[2003年11月23日] 担柴山 (Tam Chai Shan)
≪英名:Mt.Hallowes≫

《このペ-ジの写真は既に抹消しました。》

コ−ス=MTR.彩虹-(MiniBus)-西貢-(Taxi)-海下-牛過路-担柴山-
-南山洞-白沙澳-海下路-(Taxi)-西貢-(MiniBus)-MTR.彩虹

参考資料=「西貢及清水湾 郊区地図1998年第六版」
  「香港街道地方指南2001年版」

≪全般概要≫
今日は1年8ヶ月ぶりの“担柴山 (Tam Chai Shan)”へ。この372mの山は“西貢西郊野公園(Sai Kung West Country Park)”内、西貢最北端“海下湾(Hoi Ha Wan)”の近くにある山塊の一つ! 天気は気温23度、湿度75%の絶好の秋日和! 出発は新人3名を含み8名。 それに香港人のグル-プ7名も加わって総勢15名の大人数となった。“西貢”からタクシ−で“海下”まで行き湾のすぐ傍からスタ−ト。今回が3回目ながら又もや入口を見つけるのにモタつく。 

ヤブの中にやっと登山口を発見し、溝状に抉れた赤土悪路の急坂を登る。この途中で新しく参加された二人とは別れたが、峠に辿り着くと間もなく“牛過路(Ngau Kwo Lo)”と呼ばれる丘陵地帯、しばらくなだらかな丘陵の歩き、一旦谷部に下って再度丘陵まで上がった所からコ−スは二手に別れる。前回ここから左折してピ−クを目指したが、今日は別ル−トに挑戦したくてそのまま前進! もう一度小さな沢がある谷部に下った所で、香港人のグル-プ7名とは別行動をとって先行する事にした。

先行組み一行6名で歩き始めたが、、、しかし中々左手の“担柴山”ピ−クへ至るル−トが見つからない。11月末近いのに真夏のようなブッシュ潅木が生い茂り、所々ル−トも解り辛くなってきた。ピ−ク麓をトラバ−ス気味に進む内、やがて視界が開け右手下方に“鵝頸咀(Ngo Keng Tsui)”の岬。左手上には目指す“担柴山”ピ−クもその突端だけを覗かせている。登るならここしかない、正しいル−トではなさそうだが我々はここから頂上アタック! 急坂だが幸いヤブ、ブッシュも少なくてやっと無事に頂上に辿り着いた。

下山コ−スは前回のとうり南側の荒れたガレ道を下山。高度が下がるに連れここもヤブ、ブッシュだらけ! 脛をキズだらけにしながらやっと“南山洞(Nam Shan Tung)”の舗装小道に降り立つ。後は“白沙澳(Pak Sha O)の村落を抜けて“海下路(Hoi Ha Rd.)”の車道まで。 車道をしばらく歩くうち、幸いに来たタクシ−を捉まえて今日の歩きをFinish。約8q程でした。 タクシ−で“西貢”まで直行! 久しぶりにイタリアン料理で打上げ〆!

↓出発地点の“海下”ここは車道の行止まり、この先は直ぐに“海下灣”。記念写真の総勢15名は壮観だッ! 道路下の村落を抜けて左手に進むと湾に至る小川の辺のキャンプ場に出る。そのまま小川の石を渡ると鬱蒼たる樹木の中、雑草が生い茂ってル−トが解り難いがウロウロしてる内に何とか発見! そこからいよいよ急坂登りの始まり。赤土の溝状に抉れた急坂は周囲のヤブと相まって登り難い。途中一息入れないと一気には苦しいッ! 後ろには“海下灣”の村落、前方には“担柴山”手前のピ−ク。さらに登ってやっと最初の峠に到着して後続部隊を待ちながらの小休止。
、、、、、眼下に広がる“海下灣”、、、遥か彼方の島は“塔門洲 (Tap Mun Chau)”

↓峠からしばらく快適な丘陵地帯の歩きが続く。この辺りが“牛過路”。前回は文字通り沢山の牛チャンがいたが今日は姿を見せず? 一旦谷部に下り再度山裾まで上がり、左折ル−トの分岐点の右側をそのまま直進。二番目の沢に下りた所で香港人グル−プ7名とは別れ、次はピ−ク裾野辺りのヤブ道を行く。なかなか左手登山口が見当たらないが、やがて右手に視界が広がり“白角仔(Pak Kok Chai)”の岬や“赤門海峡(Chek Mun Hoi Hap)”が見えてきた。このまま進むと下山してしう。真下の“鵝頸咀”が見える地点から左手上の丘の先に見えた“担柴山”。意を決してこの地点から尾根伝いに頂上アタック開始!    、、、、、幸い大したブッシュも無く順調に登坂! 

↓そして頂上372mに到達! 周囲に素晴らしい景観が広がる。歩いて来た後ろ東側にはスタ−トした“海下灣”、西側の“白角仔”の岬とそれに連なる北側の“赤門海峡”。その海峡の向こうの細長い半島は以前歩いた“船灣 (Prover Cove)”の峰々。
          、、、、、南側を除いて全て青々とした海が広がる!

↓東南側“大灘海(Tai Tan Hoi)”の向こうに見える一際鋭い切っ先は“シャ−プピ−ク”。一同6人は頂上三角点を囲んで記念写真撮影後、南側に向かって下山開始! 荒れたガレ道下りが続く。周囲の雄大な山裾、歩き難い荒れ道が続く。“船灣”の半島が徐々にクリアに見えてきた。

↓高度が下がるにつれブッシュ潅木が増えてきて、短パンの脛が痛いッ! 振り返ると今下って来た“担柴山”こうして見るとなかなか良い山だ! ますますブッシュが多くなってル−トも解り難い。半ヤブ漕ぎ状態の歩きが続いたが、やっと“南山洞”に至る舗装小道に降り立った。        、、、、、後は木立の中のルンルン散策!

↓“南山洞”から“白沙澳”近くまで来たら古い数軒の家、西洋人の週末別荘か? 綺麗に手入れされた庭と咲き乱れる花々! その庭先を通り抜けて“白沙澳”を過ぎるとやがて大きな舗装道路に出る。この左側が出発した“海下”だ! 右側に向かって舗装路のテクテク歩き、、、緩やかな登りだが舗装路歩きは疲れる。
   、、、途中まで来た所で運良くタクシ−! 早速飛び乗って“西貢”まで直行。

↓今日は新人女性も加えて久しぶりのイタリアン! 先ずはビ−ルでカンパイ、そしてイタリアンと云えば当然ワイン! 楽しい午後のひと時でした。

もともと方向音痴な自分ながら、山での記憶も当てにならない! 一年以上も前に歩いたコ−スは、特にその入口でモタつく事もままあるし、山中での周囲の景色の記憶があやふや? 何処か別の山の景色と錯覚混同したり、、、今日は特に樹木や潅木の生い茂る景色に少し惑わされた。記憶とはいい加減なものだッ! それにしてもこの“担柴山”ってのは低山ながら素晴らしい山、あまりハイカ−も来ないのだろう? ル−トが消滅しかかってるのが残念!!
下記は過去のレポ−ト、今回とは頂上アタックのル−トが異なります。
⇒[2002年3月30]西貢西,海下、"担柴山"(Mt.Hallowes)

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