[2005年5月1日] 担柴山 (Tam Chai Shan)
≪英名:Mt.Hallowes≫

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コ−ス=MTR.彩虹-(Taxi)-西貢-(Taxi)-海下-牛過路-担柴山-
-南山洞-白沙澳-海下路-(Taxi)-西貢-(MiniBus)-MTR.坑口

参考資料=「西貢及清水灣 郊區地図1998年第六版」
  「香港街道地方指南2001年版」

≪全般概要≫
今日は一年半ぶりに“担柴山”(Tam Chai Shan)≪英名:Mt.Hallowes≫標高372mに登る。この山は“西貢西郊野公園”(Sai Kung West Country Park)”内、西貢の最北端“海下灣”(Hoi Ha Wan)”の近くにある山塊の一つ! 天気は気温30度、湿度90%で今日もまた曇り空! 集合場所のMTR“彩虹”(Choi Hung) に集まった仲間は新人男性1名を含み計12名。久しぶりに小学生の男の子とそのご家族も参加。本来なら“彩虹”から“西貢”まではミニバスで行く筈だったが、バス停に行くと連休のせいか? 大勢のバス待ち客、これじゃかなりの時間待たされる! ミニバスを諦めて時間節約の為にタクシ−に分乗して“西貢”まで。さらに緑色タクシ−に乗り換えて“海下”まで。

既に何回も来た“担柴山”だが、又もや入口を見つけるのにモタつく。標識はなし、全くここの登山口いつ来てもわかり難い! 海岸に近い沢を超えてキャンプ場まで来たら登山口を思い出した。ヤブ道の右手に登山口を見つけていよいよスタ−ト、溝状に抉れた赤土悪路のヤブ漕ぎ急坂を登る。峠に辿り着くと間もなく“牛過路”(Ngau Kwo Lo) と呼ばれる丘陵地帯、しばらくなだらかな丘陵の歩き、一旦谷部に下って再度丘陵まで上がった所からコ−スは二手に別れる。前回ここを直進して“担柴山”ピ−ク麓をトラバ−ス迂回して西側から登ったが、今日はここら左折して直接ピ−クを目指す。以前よりもル−トもしっかりしている。マイナ−な山だったが、ハイカ−も徐々に増えているのだろう! 今日も香港人グル−プが下山していた。

岩だらけの最初のピ−クを越すと後は比較的なだらかな稜線歩きを経て最後に頂上到着。曇り空ながら比較的ガスは少なくて、素晴らしい景観が広がる頂上! 下山コ−スは前回のとうり南側の荒れたガレ道を下山。高度が下がるに連れここもヤブ、潅木が生い茂っている。やっと“南山洞”(Nam Shan Tung) の舗装小道に降り立つ。後は林道の舗装平道を歩いて“白沙澳”(Pak Sha O) の村落を抜け、最後は“海下路”(Hoi Ha Rd.) の車道に到着、約7q強の歩き。ここ“海下路”は以前はミニバスもタクシ−も殆ど通らなかったが、今日はハイカ−やら行楽客の姿も大勢! ちょっと待っただけでタクシ−やミニバスに乗ることが出来た。そこで“西貢まで、最後の〆はいつもの海鮮屋!
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↓【写真No.01】の手前が“海下路”の行き止まり地点。ここでタクシ−を下車、案内板の前で記念写真一発! 傍の道を下ってすぐ、民家の横から左手の林の中に入り込む。正面は直ぐ海、しかし林の中はこんなジャングル状態【03】、ジャングルを抜けたら湿地帯の岩の上を歩く【04】。この先が小さなキャンプ場(BBQサイト) になっていてその右手から沢を越える【05】。要するに車の行き止まり地点から海に通じる小川、沢を越えないと登山口には辿り着かない。目標は小さなキャンプ場なのだッ! 沢を越えたら山道を左手に進む、直ぐに右手のヤブの中に目印の布切れ【06】から登り出す。ここが地図上点線ル−ト。 

↓雑草が生い茂ったル−トは赤土の溝状に抉れた登り難い急坂だ。それを登り切ったらヤブは少なくなって鬱蒼たる樹木の中【08】、途中一息入れないと一気には苦しいッ!【09】、、、一休みしたら傾斜が緩くなった潅木の中の歩き、、、そしてちょっとした広っぱに到着してまたもや小休止【11】、今日は物凄い蒸暑さだッ! この辺りが“牛過路”と呼ばれる箇所。どうりでやたら牛の落し物が多いッ! この後、平道から沢地を経て【13】 山の斜面を横に登り坂が続く。

