回コースを計画しましたが、標高1,000m以上の北向き斜面には思わぬ積雪があり、アイゼンを持参していない人もおりましたので、あっさり計画を変更し大ダワから林道を北へ下りることとしました。いつものホリデー快速おくたま号はひところに較べると登山者の姿も増え、春の到来を思わせます。終点の奥多摩駅から青梅街道をテクテクと西へ進み、奥多摩病院の脇から左に折れると、目指す尾根が真正面に見えます。慈眼寺の左から石段を登り仕事道を右に斜上すれば、容易に尾根の突端にたどり着くことが出来ます。 ここからはほぼ尾根の稜線を忠実に辿れば九竜山を経て鞘口山まで導いてくれるはず。道標の類は一切ありませんが、適当な間隔で赤テープが木の枝についており、踏み跡も思った以上にしっかりしているので、迷いそうなところは皆無。尾根の取り付きあたりは伐採後に苗木が植えられたばかりで奥多摩の街が良く見えます。しばらく登ると傾斜はきつくなり、この状態が九竜山直下まで続きます。時折吹き抜ける風はこれまでのような無表情の冷風ではなく、爽やかささえ感じられます。高度をどんどん稼ぐと六つ石山や鷹ノ巣山が迫力をもって姿を現してきます。漸く傾斜が緩み、着いた九竜山山頂は植林帯の中で眺望ゼロ、記録写真だけ撮って先を急ぎます。 いったん下り、少々登り直したところが江戸小屋山のはずですが、特定できぬまま通過。もう大岳山〜御前山縦走路も近いのですが、ここからまた急登が始まります。それに加えて、いつのまにか1〜2cmほどの積雪もあり、滑らぬよう慎重に高度を上げていきます。ベンチが見えたら鞘口山。およそ積雪は2cm。結局ここまで誰にも遭遇せず。下りはアイゼンを出してそのまま大ダワ避難小屋跡へ。もう無くなっているのは分かっていましたが、きれいに跡形もなく土台だけが当時の面影⇒ (参照)を残しています。 遅い昼食後は前述通りポクポクと林道を下るだけ。駅を通り過ぎてもえぎの湯を目指そうとしましたが、ふと見ると「玉翠荘 入浴750円」の看板。魅入られたようにそのまま玄関を潜ってしまいました。(前回の反省全くなし!!) 殆ど登り尽くした奥多摩でも、支尾根を探せば結構未知のルートがあります。まだまだ楽しめそうです。 本日の実働時間:5時間00分 本日の累積登高差:1,258m 本日の踏破距離:13.7km |
写真左から【01】今回は我が家に近いJR三郷駅から。江戸川鉄橋に朝日が昇るシーン。
【02】西国分寺駅で乗り換え。 【03】青梅駅で列車交換のため待ち合わせ。 【04】奥多摩駅に到着。こういう風情のある駅舎は少ないですね。 【05】氷川大橋を渡る。 【06】行く手に見えるは目指す九竜山です。 【07】大ダワへ向かう林道との分岐。帰りはここに戻りました。 |
【08】ここから青梅街道とはお別れ。
【09】慈眼寺。これからあの先の尾根に上がります。 【10】慈眼寺の上に出るとなかなか眺めが良いです。 【11】尾根の先端にでました。いよいよこれから。 【12】仕事道は左に巻いてしまいますが、我々は真っ直ぐ進みます。 【13】尾根に上がると奥多摩の街が見えてきます。 【14】六ツ石山方面の稜線には雪があるようです。 |
【15】途中横切る林道の法面に掛かっている梯子を登ります。
【16】ここは急勾配。ひたすら登るのみ。 【17】途中で一休み。今日も良い陽気です。 【18】今度は植林帯の急登。 【19】六ツ石山の全貌が見えてきました。なかなかの迫力です。 【20】こんなにシゴかれるはずでは・・・ 【21】今度は唐松林のなかをひたすら登ります。 |
【22】九竜山到着。申し訳程度に「九重山」との表記があります。
【23】九竜山にて。雪が出てきました。 【24】いったん下ります。 【25】本格的に雪が残ってます。 【26】この足跡は狐でしょうか狸でしょうか?誰か教えて 【27】鋸山が見えてきました。 【28】鞘口山はもうすぐ |
【29】鞘口山到着。
【30】鞘口山の標識に上に誰かが小さな雪だるまを載せていました。 【31】こちらは薄井さん制作の雪だるま。 【32】ストックで快調に下る大塚さん。 【33】アイゼンで快調に下る薄井さん。 【34】大ダワ避難小屋跡地に到着。 【35】大ダワ避難小屋跡地で記念撮影。 |
【36】2年前の在りしの小屋はこうでした。いっぺん泊まってみたかったなあ。
【37】あとは林道を黙々と下ります。 【38】左手前が九竜山。なかなか格好いいよね。遠くは六ツ石山。 【39】目の前の稜線を登った訳です。 【40】遠くに見えるのは本仁田山でしょうか。 【41】青梅街道に戻りました。二人の頭に去来するのは湯か酒か・・・。 【42】湯上がりの二人が駅に向かうところ。 |
【43】帰りの車内。当然、しっかり飲んでます。このあとは何処へ行こうか・・・ |
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