[2005年3月27日] 青山 (Tsing Shan)
≪英名:Castle Peak≫

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コ−ス=MTR.筌灣-(Bus60M)-屯門中心-(Taxi)-青山村-青山禅院-
-キャッスルピ−ク-良景邨-(Bus)-筌灣

参考資料=「新界西北部 郊區地図2000年第三版」
   「香港街道地方指南2001年版」

≪全般概要≫
今日は1年3ヶ月ぶり、九龍半島の西の果て“孤高の山”、人を寄せ付けないような魅力をたたえた標高583mの険しい独立峰の“青山”(Tsing Shan)≪英名:Castle Peak≫への登山。朝から今にも雨が降り出しそうなイヤな天気、気温21度湿度91%。しかし集合場所のMTR“筌灣”(Tsuen Wan)には日本からのゲスト女性も含めて15名もの大勢の仲間達が集まった。MTR“筌灣”に隣接するバスタ−ミナルから60Mのダブルデッカ−に乗って終点の“屯門”(Tuen Mun)中心へ。そこからタクシ−に分乗して“青山村”(Tsing Shan Tsuen)”の“青山禅院”(Tsing Shan Monastery)”へ至る入口まで。

宋の時代に出来たと伝えられる禅寺の“青山禅院”までの長い舗装坂道を登り、禅院に立ち寄って今日雨が降らないこと、そして登山の無事を祈願? 禅院を出発してからが本格的な登り! 先ずは急な階段が約650段ほど、そこがほぼ中間地点でそこから本格的な急坂の登山道。段差の高い石段、カ−ブしながら延々と続く急階段。そして頂上真下の肩にある休憩東屋に到着した時はかなりヘトヘト状態、風が冷たくて寒い。小休止の後、直ぐ上のレ−ダサイトが有る頂上を目指す。無線塔のアンテナが立ち並ぶ狭い頂上! しかし標高583mから望む周囲は360度真っ白け、濃いガスで視界はゼンゼン利かず! その後、東屋から今度は北側に進路を取り、二番目の539mのピ−クを経由してガレ山下りが続く。

歩き難い荒れたガレ道に足を取られながらの下山。一面草木が殆どない異様な風景。それもその筈この一帯は“操炮區界線”(Firing Range Boundary) と呼ばれる軍の演習場になっている。そのガレ山を尾根伝いにアップダウン北上して行くうち、高度が下がってようやく周囲の景色が見えるようになった。アフガンの山岳地帯のような尾根道を歩いて、最後は“良景邨”(Leung King Est.) と云う団地へ至る舗装道路に下山。舗装路を下って“良景邨”を通り抜け、近くのバス停にて約7q程の今日の歩きをFinish。最後の打ち上げは“筌灣”のタイメシ屋でした。

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↓“屯門中心”からタクシ−で“青山村”の“楊青路”(Yeung Tsing Rd.) と云う車道に入ると【写真No.01】のような“青山禅院”へ至る門がある。ここで下車、そして記念写真を撮ったら勇躍出発! その前の坂道を登って行く、、、間もなく禅院へ至る大きな立派な門【05】。ここから見上げた“キャッスルピ−ク”は濃いガスの中!【06】、全く全容が見えない、、、そして禅院の階段を登り、、、

↓“青山禅院”本堂、ゼンマイの様な巨大な線香が珍しい【08】。本堂左手の階段を登って行くと東屋【10】、ここの左手の坂から直ぐに右手の階段を登る【11】。いよいよ長〜い階段の始まり【12、13】、、、チョット途中で足を止めて【14】、、、

↓階段の後は急な舗装坂道が続き、やっとCLP(中華電力)の小屋付近に到着して小休止【15、16】。この辺りがピ−クまでのほぼ中間点、周囲はガスで殆ど見えない! 一休みしたらさぁ〜出発! 今度は土道石段の登りが続く、、、ガスはますます濃くなり視界約20mほどか? つづら折りの様に続く段差の高い石段を必死に登って行く【20】、、、

↓堪らずチョット足を止め、、、やっと傾斜が緩やかな地点まで登り着いて、、、間もなくガスの中にボッ−と浮かんだ東屋【23】。頂上直下の東屋だッ! 先頭部隊は早くも到着して休憩している、、、本来ここは絶好の眺めが楽しめる場所だが今日は周囲全て真っ白、何も見えない! 風も冷たい 、、、間もなく頂上に向かって最後の一登り【25、26】、、、無線アンテナが林立する狭い頂上、大岩の上の三角点に全員タッチ! 標高583mキャッスルピ−ク頂上は周囲360度真っ白なガスの中、そこで記念写真二発!

↓オッ、とカメラマンも撮ってもらおう!【29】。そして下山開始、、、先の東屋から北側に向かって歩き出す、、、二番目539mのピ−クを過ぎた辺りから急坂のガレ道下りが続く、、、遠視界が全く効かないので下り途中の枝道ではかなり慎重に方角を確認しながらの歩き【32】、、、高度が下がってガスも薄くなりやっと右手に薄っすらと見えてきた“屯門”の街並み【34】、、、この辺りまで下ったら一安心! 

↓この付近まで続いた下り坂は、ここから一旦コブ山への登り【37】、、、そしてやっと開けた遠望! “アフガン”の荒涼たる山並みが続く【38】、、、荒地を行軍するタリバンの若き? 兵士達【40、41】、オサマ・ビンラデインの下へ馳せ参じているのか?

↓荒れたル−トは小アップダウンを繰り返しながら続く、、、しかしホント、この一帯はどうしてこんなに荒れたガレ山ばかりなんだろうな〜? 地図に明記されている“操炮區界線”、即ち演習場なので地雷でも埋まってんかな〜? とか何とか考えながら歩いていたら遥か前方に見えてきた以前登った“乾山”(Gone Shan) とその手前の舗装路【46】。最後のピ−ク上で小休止【47】、、、そして最後の急坂を下る一行【49】

↓そして、、、やっと舗装路に降り立ったッ!【50】、、、後はこの舗装路を下って行き、、、“良景邨”の団地へ至る【54】。団地を通り抜けたらバスタ−ミナル、そこからバスで“筌灣”まで。前回初めて立ち寄ったMTR“筌灣”駅近くのタイメシ屋に飛び込む。さぁ〜打ち上げ乾杯だッ〜!

↓後はいつものとおり、ワイワイガヤガヤ、、、お疲れ様でしたッ〜!

“キャッスルピ−ク”は何故か晴天に恵まれない? 今日で4回も登ったが一度だけが好天だった。しかし、この山は何回来てもなかなか魅力的! その割にはハイカ−も少ないマイナ−な山。いずれ下山ル−トから謎の?西側内陸部も探索してみたいな〜!

仲間が作成したフォトアルバムもご覧下さい!

過去の関連レポ−ト
(この時も曇り空、しかし今回よりも少しは景色も見れました!)
[2003年11月16日] 青山 (Tsing Shan)≪英名:Castle Peak≫

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