↓間もなく“牛過路”の峠の上の三叉路に到着、海抜200m 程の丘陵地帯【15】。前回はここを直進したが今日は左折して直接ピ−クを目指す、先ずは手前に見える最初の岩山へ。途中振り向くと“海下灣”や“大灘海峡”(Tai Tan Hoi Hap) と遥か彼方の島は“塔門洲”(Tap Mun Chau)【17】。さらに西側に目を転ずれば“赤門海峡”(Chek Mun Hoi Hap) を隔てて“船灣”(Prover Cove)”の峰々【18】。最初の岩山の手前で一休み、、、再びそしてピ−クを目指す、、、高度が増して真下に見えて来た出発点の“海下”【21】

↓北側の“赤門海峡”と“海下灣”、“大灘海峡”が交差する海域【22】。そして東南方向にはガスに霞む“シャ−プ・ピ−ク”も【23】。最初の岩山ピ−クでまたもや小休止、、、この後は稜線に向かってなだらかな登りが続く、、、この辺り、大きな岩がゴロゴロ【27】、、、その間を縫って登り坂が続く。

↓やっと“担柴山”頂上目前、先発隊長は早くも頂上岩の上【29】、、、そして間もなく全員頂上372mの三角点にタッチして記念写真!【30】  見渡す限り素晴らしい絶景が広がる。惜しむらくは今日の曇天! 西側真下の湾の先は“白角仔”(Pak Kok Chai)の岬【31】、“赤門海峡”を隔てた向こうはつい最近、先々週歩いたばかりの“船灣淡水湖”(Plover Cove Reservoir)の峰々【32、33】。小休止の後下山開始、南側に向かってガレ道を下り出す、正面の山は“石屋山”(Shek Uk Shan)【34】。

↓延々と続くガレ道下り、、、この辺り【36】からル−トは左右に別れるが、我々は前方谷の西側を迂回するコ−スを下る。一旦稜線上まで下って林を抜けると今度は潅木の間の細道を行く【39】、、、振り返って見たら彼方の“担柴山”と今まで下って来たル−ト【40】、、、一旦峠を越えて【41】、、、最後のヤブ道下り【42】、ブッシュ潅木を掻き分けながら下って行くと、、、

↓突然舗装された小道に降り立った【43】。ここは“南山洞”、この道を右手西側に行くと“深涌”(Sham Chung)方面に至るが我々は左手“白沙澳”を目指す。曲りくねった林道の舗装小道は延々と続く、、、途中小休止を挟みながら、、、間もなく“白沙澳”の村落【49】。

↓古ぼけた数軒の家、西洋人の姿がチラホラ、彼等の週末別荘か? いつ来ても綺麗に手入れされた庭と咲き乱れる花々!【50】、、、その庭先を通り抜け、、、しばらく行くとやがて大きな舗装道路に出た、この先が出発した“海下”だ【53】! 以前はこの道路を右側、“北潭路”(Pak Tam Rd.) 方面に向かってテクテク歩きをしたが、今日はミニバスやタクシ−も比較的よく通っている。しばらく待って順次分乗! いざ“西貢”まで直行。海岸縁の一番奥にあるいつもの海鮮屋に飛び込む、今日は何やらお祭りらしい? 獅子舞やら何やら、、ドラなどお囃子がウルサイッ!

↓この海鮮屋は前回まではアテンドも良かったが、今日は何故かスタッフの愛嬌も悪いし、何と云ってもサンミゲル大瓶HK$25、と高い! 値切ってもナシのつぶて! 止む無く諦めて、、、カンパ〜イ! 今日は大変蒸暑かった中でのハイキング、高かったけどビ−ルの美味いことッ! これだから止められない!

一年半ぶりだった“担柴山”、今日は頂上から下って来た香港人ハイカ−と初めて出会った。過去何回も登ったが一度も他のハイカ−と出会った事はなかったが? さらに“海下路”、以前はタクシ−はおろか、ミニバスも滅多に通らないので、やむなく舗装道路を歩いていたが今日はミニバス、タクシ−も大勢の客を乗せて頻繁に行き来していたのにはビックリ! それにしても行き止まり終点の“海下”から“担柴山”登山口へ至る標識が全く無いのには困る。初めての人はこのレポ−トを見ても先ず登山口まで辿り着くのが困難だろうな〜! 
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過去の関連レポ−ト
[2003年11月23日] 担柴山 (Tam Chai Shan)

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