[2004年7月4日] 鷓鴣山 (Che Kwu Shan)
≪英名:Razor Hill≫

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コ−ス=MTR彩虹-(MiniBus)-清水灣道(壁屋懲教所)下車-碧翠路-
-鷓鴣山-将軍澳上村-寶康路−(Bus)-MTR坑口

参考資料=「西貢及清水灣 郊區地図1998年第六版」
  「香港街道地方指南2001年版」

≪全般概要≫
今日は一年二ヶ月ぶりに九龍半島“将軍澳”(Tseung Kwan O) の近くに有る“鷓鴣山”(Razor Hill) 432mへ。朝の気温28−31度以上、湿度85%。参加者は14名。連日猛暑が続く最近、近場で軽いコ−スを! と思案して思いついたのがこの山。昨年5月に一度登ったが、あの時はル−トがあやふやだったので、ル−トの再確認も兼ねて再度登ってみる事にした。MTR,“彩虹”(Choi Hung)から“西貢”(Sai Kung) 行きのミニバスに乗り、途中“清水灣道”(Clear Water Bay Rd.) の“壁屋懲教所”(Pik Uk Prison) 、つまり刑務所前で下車。三叉路の大通りからスタ−ト、両側に高級住宅が立ち並ぶ“碧翠路”(Razor Hill Rd.) の坂道を行き止まりまで上る。

そこから左折、角の精薄者施設らしい建物裏の広場の隅、溝に沿った階段が登山口。いきなり急坂ヤブ漕ぎ山道の始まり、前日土曜日の雨でル−トは滑りやすい。昨年5月の時よりヤブ潅木が多いのは夏場だからか? ヤブで手足を擦り傷だらけにしながら急坂を登ってやっと頂上へ。曇り空ながら比較的空気が澄んでるのか、前回より“西貢”の“白沙灣”(Pak Sha Wan)、“牛尾海”(Ngau Mei Hoi) と“KAU西洲”(Kau Sai Chau)、清水湾半島ハイジャンクピ-ク、等360度の素晴らしい遠景が望めた。そして下山、昨年と同じく南東方面への下山ル−トを取り、途中二番目のコブまで急坂を下る。

ここからの下山ル−トが昨年までは確か一本しか無かったが、右側(西側) に草を刈った後の別の下山ル−トを見つける。多分昨年下山した配水庫がある地点、“清水灣道”の“電影製片場”(TV Studio) からさほど遠くない場所に降り立つだろうと思いながら、その新しい下山道を下り出す。砂地の土道で新しく階段を作るのだろうか? 段差が出来ていた。ところが間もなくビル街が間近に迫る所まで下って平道に降り立つと、そこからル−トは左右に別れ近くの岩にペンキ書きの表示。右手(西側) は“将軍澳”方面、左手(東側) は“清水灣道”へ至る、、、と。どうやら昨年の配水庫がある地点よりかなり右側 (西側) に下りた様だ? 

ならば我々は左手、東側の“清水灣道”へ、と歩き出したら行けども行けども道は下らず、逆にアップダウンと階段の繰り返しで徐々に登り加減? そこへ今度は心配していた雨! とうとう途中から引き返して元の岩の表示まで。そして今度は西側“将軍澳”方面へと歩き出す。この間、時々夕立の様な雨に遣られ、身体は汗と雨でグチャグチャになりながら下り道を探す。こちらも所々坂道の登り下り、果たして何処まで行けば下るのか? ビルや民家は直ぐ左手下に見えているのに?、、、、そして最後やっと民家の傍に出た。そこは“将軍澳上村”(Tseung Kwan O Sheung Village) と云う場所だった。この頃幸い雨は上がり近くの“寶康路”(Po Hong Rd.) からバスで“坑口”(Hang Hau)へ移動。駅近くの中華レストランで飲茶の打ち上げ! 約5Kmの歩きながら最後のドタバタ歩きと雨で疲れてしまいました。

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↓“清水灣道”の刑務所前で下車、横断歩道を渡って“碧翠路”[写真No.02] に入った所で出発前の記念写真! “碧翠路”の坂道を登る一行、、、そして一番上の突き当りまで登って左折、そこから見上げた“鷓鴣山”レ−ザ−ヒル[05]。 その角の建物、精薄者の施設[06] の裏は小広場になっている。その奥の溝に沿った草むらの中の階段が登山口。ここまでレ−ザ−ヒルの標識も何もナシ! これじゃ−入口も分からないから誰も登らないだろうな〜? いよいよヤブの中に分け入る一行[07] これは仲間の一人が後ろから撮った写真。

