[2004年6月27日] 青衣、“三支香”
(Tsing Yi, “San Chi Heung”)

コ−ス=MTR.青衣-(Taxi)-青芋街(保良局陳百強??青衣學校)-一支香-
-二支香-三支香-青衣西路(電力廠横)-(Taxi)-MTR.青衣

参考資料=「香港街道地方指南2001年版」

≪全般概要≫
今日は初めての山、“青衣”(Tsing Yi) にある“三支香”(San Chi Heung) と云う334mの山に登る。新界西北部の“石龍拱”(Shek Lung Kung) と云う山に登ると目前に“青衣”のビル街とその先に山並みが見える。“三支香”はその山並みの一つのようで以前から気になっていた山! 今朝のTV予報では気温28−31度、湿度85%で今日も猛烈な暑さになりそう! 初めて下車するMTR“青衣”駅内の集合場所に集まった仲間は予想に反して14名も。皆この暑さにもめげず元気だッ! 

初めての山なので数日前から予習をすべく、参考資料を探したがこれが皆無! いつも使う山の地図、「新界西北部、東北部 郊區地図」 には“青衣”島の北部市街図しか載ってなくて役に立たず。「香港街道地方指南2001年版」 には一応、“青衣”の全体図も載っていたが、肝心の南側“三支香”への登山口などは不明。そこで他の参考資料は? といろいろ探したら唯一中国語版Webサイトで誰かの個人HPを見つけた。それによると、一支香、二支香、三支香、、と大きく三つの峰に別れた山で、登山口近くの地名も“長康村陳百強紀念中學?”と書いてあった。これを唯一の頼りにMTR“青衣”駅のタクシ−乗り場で運ちゃんに見せ何とかそれらしい場所に着いた。実際には“青康路”(Ching Hong Rd.) の大通りから“青芋街”(Tsing Chin St.) と云う小さな道に入って直ぐの“保良局陳百強??青衣學校”と云う建物の近くに登山口が有った。

いきなり階段登り、しかも偶然百名以上? もの団体ハイカ−達と一緒になってしまった。10時30分頃からその団体さんと相前後して登り出す。先ずは“一支香”までの登り、急階段から墓地の脇のなだらか階段を登って頂上262m の東屋へ。そこから一旦下って次は“二支香”321m までの山道登り坂、ここの頂上には大岩の上に観音像が。そして再度下って最後の主峰“三支香”(San Chi Heung) 334m までは補助ロ−プが付いた急坂登り、、、この頃の気温が36度の猛暑! 下着まで汗グッショリになってやっと“三支香”の頂上三角点に到着。この間、ル−トは想像していたより良く整備されていて何の心配もなし。今日の団体ハイカ−達は“青衣”の地元の人達か? 慣れた様子で歩いていた。

“三支香”頂上は360度の景観が実に素晴らしい! 西側の“青馬大橋”(Tsing Ma Bridge) からランタウ島一帯、南側の香港島から遠くはラマ島”、そして東側眼下には“茘景”(Lai King) 方面のコンテナタ−ミナルが大きく広がる。そして北側には“大帽山”等など。暑いながらも素晴らしい景観を満喫したら南側に下山。この下山ル−トは一部荒れたガレ道でかなり急勾配だった。途中、それまであまり目立たなかった団体ハイカ−達とこの下りコ−スで再度合流、その大渋滞に巻き込まれた我々は思うように下れない。やっと最後、火力発電所の近くの倉庫のような建物の傍、“青衣西路”近くに降り立って今日の歩きをFinish! たまたま居合わせたタクシ−1台と交渉してMTR“青衣”駅まで14名を3往復、格安でピストン輸送してもらった。約5Km弱、3時間の歩きの打上げはMTR“青衣”駅構内、飲茶の店でした。

《写真上にマウスを乗せると画像NO.が出ます。写真をクリックすると大きなサイズに!》
↓これが“青芋街”の目印の建物、この対面の階段から登りだす。一しきり階段を登り切った所で小休止と記念撮影! この後ル−トはなだらかな階段が墓地の間を縫って上の方まで続いている。ふと振り向けば頂上が雲に隠れた“大帽山”[写真No.06]、そして正面左上には[No.07]写真手前から一支香、二支香、三支香、の山並みが続く。

↓肩付近までの登り坂を行く。西側には“青馬大橋”[No.09] とランタウ島方面[No.10]、やっと最初のピ−ク“一支香”262m の東屋到着。猛烈な暑さ、日陰を求めた人達で一杯の狭い東屋。この先には次のピ−ク“二支香”[No.14] が!

↓東屋で小休止の後、、、道は一旦下り坂。そして“二支香”を目指しての登り坂と続く[No.15]。“青馬大橋”を右手後方に望みながら登って行くと、、、間もなく無線塔の建物[No.17]。その先の大岩が“二支香”ピ−ク321m だった。岩の上の小さな観音像は仲間撮影[No.19]。、、、近くの木陰で小休止。

↓さぁ〜いよいよ最後のピ−ク“三支香”[No.22] を目指す。木立の間の小道を抜け、右手にランタウ島を遠望しながらの登り坂。ここはかなりの急坂で細道の右手にはロ−プが張ってあった。[No.25]。必死に登る一行、、、途中ふと振り向けば先ほどの“二支香”と遠くには“大帽山”[No.27]が。

↓そして“三支香”334m の頂上三角点に到着。周りには素晴らしい景観が広がる。南には香港島[No.30]、南西方面はランタウ島[No.31]、そして東側直ぐ真近くには一大コンテナタ−ミナルが広がる[No.32]。、、、観音像と一緒に、また三角点を囲んで記念写真! ここは日陰は無かったが時折吹くそよ風がありがたい。、、、そして南側に向かって下山開始[No.35]。前もって調べた中国語版Webサイトでは発電所側と、もう一箇所下山ル−トがあったようだが?

↓真下はその火力発電所。かなりの急坂で岩の間を縫ったガレ道下りが続く、、、ここで我々は団体ハイカ−達の大渋滞に巻き込まれて思うようには進まない! スロ−テンポの下行がしばらく続く、、、が、徐々に近づく発電所。

↓下から見上げた下山道、、、そしてやっと舗装された小道まで降り立つ。ここから左手は行けなくて右手に行くと建物[No.45] が見えて来た、、、何やら倉庫風な建物の傍、正面には海が広がる箇所[No.47] に出て今日の歩きのFinish! 約4.5Kmほど。この辺りどうやら公共の乗り物はなさそう? 幸い一台のタクシ−がいたので“青衣”駅まで3往復して貰うよう交渉成立。“青衣”駅のショッピングモ−ル内のレストランに飛び込んだ!

↓お店はちょうど飲茶の時間、いつもの様に先ずはビ−ルで乾杯! いやぁ〜今日も暑かったけど良いハイキングだったね〜! カンパ〜〜〜イ!!!  

初めての山やコ−スは何となく不安なものだが、特にこの“三支香”は地図など参考資料が全くなくて果たしてスム−スに登山口が見つかるか? コ−スの状態はどうか? 下山ル−トは? など心配しながらの山行きだったが、幸い登山口は団体ハイカ−と一緒だったので助かった。しかしマイナ−な山だとばかり思っていたが、地元の人達か? あんな団体さんが登る山だからそれほどマイナ−でもなかったのかな? 思ったより手頃な良い山でしかもル−トもしっかりしてたし、何故山の郊區地図に載ってないのか? 不思議なぐらい!

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