[2003年7月20日] 石龍拱
(Shek Lung Kung)

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コ−ス=筌灣-(Taxi)-筌錦アウ-MHT.9-蓮花山-石龍拱-油柑頭-
-(MiniBus)-筌灣

参考資料=「新界西北部 郊區地図2000年第三版」
   「香港街道地方指南2001年版」

≪全般概要≫

今日は約一年ぶりに新界西北部の“石龍拱(Shek Lung Kung)”474mへ。気温32度、湿度90%以上、朝から出発前に一瞬大雨! テレビの天気予報でも晴れと時々夕立、それにT1(台風シグナル1)のマ−ク。怪しい天気にも関わらず集まった仲間は6人。最近にしては久しぶりに少人数だ。石龍拱は香港西部の“大欖郊野公園(Tai Lam Country Park)”の中にある山で、空港ハイウェイに至る“青馬大橋(Tsing Ma Bridge)”や“汀九大橋(Ting Kau Bridge)”を真下に見下ろす場所にある。

MTR(地下鉄)西部側の終点“筌灣(Tsuen Wan)”からタクシ−で“筌錦公路(Route Twisk)”の途中にある“大帽山(Tai Mo Shan)”の登山口“筌錦アウ(Tsuen Kam Au)”まで。ここまでのタクシ−では毎度苦労する。運チャンが場所を知らない?或いは知ってても帰路に客を拾い難いせいか?乗車拒否されてしまう。そんなに辺ぴな場所でもない大きなバス道路なのに! 何とか一台のタクシ−に乗ることが出来て“筌錦アウ”へ。ここはMHT−9のスタ−ト地点で、今日の我々もこのトレ−ルコ−スからスタ−ト。雨上がりの森の中、なだらかな起伏の舗装路を約40分歩いてトレ-ル標識M160の地点を過ぎた辺りからコ−スを外れ、左側の“蓮花山(Lin Fa Shan)”方面へ向かう道に入る。さらに舗装道路が途切れる場所まで進むと、その辺りが蓮花山と呼ばれる丘陵地帯。中腹高原の曲りくねった山道をしばらく進むと間もなく“石龍拱”へ至る。

中腹の道から一気に頂上へ。ここまでの道中、途中でちょっと小雨に遭ったがその後の天気は上々! 予想どうり“青馬大橋”や“汀九大橋”の優雅な姿、“筌灣”の街並み、遠くランタオの峰々と空港、南には九龍から香港島まで見渡す事が出来た。帰路は昨年の東側“柴灣角(Chai Wan Kok)”方面とは違い逆に西側の“深井(Sham Tseng)”方面を目指したが、途中で道を間違ってスッタモンダ! 結局“深井”より東側の印水道沿いの遊歩道に降り立った。舗装路の遊歩道をテクテク2q以上も歩いて着いた所が“油柑頭(Yau Kom Tau)”という所。ちょうど“深井”と“柴灣角”の中間点より“柴灣角”寄りの方だった。ト−タル10Km強の歩き。ミニバスで“筌灣”へ、MTRで“尖沙咀(Tsim Sha Tsui)”まで戻り、久しぶりに韓国レストランで打ち上げをしました。
(MHT-9:Maclehose Trail (麥理浩徑)Stage.9)

↓MHT−9のスタ−ト地点にて集合写真。森の中のなだらかな坂道を登る一行。時おり左手木々の間に垣間見える香港島方面と九龍ライオンロック、怪しい雲行きだッ! と思ってるうちにパラパラっときた。だから傘は欠かせない! 40分程舗装路を歩いてきたら標識点。直進はMHTコ−ス、、、、、我々は左折して“蓮花山”方面へ。
↓左折して直ぐに視界が開け、しばらく行くと遠くに見えてきた“石龍拱”、その右はかすかにキャッスルピ−ク! 更に進んで下り坂の途中、右手遥かに“元朗”の街。坂下りが終わって今度は平道が続く、、、、、小1時間程も歩いてここらで小休止! 
↓間もなく舗装路の終わりの標識点、この辺りが“蓮花山”。高度は400m程か? ここから山道となり直ぐ前方に姿を表した“石龍拱”。花咲く丘陵地帯をしばらく行くと林があり、その先の標識点を直進すると“田夫仔(Tin Fu Tsai)”へ至る。 我々は左折して“柴灣角”方面へ。なだらか登りの高原コ−スは左手目前の“石龍拱”を迂回している。
↓迂回コ−スの適当な場所からいきなり頂上アタック! とっくの昔に雨は止んでるが傘の乾燥兼日傘代わりか?50m程を傘さし登山! 素晴らしい景観が待っていたッ! 左から頂上が雲に隠れた“大帽山”、“筌灣”の街並み、“青衣”方面、高速道路に続いて“青馬大橋”と手前の“汀九大橋”の優雅な姿! 海峡を通る何艘もの船!
↓“青馬大橋”の先にはランタウ島の峰々。頂上三角点を囲んで記念写真! またしても空模様が怪しくなったので下山開始。ガレ道を下った所“元筌古道”と呼ばれるル−トに出て再度美しい大橋の近景写真! 西側“田夫仔”方面へ向かってもう一つのピ−クを越えた辺りから左折して下山コ−スをとる。真下に迫ってきた“汀九大橋”。
(後の祭りだったが目的地の“深井”に下るにはもっと先から左折すべきだったのだッ!)  
↓徐々にコ−スは荒れてきたが前方にル−トも見える。しかしその現場に着くと少々ヤブ漕ぎ状態、とまたもや雨! 最後のコブから見た“汀九大橋”先ほどよりかなり西側に寄って来たのがわかる。せせらぎの音につられて下ってみたら、何とッ!こんな立派な滝がッ!滝壷で小休止、目印の布切れはあるが沢沿いにはどうも降れそうにない?
↓偶然にも立派な滝を発見したのは良かったが、結局この辺りから降るのは無理だ。
一旦滝の上部まで逆戻り、今度は東側のル−トをとる。徐々に高度は下がり舗装された小道が直ぐ下に見えるが中々そこまで下りる道を発見できず! やっと道なき道を無理に下って側溝沿いに降り立った場所が印水道に沿った遊歩道だった。地図で確認するとどうやら“深井”と“柴灣角”の真ん中辺り、、、後は延々と続く舗装路の歩き。
↓上右端写真の東屋で休憩中に出会った地元の人の話では間もなく村里に出るとか、確かにそれから直ぐに右折階段があった。“筌灣油柑頭村”の標識。階段を下ると
お寺、そこで今日の歩きのFinish、10qオ−バ−だった。寺の前からミニバスにて“筌灣”へ。その後MTRにて“尖沙咀”まで一眠り! クタクタに疲れた身体を韓国焼肉と、もちろん冷たいビ−ル、ジンロで癒してやっと元気を取り戻す。
10Kmそこそこの歩き、しかし今日の後半はきつかったな〜!お疲れさま〜! 


今日は前半の“石龍拱”頂上までは良かったが、下山ル−トの途中で道を間違ったのは迂闊だったッ! 地図を良く見ると“元筌古道”と云うのが石龍拱の南側麓を延々“田夫仔”まで続きMHT−9と合流している。この道を田夫仔近くまで行くと、途中から“深井”方面に繋がりそうだったが、あまりにも手前から左折して下山を急いだ結果、結局途中から道は寸断! 迷ってしまった。しかし迷ったお陰で素晴らしい滝を発見! いずれもう一度行って見ても良さそうだ。過去の関連レポ−トも参考までにご覧ください。前半は同じコ−スです。⇒[2002年7月7日]石龍拱(Shek Lung Kung)