[2004年3月7日] 南Y島 (山地塘〜菱角山)
(Lamma Island)

≪Shan Tei Tong (英名:Mt.Stenhouse)〜Ling Kok Shan≫

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コ−ス=中環-(Ferry,4號埠頭,榕樹灣行き)-榕樹灣-菱角山麓-山地塘-
-菱角山麓-菱角山-模達灣-索罟灣-(Ferry)-中環

参考資料=「離島 郊區地図1998年第二版」
        「香港街道地方指南2001年版」

≪全般概要≫
今日は昨年5月以来の“南Y島”(Lamma Island)、通称ラマ島行き。今回はオ−ソドックスなラマ島周遊コ−スの“菱角山”(Ling Kok Shan)250mを巡るコ−スに加えて、島で最高峰の“山地塘”(Shan Tei Tong、
英名:Mt.Stenhouse) 353mにも登るプランを企画。朝のTV天気予報では16−20度、湿度64%、春霞の晴れ。参加者は今日も新たに新人3名を加え計21名! ここんとこ毎週大人数だッ! “中環”(Central)の4號埠頭を9時半発のフェリ−で出発。約35分でラマ島の“榕樹灣”(Yung Shue Wan)に到着。

先ずは“榕樹灣”埠頭近くの海鮮屋やお土産店が立ち並ぶ路地の雑踏を通り抜け、発電所近くの海岸に出る。そこから舗装路の登り坂となり、峠の上の東屋に到着。そして今度は下り坂となって下り切った所の村落を抜けたら“索罟灣”(Sok Kwn Wan)の海岸。次に湾の一番奥まった場所の先にある“天后廟”(Tin Hau Temple) 脇から階段とダラダラ舗装坂を登って“菱角山”の麓の東屋がある休憩地点136mまで。ここからいよいよ“山地塘”へのアタック開始! 溝状に抉れた荒れ道を登り、岩を這い、かなりの登り難さに苦労しながら前方の岩山頂きを目指す。やっと登り着いたと思ったら“山地塘”頂上はまだまだその先だった。一旦下り、また登り坂! 傾斜も激しくなり獣道紛いの急斜面を這い登ってやっと353mの頂上三角点に到着。若干ガスで霞んではいるものの、しばし皆で素晴らしい景観を楽しむ。その後同じル−トを辿って元の東屋までの下山!

今度は舗装階段を登って“菱角山”へと向かう。“山地塘”への急坂上り下りでかなり体力を消耗した一行はこのダラダラ階段もかなりしんどそう! この頃になるとガスも薄くなり“菱角山”の尾根を歩く間、北側の香港側や南側の大海原の景観を楽しみながら歩く。尾根道の最後、無線塔を過ぎた辺りから今度は長〜い階段下り、下り切った場所が“模達灣”(Mo Tat Wan)近くの村落、これより海岸脇の舗装路を延々と歩いて最後は“索罟灣”に舞い戻る。一番手前、埠頭から見て一番奥のいつもの海鮮屋“ヒルトン”に着いて打ち上げ会! 今回は“山地塘”登山の往復も加えたので全行程5時間半、約12q程の歩きとなりました。

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↓行きのフェリ−の中。“榕樹灣”に着いて桟橋上で元気に記念写真! お土産店などが建ち並ぶ埠頭前の路地は沢山の人の波。雑踏を潜り抜けてしばらく行くと火力発電所近くの海岸に着く。ここから道は右手の海を眺めながらの登り坂となるが、このダラダラ坂も真夏だったらかなり苦しい。前方、、、山の中腹に東屋が見えて来た!

