東京でAmazon使うのって良いことなんだろうか?

昨夜の2ちゃんはAmazon祭りだったようだった。Googleとの合わせ技でいろいろプライバシーがだだ漏れだったようだ。私も公開状態になっていたようなので、あわてて非公開にした。

ところが、個人的には多分何も恥ずかしいことは起きなかった。それは今回の騒動とはまるで関係なく、Amazonはあまり使わないようにしようと思っていたからだ。

Amazonはプライムにも入っていたので、何でもかんでもAmazonで買う「Amazonライフ」が可能ではあった。というか、それを思っていたからプライムに入ったわけなんだが。

で、他の大多数の人達と同じように、ウィッシュリストは公開にしていた。別に公開にしたかったわけじゃなくて、デフォルトがそうだったというだけなんだが。で、他の大多数の人達と同じようにこれは「自分が将来購入する予定リスト」、まぁつまりは「お気に入り」として使っていたわけだ。最近はAmazonで本を買うことをやめるようにしたから、このリストは膨らむ一方だった。50品目以上たまっていて、そろそろ棚卸ししなきゃなーと思っているところ。

元々田舎者である私はAmazonは「硬めの本」を買うところだった。つまり、近所の本屋に売ってない「難し目の本」を買うのが目的で使うようになった。と言っても使い始めた頃は既に都心に住んでいたのだけど、本屋の在庫に比べればAmazonの方がずっと豊富だから、そういった本は立ち読みで衝動的に買うもの以外はAmazonだった。まぁ何にせよ、そういったものばかりだから、別に「恥ずかしい物品」はウィッシュリストにもない。「おごちゃんって計算流体力学に興味があるんだ」ということがバレても、別にどうってことはない。まぁCDの趣味とか微妙っちゃー微妙だけど、それもまぁ公開情報から納得出来ることなので、これもどうってことはない。

というわけで、公開にしたところでどうってことなかったのだが、それは普段の使い方がそうであっただけで、私がネットワークリテラシィが高いという傍証には、

まるでならない

だから、Amazonを使うのに疑問を感じる理由はそこではない。

私がAmazonを使うことに疑問を感じるようになった理由は、商品の発送元にある。手元にAmazon箱がある人は見てもらうとわかるが、これは東京じゃない。東京から見るとちょっと外れになる(千葉県市川市)。まぁだいたい物流センターなんてのはそんなところにあるものだ。

でも、よく考えると、出版社はほとんど東京にあるし、取り次ぎもそうだし、私も都心に住んでいる。だから、私が近所の本屋で本を買うとしたら、別に千葉経由しなくても手元に届いていると思う。そして、本屋は徒歩圏内にあるからCO2の発生はたかが知れている。

ところが、Amazonの本は、一度市川にある物流センターを経由して、宅配便で私の手元に届く。また、プレミアムに入っていれば、購入価格に関係なく送料無料だ(それが目的でプレミアムに入った)。つまり、エネルギー的には非常にもったいない、地球に優しくない配送がされている。この問題は地方では誤差になるが、東京では結構効いて来るはずだ。

経済のリクツがわかれば、この辺は当然っちゃー当然のことなのであるが、これがどうも釈然としないのだ。割引とか考えると、そういった「エネルギーのムダ」をした方が安くつくということになってしまうからだ。そうなると、消費者は「エネルギーのムダ」を好んでするようになる。どう考えても地球に優しいとは思えない。確かにコストはその方が安くつくのだろうが(だから安い)、ローコストとエネルギーカットは一致しない。

まぁ私一人がそんなことを言ったところでどうとなるものでもない。でも、私一人がやめれば、数ccかも知れないが、燃料は節約される。おまけに地域の本屋は潤う。

そんなことをある日思ったものだから、本屋で普通に売っている本、現物を見ないと買う気の起きないものはAmazonから買うことをやめた。その結果、都心の本屋でも在庫があまりないような本ばかりがウィッシュリストに溜まることになる。お陰で、情報ダダ漏れになっていても、そんなに恥ずかしいことにはならなかったわけだ。

もちろんその辺の本屋で売ってないものはAmazonに頼るしかないのだが、コンビニで買えるような本はAmazonを使うのはどうかと思うし、月刊誌の類も本屋で買った方がいいし、「エロ本」もそうだろう。だいたい、「エロ本」は「脱紙」でいいと思うし。東京から離れた土地の人はそんなことを考えないでいいと思うが、東京に住んでいる人はそういったことを考えてみてもいいんじゃないか? その辺の本屋でも田舎とはまるっきり違う在庫があるんだから。

同じ理由で他の通販もなるべく使わないようにしている。物流センターとショップと自宅の位置関係を思うと、Amazonと同じような理由でげんなりしてしまったからだ。

PS.

twitterで「出版社の倉庫は都心じゃないところにあるから」とつっこまれたんだけど、結局「市川にあるAmazonの物流センター」に一度集約されてしまうという点でやっぱり釈然としないのだ。これが、花キューピットのように「近くの提携本屋」とか「近くの提携倉庫」とかなら納得なんだけど。「そこまでの距離が誤差にならないところに一度集約される」という遠回りが無駄だなと。

それとは別に本屋よりも明かに過剰包装になっているという点でもひっかかりはあるのだけど、それはまた別の話だし「東京」に限った話でもないし。箱は便利に使ってるしね。

東京でAmazon使うのって良いことなんだろうか?」への7件のフィードバック

  1.  そうそう。ケンコーコムなんて、九州から送ってくるんですよ。いつもなんか変だな~って思ってたのです。
     でも、大きな書店があちこちにできていて大概の本は手に入りますが、電車やバスに乗って買いにいくようならAmazon使っちゃうっていうのもありかなーとも思います。

  2. ああ、同じことを思っている人がいた。

    まぁ確かに電車やバスを使うとわけわからなくなっちゃいますね。そういう意味だと、「使わない方がいい」が適用される場面は少ないのかも知れないけど。

  3. まぁ中身がいっぱいなら、でかい箱もいいんだけどさぁ。

    場合によっちゃCD一枚でもマザボの箱みたいなのが来るわけで、これももったいない感が。

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