[2003年3月16日] 吊燈籠 (Tiu Tang Lung)

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コ−ス=九龍塘-(KCR)-大埔嘘-(Taxi)-新屋下-九胆租-犁頭石-
-吊燈籠-芬箕托-新屋下-(Taxi、MiniBus)-KCR大埔嘘

参考資料=「新界東北部 郊區地図1999年第五版」
   「香港街道地方指南2001年版」

≪全般概要≫

今日は昨年5月以来、約10ヶ月ぶりの新界東北部は船灣郊野公園 (Plover Cove Country Park) にある吊燈籠(Tiu Tang Lung)標高416mだッ!昨年はあいにく曇天で頂上からの眺めは存分には楽しめず、さらに途中で雨に降られて散々だった。あの日、雲の切れ目に垣間見た素晴らしい景色が忘れられず今回の再挑戦となった。今回も前日までの予報では霧が出るとの予想だったが幸い予報は外れほぼ快晴!気温も24度と暑いぐらい。久々の日曜好天に恵まれた。参加者9名でKCR大埔嘘 (Tai Po Market) から時間節約の為にタクシ-2台に分乗して新娘潭 (Bride's Pool)近くの新屋下(San Uk Ha) まで直行。そこから歩き出して九胆租 (Kau Tam Tso) を経由、非常電話がある地点から登り道となるが稜線の途中まで登った所、前回とはコ-スを変えて左手の吊燈籠登山口を通り過ぎてそのまま前進!犁頭石 (Lai Tau Shek)経由 三椏村 (Sam A Tsuen) 方面を目指す。

吊燈籠の裾野中腹の曲りくねった道を行く事、新屋下を出発して約一時間、犁頭石を過ぎてしばらく行った所、左手に標識も何もない狭い登り口。ここからがもう一つの吊燈籠登山口だった。急坂ガレ道の登りが最初のピ-クまで続く。次はちょっと尾根道を行き肩までの再度急登坂となる。そして最後登り切った所が頂上416mだった。今日の頂上からの眺めは"素晴らしい!"の一言。印洲塘海岸公園 (Yan Chau Tong Marine Park) のリアス式海岸と島々。特区境界線の向こう中国の山々、沙頭角の街並みと海。どこまでも続く青い空と海。景色を堪能した後、帰路は前回と同じく西側に向かって尾根伝いにピ-クを三つ越え最後の芬箕托(Fan Kei Tok)369mのピークから前回とはコ-スを変えてそのまま出発点の新屋下を目指して下山。ト-タル約8q、3時間半の暑い歩きでした。

↓出発点の新屋下。KCR大埔嘘駅前のタクシ-は"新屋村"と云ったら何とか通じた。ここまではタクシ-か1時間1本のミニバスしか通っていない。九胆租の田園地帯の平道を歩き20分程で非常電話がある別れ道。左手階段を登っていよいよ吊燈籠への最初の登山口近くの稜線まで登る。今日は久しぶりの好天のせいか?団体ハイカ-で狭い山道は渋滞気味!チンタラ歩きの彼等を追い越して、、、、、
まもなく左手登山口に差しかかるが我々はそのまま直進!犁頭石方面を目指す。

↓今日初めて歩くこのコ-スは左手、吊燈籠の裾野を巻くように歩く曲りくねった小道。徐々にコ-スは下っている。林道を抜けたり、石畳ふうの小道を下っていくとやがて前方に視界が開けて海が見えてきた。犁頭石を過ぎた辺りか?そろそろ左側に登り口がある筈だ、と思っていたら、、有ったッ!標識も何もない小さな登り口。ここが地図上点線表示の東側の吊燈籠登山口。新屋下を出て丁度1時間!
       、、、、、途中まで登ったら真下にエメラルドグリ-ンの海、三椏灣だッ!

↓いよいよ急坂登りのスタ-ト。途中溝状に抉れたガレ道を這い登る!先頭部隊との差がドンドン広がる。目前の最初のピ-クまでやっとの思いで登り着いたら、、、、、
                、、、、、前方に顔を出した吊燈籠!

↓ここの標高が300m強、印洲塘海岸公園の海が広がってきた。小休止の後、今度は尾根伝いに肩を目指す。左手急峻な崖の横、岩場を抜けて登って行く、、、、
      、、、、、険しい登りの途中で見かけた綺麗な花にふと疲れを癒される!

↓肩付近から見た遠く八仙嶺(Pat Sin Leng)の峰々。最後の急坂を登って遂に416mの頂上到着!真下の三椏灣、印洲塘海岸公園の青々とした海と空と島々、、、
実に素晴らしい光景だ!まるで絵葉書のよう!   、、、、、中国、沙頭角の街も!

↓帰路の芬箕托への尾根道。リアス式に複雑に入り込んだ海岸線と島々をバックに記念写真!遠く中国の海岸近くに漂う雲!素晴らしい景観を充分堪能した後、いよいよ下山開始。昨年来た時はガスで見えなかった尾根伝いのアップダウン道を行く。

二つ目ピ-ク過ぎた辺り、素晴らしかった景色を再度返り見、木の上の綺麗な白い花。この花は初めて見た、何と云う名の花だろう?左手目前には昨年末歩いた船灣淡水湖の山並み、八仙峰、遠く雲間の馬鞍山。そして芬箕托からいよいよ下山。

↓この下山道も前回昨年はガスで見落としたが、地図上は点線表示ながらヤブ漕ぎもない"立派"なル-ト。途中振り返って吊燈籠の山並みに別れを告げ、新屋下の村落を目指して下って行く、、、、、
やがて今日の出発点近く迄辿り着きタクシ-とミニバスに分乗して一路大埔嘘へ。

KCR大埔嘘駅ビル内、中華店で今日の打ち上げ!!丁度午後3時直前で"最後の飲茶"に辛うじて間に合った。イヤァ-今日は暑かった!カンパ〜イ!お疲れさ〜ん!

本日の吊燈籠は最高の天候に恵まれ、見事"香港版瀬戸内海"の景観を堪能出来ました。この山はさほど有名ではないが、未だ登った事がない人には是非お勧めしたい香港名山の一つと思います。今回の登山コ-スの方が昨年のコ-スよりも面白みが有ります。因みに昨年のレポ-ト⇒2002.05.19と比較してみて!

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