[2002年5月19日]吊燈籠(Tiu Tang Lung)

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コ−ス=九龍塘-(KCR)-大埔嘘-(Bus275R)-新娘潭-新屋下-九胆租-吊燈籠-
-芬箕托-鳥蚊謄郊遊徑-新娘潭-(Bus)-大尾篤-(Bus)-KCR大埔嘘

参考資料=「新界東北部 郊区地図1999年第五版」
   「香港街道地方指南2001年版」

今日は初めての山,新界東北部の「船灣郊野公園」にある吊燈籠(Tiu Tang Lung)
416mに挑戦!しかし天候がニ,三日前より悪化!!この日も朝から小雨模様だ。
雨にもメゲズ集まった5人衆!先ずは目的駅まで行ってみよう!と電車に乗ったは
良いが車窓から見る外はかなり強い雨!こりゃ−今日はダメだッと思う間に目的駅
の大埔嘘に着いた。ところが天に届いたか?我らが願い,空はカラリッとまでいかず
とも晴れ間が顔を出している。良しッ!予定通り決行ッ!となりバスに乗って終点
の新娘潭へ。名だたる新娘潭の滝はここ数日の雨で怒涛の水量!新屋下の村を抜
け,長閑な九胆租の田園地帯を歩いていよいよ吊燈籠へアタック!仰ぎ見た頂きは
雲の中だったが頂上に着いた時は強風にガスも流され時折雲間に出現する素晴らし
い海と島々の景観!絶景かな!尾根伝いに芬箕托369mのピークを過ぎた辺りから
予感していた雨!それも大粒!30分程雨に打たれ前進ズブ濡れ!次の難関はドロ
ドロ泥道の急坂、誰かが付けてくれていたロープを頼りに悪戦苦闘の下山。 そして
最後のピーク300mを経由して鳥蚊謄郊遊徑に出た。最後は新娘潭路のアスファルト
道を歩いてスタート地点まで帰る。さんざんな山行きだったが、吊燈籠から雲間に
垣間見た景観は実に素晴らしいものでしたッ!!快晴の日にもう一度来てみたい!


↓スタートの新娘潭バス終点。自然教育徑のゲートを潜り林道をしばらく行くと有名な
新娘潭の滝!雨で水量が増えて物凄いド迫力!ここの谷はその昔,望まぬ結婚を強いら
れた娘が身を投げたッ?と言い伝えられているロマンチックな場所↓昨今、そんな娘は

いねェ-ゾ-!と勝手な想像をしながらやがて新屋下の村に出た。ここからは長閑な田園
地帯を抜ける平道歩き。やがて↓吊燈籠への登山口。急な雨に備えてビニール袋をリュ
ックに装着しいざッ!高度が増すにつれ雨に濡れた周囲の鮮やかな緑が目に飛び込む


       完全に雲の中の吊燈籠↑

傾斜が徐々にキツクなる。やがて最初の↓峠に着いた。小休止の後いよいよガスに隠れ
た頂上を目指して一同黙々と進む!蒸暑さと疲労で歩調もイマイチ。そして遂に頂上。

強い風に流れるような雲の動き!アッ!雲間に時折望む素晴らしい海と点在する島々。
しかし又直ぐにガスに包まれ周囲は真っ白!しばらく頂上で風景を堪能しよう!と粘る
オッ!またまた視界が開けたッ!香港最東端の海はまるで↓瀬戸内海を思い出させる.

やがて下山。尾根伝いに次なるピーク"芬箕托(FanKeiTok)"369mを目指す!数回のアッ
プダウンを繰り返しピークを過ぎた頃、遂に雨!オマケにヤブ漕ぎ道で傘もさせない!
カメラも構えられない!30分程も降ったか?全身濡れネズミのグシャグシャ最悪状態!


       遠くに望むは新屋下の村と照鏡潭の滝か?↑

やがて雨は止んだが今度は急坂下り!雨でドロドロ状態の急坂は幸い先人が付けてくれ
ていた貧弱ながらもロープを唯一頼りに恐る恐る下って行く。 靴もズボンもドロ塗れに
なってやっとの思いで谷に着く。遠景は最後のピーク300m。谷部の分岐点からピークへ↓

このピークは山火事監視塔らしい。↓遠景は中国沙頭角の街並み。鳥蚊謄郊遊徑を歩い
て行って最後は新娘潭路のアスファルト道に下山して今日のFinish!長〜い舗装道路を
元来た新娘潭のバス停まで歩き,バスを大尾篤にて途中下車。最後の打上げは何とも知
れない鍋料理?汗と雨で汚れた身体!空腹と疲れ!しかしあの景色は素晴らしかった!