さらにテストを続けて、ほぼJupyterと同等なところまで動くようになった。
IPython kernelを起動出来るようになったので、Pythonも動くしマジックコマンドも使える。私が使う範囲では、本家Jupyterの代わりに使うことも可能なレベルである。と言うか、なんか手元にインストールした本家Jupyterは
何もしないのに動かなくなってしまった
ので、そろそろこっちを実用に使うことにしようと思っている。
今や本家の環境は、互換性の確認のためくらいしか使う用がないので、挙動が安定したあたりで切り替えてしまおうと考えている。ダッテナゼ動カナクナッタカワカラナインダモノ。
今のところこれ以上特に書くこともなく、だいたい本家通りに動く以上のことはない。難攻不落だと思っていたJupyter notebookが、Node上で動くようになったというだけである。
現在は
マルチユーザと認証
を組み込み途中である。これは本家の本体だけでは実現されてなくて、Jupyterhubをどうとかこうとかしないとダメみたいなので(やってないんでよくわからん)、これがマトモに動くようになれば、次のステップに進める。
「次のステップ」では何をするかと言えば、より高度なマルチユーザ対応である。具体的には、
ドキュメントの共有
といったところを、正しく動くようにしたい。今まで自分のノートしか見えなかった、あるいは他人のノートを見るためにはJupyterの外側であれこれしなければならなかったのが、シームレスに出来るようになれば、たとえば社内のナレッジの共有とかに使うことが出来るようになるだろうと思う。
現状のものは、ここにある。
PS.
致命的なバグも潰れたようだし、本家版Jupyterの動きがますます残念なことになってしまったので、本家版は動作確認用ということにし、こっちの版を自分の普段の環境にしてしまった。
理由はよくわからんのだが、本家版だとPDFファイルのプレビューがマトモに出来ないので、ちょっと使い辛い。本家版に出来てこちらで出来ないのは、「形式を指定してダウンロード」なのであるが、本家版のそれは動いたところでマトモに使えないので、私はそのためのコンバータを作ってしまっている。
思えばこれがJupyter hackの始まりであった。
まぁそんなわけで、この部分は今動く必要がないので、スルーすることにしている。
というわけで、無事に移行が出来た。