[2003年4月20日] 圓頭山 (Yuen Tau Shan)

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コ−ス=MTR筌湾-(Bus60M)-屯門中心-(Taxi)-青磚圍路,屯子圍,松山-
-圓頭山-厦村-錫降圍-流浮山路-(Bus)-元朗-(Bus)-銅鑼灣

参考資料=「新界西北部 郊區地図2000年第三版」
   「香港街道地方指南2001年版」

≪全般概要≫

Easter Holiday三日目の今日は新界西北部の未踏の山"圓頭山(Yuen Tau Shan)"375mへの初挑戦!この山に目を付けたきっかけは、以前キャッスルピ-クに云った時に下山コ-スの北側延長線上の彼方に見えた山"乾山"394mがある。今回その乾山に登るべく地図を睨んでいたら、そのまた先に"圓頭山"と云うのが目に入った。そこで今日の計画としては「圓頭山〜乾山」と南側に向かうコ-スを考えて出発。今日も快晴、気温28度と高い。参加者9名は屯門中心(Tuen Mun Centre)からタクシ-2台に分乗し地図上登山口近くの"青磚圍(Tsing Cheun Wai)"と呼ばれる箇所まで行く。タクシ-に道路の末端まで行ってもらいそこから登山口を探す。

後で地図を最確認したら結果的には"松山(Chung Shan)"と呼ばれる箇所から歩き出したようだ。登山口近くに豚のラ-ドを抽出している小屋が有った。階段を登って高度が増すにつれル-トは荒れ道となり、如何に誰も歩いていないか良く解る。最初の峠の上に立って真下の谷とその先前面の圓頭山を見上げると、ル-トは全く見えず頂上付近はかなりの断崖絶壁!こりゃ-ここからの登りは無理かな?と思案!思案!

意を決してジャングルの谷に降り、ヤブ漕ぎ登りの開始!ル-トは殆ど不明!何とか肩付近まで辿り着く。手足はキズだらけ!それからが急傾斜の斜面を這い登って先ほど見えた岩場付近まで到達。岩にへばりつく様にして登って行ってやっとの思いで頂上375mに到達!!頂上からの眺めはこれまた絶景!滅多にこんな景色は見れない貴重な眺めだった。体力気力を消耗した我々は予定の"乾山"行きを諦め、ル-トがハッキリ見える北側の元朗(Yuen Long)方面を目指して下山。

小さなアップダウン繰り返しの長〜い下山ル-トが続いた最後、降り立った場所はどうやらコンテナタ-ミナルがある"厦村"(Ha Tsuen)と呼ばれる村落付近らしい。舗装道路を30分以上も歩いてやっと流浮山路(Lau Fau Shan Rd.)のバス停に着いてFinish。約9qの歩きだった。元朗〜銅鑼灣とバスを乗り継ぎ最後日本食店で3日間の山登りの総括とばかり盛大な打ち上げで終わりました。

↓タクシ-の終着"松山"付近?で出発前の記念写真。傍の階段から多分これが登山口か?と登りだす一行。墓地の傍を抜け徐々に高度が上る。一息入れてふと振り返るとキャッスルピ-クの雄姿!昨日は海の向こうから遠望したな〜と思うと何だか不思議な気持ち!今日は大変暑い日だッ!やっと最初の峠まで登り着く。既に谷を越えて一人頂上へのル-トを探す"先発隊長"にこちらから見える登れそうなル-トをアドバイス!
↓急斜面のヤブ道、その場では方向も解らないが遠くから見ると草の倒れ具合で何となくル-トらしきものも見える。一行は一旦谷部まで下り先発隊長の後を追う!しかしともすれば道を見失う。炎天下、草息れでムンムン、、水を補給しながら何とか次の峠まで辿り着いた。
↓この辺りからが本格的な急斜面登り。道は先ほどよりハッキリするが荒れたガレ道だッ!先ほど下から見えた頂上付近の岩場辺りまで来る。急斜面の岩場にへばり付くが風が強くて恐い!重心を前に倒して必死に登って行く。そして、、やっと着いた頂上!見て下さいッ!この壮観!キャッスルピ-クからこちらガレ山の山並み!この一帯は"操炮區界線内"と云って軍の演習場になっている。
↓北側正面海の向こうは中国の蛇口、その右側は微かに深センの街並み。東南側に目を転ずれば"大帽山"までも見える。一同唖然として景観に見惚れること暫し!三角点を囲んで恒例の記念写真数枚!南側の"乾山"を見ればその間は深い谷と落差の大きいアップダウンコ-スだッ!今日は止めたッ!北側はル-トが延々と元朗方面に向かっている。我々は北側ル-トを目指して下山開始。
↓頂上から北側に降りる道は急降下降りだった。ワイヤロ-プが下まで渡してあるぞ-!ロ-プを伝ってカッコ良く?降るレディ-スレンジャ-隊!麓に降り立ち一息入れる一行。ここから先はルンルン歩きの下りコ-ス!天水圍(Tin Shui Wai)の近くか?あのビル群は!
↓延々と続く下り道、頂上から見えたコンテナタ-ミナルも直ぐ近くに見えて来たがなかなか下まで降り着かない。やっとこさ舗装路に出て一安心、全員座り込んでしまう、、、、しかしここからが又長かったッ!
↓炎天下の山登りも辛いが、それにも増して延々と続く舗装道路にウンザリ。人っ子一人いない道のテクテク歩きが続く。バス道路はまだかッ!タクシ-が来ないかな〜!と皆同じ事を考えながら、、、、、、やっと着いたのが流浮山路のバス停。返り見た圓頭山!いやぁ〜堂々とした立派な山だッ、と今更ながら感心!程なく来たバスで元朗へ。元朗の街中で適当に下車したらタイミング良く着いた銅鑼灣行き直行バスに飛び乗った。  、、、、、そして、、、、、、、〆の打ち上げだッ〜〜〜!
↓最近オ-プンしたばかりの新しい日本食レストラン!開店時間前から押しかけた一行は例によってビ-ルから始まり焼酎、日本酒と大酒盛り!三日間の山登りの最後、明日はお休み、、、と呑んだり喰ったりの大判振る舞いでした。


初めて登った圓頭山は予想以上に凄かったッ!普通はあのル-トからは登らない方が良いだろう!下山した方から登るのがまともな様だ。将来いずれ逆から登って今回の目的だった乾山まで行ってみるかッ!しかしあの逆行コ-スも登山口ギリギリまでタクシ-ででも行かなければ行く気がしないな〜!それにしてもキャッスルピ-クにしろ今回の圓頭山にしろ、多分乾山も含めて如何にもマイナ-コ-スで人跡未踏と云えば大袈裟かッ!!
[2002年1月13日]青山キャッスルピ−ク