[2003年5月1日] 鷓鴣山〜大上托
(Che Kwu Shan≪英名:Razor Hill≫〜Tai Sheung Tok)

《画像をクリックすると大きな写真になります。保存は大きい方を!》
《サ-バ-容量に限度があり古い写真は抹消しなければなりません。保存は早めに!》

コ−ス=MTR彩虹-(MiniBus)-清水湾道,打鼓嶺新村-碧翠路-鷓鴣山-
-清水湾道,電影製片場(TV Studio)近く-(Taxi)-井欄樹-
-WST-3-大牛湖-大上托-石鑛場-寶琳路-(Taxi)-觀塘

参考資料=「西貢及清水灣 郊區地図1998年第六版」
  「香港街道地方指南2001年版」

≪全般概要≫

5月1日メ-デ-祭日の今日は"鷓鴣山"(Razor Hill) 432m と"大上托"(Tai Sheung Tok) 419mの二つの山行き。二つとも九龍半島、将軍澳(Tseung Kwan O)の近くに有る山。参加者8名、天候は曇天、気温26度。朝自宅を出る時は小雨模様で心配したが幸い最後まで雨には遭わなかった。本来今日は初めて挑む鷓鴣山だけを目標にしていたが、予想に反して意外にアッサリと登れたし、清水湾道(Clear Water Bay Rd.)に下山したのが未だ正午ごろだったので、ついでに大上托まで足を伸ばした。大上托は今年1月WST-3-から途中まで挑戦しかけたが、石切作業現場で立ち入り禁止!登山断念した苦い経験が有った。今回は裏側(東側)から挑戦して無事頂上制覇した。

≪"鷓鴣山"(Razor Hill)≫

最初の鷓鴣山は地図上、清水湾道の打鼓嶺新村(Ta Ku Ling San Tsuen) 近くから点線ル-トが有ったが、実際には個人の住宅敷地内になっていてここからは入れず。(後で最新の地図を見たら確かにこの点線ル-トはなくなっていた。郊區地図1998年第六版はもう古かった!)散々近くの清水湾道沿いの入口を探すが見つからず。結局車道を"壁屋懲教所"(Correotional Institution-"刑務所")が有る"碧翠路"まで大幅に戻って、ここを最上部突き当りまで歩く。ダラダラ坂の車道だ。

最後は行き止まりで住宅街の横を左にすり抜ける。角には精薄者施設らしき建物もあった。この施設の裏側が一寸した広場、この広場の隅に標識もないが鷓鴣山への登山口らしき草道を発見!早朝からの小雨に濡れた草道を登ること約30分、鷓鴣山の頂上432mに立つ。曇天ながら牛尾海(Ngau Mei Hoi≪英名:Port Shelter≫)と島々の景観、周囲の山々!素晴らしい眺めだった。下山は比較的しっかりしたル-トを南側に下山、最後は元来た清水湾道の先、地図上の電影製片場(TV Studio)近くの車道に降り立つ。   (注.WST-3- =Wilson Trail Stage.3)

↓碧翠路の突き当たり左手、精薄者施設らしき建物の裏庭で出発前の記念写真。右の写真がその施設。雨に濡れた草を掻き分けて登りだす一行。靴が濡れる!途中振り返ると清水湾道!30分程急坂を登ったらもう頂上だった。ガスに霞む西貢,白沙湾(Pak Sha Wan)のヨットハ-バ-!
↓牛尾海とKAU西洲(次回4日に行く予定の島)、清水湾半島ハイジャンクピ-クも見える。北に目を転ずれば馬鞍山等々、、全てガスの中にボンヤリ!、、天候が悪いのが惜しい!小休止と記念写真の後、下山開始!南側に下るル-トがあった。
↓丘の向こうは寶琳邨、その先は将軍澳の街並み?比較的しっかりしたル-トは小アップダウンを繰り返しながら徐々に高度が下がる。右手には次の目標"大上托"も見える。
↓稜線の最後、峠まで到着。さらに下って行くと配水庫の敷地近くまで来て舗装道路に出た。ここを下って最後は清水湾道に合流。これより清水湾道を南に行けばTVスタジオがある筈!ここで空のタクシ-を待つこと数分。


≪"大上托"(Tai Sheung Tok)≫

鷓鴣山から下山して降り立った清水湾道、ここからタクシ-で同じく清水湾道の"井欄樹"(Tseng Lan Shue)まで戻る。WST-3-を逆行して村落を抜け"大牛湖"(Tai Ngau Wu)付近まで来る。道の右側の草むらに大上托への登山口らしき草の倒れを発見!ここから登りだす。結果的にはこのル-トが正しかった。そして遂に頂上419mに立つ。香港島を真正面から眺める景観!頂上から直ぐ南側一帯は既に石切場として崩されこの山は東北側半分しか残っていなかった。祭日で工事は休みらしく人影が無い事を幸い我々は工事用のブルト-ザ-が通る道を下山、最後は"寶琳路"(Po Lam Rd.)の車道に出てFinish!ト-タル10q程の歩きでした。最後の打ち上げは"觀塘"(Kwun Tong)で。

↓タクシ-で清水湾道の井欄樹まで来た我々はこれよりWST-3-に入る。バス停近くの"心朗"(Sam Long)と書いた標識が入口。しかし何故か地図では"深朗"となっている。発音は同じ様だが香港の地名はこのように現地の標識と地図の標記が違う所が多いから困るッ!地図上では村落の近くから実線ル-トが大上托へ向っているが村人に尋ねても不明?大体何処の山でも地元の人が入口を知ってたためしがないッ!結局そのままWST-3-を逆行して行き大牛湖と呼ばれる辺りまで来て右側土手の草むらに登山口らしき道を発見!地図上点線ル-トの場所の様だ。これより今日二回目の登り開始!!
↓若干のヤブが有るがル-トはかなりはっきりしている。中々良い山だッ!苦しいながらも楽しく登れる。天気も晴れてきた!やがて金網が張った場所まで来たら頂上は真近い。金網を潜り抜け更に上へ。やっと頂上近くの平地に到着。通り抜けると前方視界が急にパッと開けた!大上托419mの頂上だッ!左手南側には五桂山も見える。
↓三角点の前は引水道のコンクリ-トが打ってあり、正面直ぐ下は石切現場、前面は香港島全景、背面東北側に午前中に登った鷓鴣山、北側真近に九龍ピ-クの荒々しい壁面と遠望はライオンロック!予想以上に素晴らしい光景に皆大喜び!しばし景観を堪能
↓地図上の下山ル-トは往路と同じ様だが、我々は工事現場の道を下る事にする。もし誰か居たら叱られるかも?整備された引水道の階段から工事道路を行く。秀茂坪(Sau Mau Ping)団地が目前に!石切現場でも写真を一発!やがて寶琳路の車道に出て今日の歩きのFinish。タクシ-に分乗して觀塘へ移動。打上げには今日参加しなかった仲間二人も駈け付けた!!いつものように賑やかに盛り上がった〆でした。


今回の山行きは初めての"鷓鴣山"もさることながら結果的には今年1月に諦めていた"大上托"へ登る事が出来た事が最大の収穫だった。しかしこの山は不憫にも半分しか残ってなくて何れ高層ビルが建つのだろう。開発の嵐を目の当たりにした感を強くしました。ビルが建つ前に登れて本当に良かった!下記、以前の関連レポ-トも参考までにご覧下さい。
[2003年1月12日]炮台山-照鏡環山-五桂山(Wilson Trail Stage-3-)