↓間もなく峠の東屋に着いて小休止、思い想いの記念写真! この発電所の3本煙突は香港島から良く見えるねッ! ここから道は曲りくねった山中腹を這いながら徐々に下り坂となる。、、、、、前方“索罟灣”を見下ろしながらさらに下り坂は続く。

↓林の中の遊歩道を下り切った所、小店脇から左折して住宅を抜けると直ぐに“索罟灣”。湾沿いの小道の途中、右手の洞窟はその名も“神風洞”! 戦時中に旧日本軍が掘ったとか? この海沿いの道の最後、湾の一番奥まった所から見えた今日の主峰“山地塘”

↓“索罟灣”の最奥部から更に進んで“天后廟”の広場に出る。今日の予定コ−スではここまでが云わばウォミング−アップ! この広場の右手“東澳”(Tung O)への標識に沿って今度は階段登りとダラダラ坂の始まり!  林を抜けると前方に大きな岩と東屋、もう少しだッ! 間もなく全員が“菱角山”の麓の東屋に到着。

↓ここの標高は僅か136mだが素晴らしい眺め! 21名全員が大岩の上で記念写真。ここから本日の主目的“山地塘”へと向かう。ガレ道のアップダウン、溝状に抉れたガレ道を這い上がる急坂登りが続く。途中の大岩の上でオジサンが"ハイッ、ポ−ズ!"

↓ブッシュや潅木が生い茂る尾根まで上がったらル−トは一旦下り坂、そして再度の登り坂途中で小休止する一行! 頂上はまだ見えないか? 今度こそ最後の登り? と願いながら懸命にアタック! 遂に肩まで登りついたら素晴らしい景色が待っていた! 二つの半島に挟まれた“深灣”(Sham Wan) とその先に広がる南シナ海の大海原! 間もなく全員頂上に到着。

↓“山地塘”頂上353mから見た発電所付近もかなりの遠景でガスっぽい。皆で頂上制覇の記念写真一発! しばし廻りの景観を楽しむが、かなりの強風で寒くなってきた。さぁ〜下山だッ! 前回は“索罟灣”方面に下りたが、今日はこの後の“菱角山”へも向かう為に元来た道を戻る。ガレ道は登りよりも下りの方が滑りやすくて危ない。誰かが滑ってシリモチついたッ! 最後の谷部から先の東屋に辿り着く。一休みの後今度は綺麗に舗装された階段を“菱角山”へと向かって登り出す。

↓登るにつれ右手に見えて来た“石排灣”(Shek Pai Wan) とその先“東澳灣”(Tung O Wan)。段差も低い整備された階段ながら、先ほどの“山地塘”へのガレ急坂の登下山で体力、脚力をかなり使ったせいか? きつい登りだッ! フッ−! やっと、って感じで“菱角山”250mのピ−クに登り着いた。ここから先は楽チンの尾根道歩き、大岩の間の無線塔を通過。

↓左手の海は香港島との間に広がる“東博寮海峡”(East Lamma Channel) 。この辺り何故か? 大きな奇岩がゴロゴロ、、、やがて道は下り階段となる。長〜い階段の途中、綺麗な海をバックに又もや写真一発! 長かった階段が終わった所、畑の中の“模達灣”への標識。

↓“模達新村”と呼ばれる村落を通り抜けると、やがて道は海岸沿いの舗装小道。右側に“索罟灣”を見ながら長い平道が続く。そしてやっと終着点、“漁村”の看板は行きつけの海鮮レストラン“Hilton”の裏口に到着! 延々5時間半、約12q歩きのFinish。さぁ〜ビ−ルだッ! 

↓ラマ島が初めての人、何度か来た事がある人、しかし“山地塘”まで登った人は滅多にいないよッ! 心地よい疲れの中、午後のひと時を潮風に吹かれながら飲むビ−ルとワインの味はまた格別でした。たらふく飲んで喰って一人HK$112、安いねぇ〜!

ラマ島で最高峰の“山地塘”は2003年元旦に初めて登って、今回は二回目だったが前回同様とても353mの低山とは思えない険しい急坂ガレ道登りで変化にとんだ面白い山だッ! ル−トもマイナ−で一般的にはあまり知られてなく、今日も登山者は我々だけの様だった。それにしても今日初参加した人はイキナリこんな山に登ってさぞビックリしたかもねッ? 
“山地塘”は参考までに過去のレポ−トもご覧下さい。今回とは下山コ−スが違います!↓
[2003年1月1日] 山地塘 (Shan Tei Tong)
そして、これが↓一般的な“南Y島周遊コ−ス”です。
[2002年1月1日]南Y島(ラマ島)周遊

PS:≪今回から写真の"切り貼りコラ−ジュ"は止めました。面倒な事と画質も落ちるし!≫

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