↓荒れた急坂ル−トは前日の雨で滑り易い。夏場の草、ヤブ潅木が生い茂る歩き難い登坂が続く、、、途中何度も立ち止まって呼吸を整え、、、汗ダクになってやっと頂上近くまで登り着く。順次到着する一行[09]〜[11]。 うす曇の天気ながら絶景の眺めが360度広がる。北には“西貢”方面と“白沙灣” [12]、東側はゴルフ場の島“KAU西洲” [13] と南側まで広がる“牛尾海” [14]。

↓ 432mの頂上三角点で記念写真! 南西には前回ここレ−ザ−ヒルから引き続き登った“大上托”(Tai Sheung Tok) 方面[17]、その左手は雲に隠れた“飛鵝山”(Kowloon Peak)[18]、そして南方遥か遠くには“清水灣半島”の尖がり峰“ハイジャンクピ−ク”も[19]。大休止の後下山、急坂の荒れた道を下って行く、、、真下には林立する“寶林”(Po Lam) の高層ビル群[21]。

↓下りル−トから見た左手下のピ−クとその先の尾根道、これが地図には記載なし? さらに左手(東側) のこの海は[23]“銀線灣”(Silverstrand Beach) か? 風が強くなってきたぞ−! 右手(西側)“大上托”付近に現れた[25] 何だか怪しい黒雲? 二つ目のコブを越えて、、、後で地図と前回、今回の写真をよ〜く比較して見ると、どうやらこの二番目のコブ辺りから前回より右側(西) の草を刈った新しく出来つつあるル−トを下ったようだ[28]! 

↓途中の丘の上にあったテ−ブルの足、何でこんな物が? 砂地で階段を作ってるような段差の坂道を下る[30]。間もなく直ぐ下のビルが間近に迫る所まで下って来た。そして降り立った所は平道になり[32]、近くの岩のペンキ書きを見ると左手(東側) は“清水灣道”へ、右手(西側) は“将軍澳”方面へ至る。躊躇せずに左側へ進む。頭の中では前回の配水庫の近くに出るだろうと考えて、、、、。ところが小さなアップダウンを繰り返し、配水管? の横を潜り抜け、階段を登り、、、進むうちに徐々に道は登坂? そしてここに来て遂に心配していた雨! やむなくもと来た道を傘をさして引き返す。身体は汗と雨でグショグショ! (後で地図を精査したらもう少しで前回の配水庫か、直接“清水灣道”へ出るはずだった!)

↓雨に濡れた路傍の花を眺めながら元下山した箇所まで戻り、今度は西側“将軍澳”方面を目指す。、、、と又もや小アップダウンル−ト! おまけに補助ロ−プまで用意された急坂下り[39]、 、、、そしてやっと民家の近くに辿り着いた。フッ−! この頃幸い雨は止んだが二度ほどの夕立で身体はびしょ濡れ状態。道路脇のセメント広場でへたり込む一同。  

↓今日はここまで約5qの歩き、最後の平道往復歩きと雨で一挙に疲れが出た感じ! 標識を見ると“将軍澳上村”[44]。バス停を探して大通りへ、、、“寶康路”[45] からバスで“坑口”へ、、、駅近くの中華レストランで飲茶の打ち上げでしたッ!

この“レ−ザ−ヒル”、地図上で登り口が分からないが、昨年経験済みだったのでこちらは問題なし! しかし頂上から南東方面下方に見えるもう一つの小さなピ−クとその尾根道は地図には全く表示なし[写真No.22]? 位置的には配水庫へ至る地図上の下山ル−トと“清水湾道”の間にあるのだが? そして更に今日始めて二番目のコブ辺りから下ったル−トはどうやら最近作り始めたようなので地図に載ってなくても仕方がないが、それにしても下山して“清水湾道”と“将軍澳”方面へ左右に別れたル−トは後で地図を良く見たら確かに載っていた。歩いている時にもう少し落ち着いて地図を見れば良かったが、あの雨では地図を見る気もしなかったな〜!、、、まぁ〜良いかッ! 新しいル−ト発見と云うことで、、、。

過去の関連レポ−ト
[2003年5月1日] 鷓鴣山〜大上托

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