金大ぁゃιぃサークル一覧


■はじめに
 ついこの間、私は角間キャンパスで二人連れの男に声をかけられました。「あの〜、僕ら学生だけで企画してる『自ゼミ』っていうゼミやってるんですけど、それについてアンケートに答えてほしいんですが・・・」 明らかに怪しげな、それでいてなかなか断りづらい理由で呼び止められそうになった私は、「すいません、今めっちゃウ○コしたいんでまた今度・・・」といって逃げました。あとから友達や先輩に話を聞くと、案の定宗教関係の話だったとのこと。金沢大学に限らず、こういった団体・サークルの勧誘は、大学生活には付き物です。
 そこで今回の無責任編集は、金大に潜むぁゃιぃサークルや団体を調べた限りで紹介し、その対策を公開します。実は今回のテーマは一ヶ月くらい前から書いてるんですが、ちょっと自粛したほうがいいかなぁと思って公開していませんでした。しかしちょっと前に床屋に言ってたら、隣の人が「しゃべりば」に入会してるようなこと言っていたので、被害者を減らすためにも公開に乗り出しました。なお、タイトルにもある「ぁゃιぃ」とは、「物珍しい、一風変わった」を意味する私の造語です。訴えないでください(笑


■私の体験談

 4月、金大の入学式会場から出たときに、突然私の前に現れたのは、経済学部4年生を名乗る見た目オッサンの男でした。彼は自己紹介のあと、説明会がどうのこうの言い出し、近くにいた別の男(こちらはホントに大学生っぽい)を呼び、彼が入学式会場向かいの県立図書館の一室に設けた『説明会会場』に案内してくれると私に説明しました。
 疑いながらも大学生っぽい男についていくと、『説明会会場』で待っていたのは「入学おめでとう!」の声と握手の嵐。熱烈な待遇にやはり疑問を抱きながら勧められるがままに椅子に座ると、さきほどの男による、いかにも長そうな『説明』が始まりました。男はおもむろに小さな紙芝居を取り出し、「有名人がそろって絶賛する、○○という本を知っていますか?」「その本には、人生をどう生きるかが論じられているんですよ」「ところで大学の卒業生を対象に、大学生活は何色だったかというアンケートを実施したんです。何色だと思いますか?またあなたは何色がいいですか?」「実はアンケートの一位が無色透明、二位は灰色なんですね」「大学生活を充実させることはけして簡単ではないんです」「私たちは『生きる意味』や『人生の目的』について考えています」「みんなで意見を出し合えば、きっと充実した四年間を送れるでしょう・・・」などといった少し強引な論理で、あからさまに自分たちの集まりが素晴らしいもののようにアピールしてきます。しかし彼は決してこの団体がサークルであることを明かしませんでした。
 するとそこへ明らかに中年の男がやってきました。大学生っぽい男と交代して、同じようなことを言っていましたが、少し説明したあと紙を見せて、「入会には三段階あって、ゴールデンウィークまでやってみようって場合、夏休みまで頑張ろうって場合、一年間やりますって場合の3つで選べるんだけど、多くの人はゴールデンウィークまでだね。君ならどうする?」などと、やるとは一言も言ってないのに訊いてきました。『やらない』という選択肢もないので、私はそこで、うっかり「俺ならゴールデンウィークまでですね」と応えてしまいました。すると、「そう、じゃあここにマルをして、ここに名前と住所書いてよ」と、完全に「入る」方向で話がまとまってしまっていました。困った私は、「まだわからないことがあるんですけど、これってサークルなんですか?」と訊きました。そこで彼らは初めて「サークルだよ」と認め、それを受けて私は「なんというサークル名ですか?少し考えて、その気になったら自分で入りに行きます」と言ってその場を逃れようとしました。すると彼らは急にシドロモドロになり、「サークル名はえーっと・・・」などと言葉に詰まらせ、明らかにその場しのぎの名前を言いました。私はすぐにこの場を去ろうと思ったんですが、「入らなくてもいいから、名前と電話番号教えてよ、自己紹介代わりにさ」と、個人情報を巧みに聞き出そうとします。自分の電話番号は教えないくせに何が自己紹介かわかりませんが、教えない限りその場は帰してもらえそうもなく、緊急用の偽名を考えていなかった私は本名と携帯の電話番号を教えてしまいましたが、なんとかその場は逃げることができました。
 それ以来、「勝○書店で会があるけど、来ない?」という電話が一回だけ来ましたが、「自分には向いてないんで入らないことにしました」と言うとそれっきりかけてはきませんでした。ただ、そのときかけてきた大学生っぽい男の電話番号は控えてあり、念のため指定着信拒否に設定、非通知拒否と公衆電話拒否も設定してあります。彼らが「浄土真宗親鸞会」であることは後に知りました。また、サークル名を訊かれて困ったことが他にもあったのか、その後「しゃべりば」という名前で勧誘していたようです。



■特定思想ダミーサークル

 しゃべりばのような特定の宗教的・政治的思想団体のダミーサークルは、おそらくすべての大学に存在するでしょう。有名なのが、今はないらしいですがオウム真理教のダミーサークル「日本インド化計画」(早大)、「アクエリアスプロジェクト21」(東大)など。あらかじめ宗教や左翼の団体であると知って入るならいいですが、知らないで入ってしまうと、人生が大きく変わる可能性が高いといえるでしょう。なお、1999年に宗教系サークル「学芸サークル」に所属していた金大生が、その活動中に亡くなるという事故が起きています。
 では、ここで私が調べた限りのダミーサークルを紹介します。関係者の方で、「んなことねーよ!健全なサークルだよ!!」って言いたい方はメールください。「会員によれば、健全なサークルらしいです」との一文を付け足します(笑)
 2004年4月27日追記:2004年度版に更新しました。

統一協会系
(名称不明)
非公式 統一教会の学生組織である、原理研究会の関係サークル。三組織は体面は別組織ってことになってるらしい。過去にはカープ、ポッシブル、クリエイティブなどの名称を用いた。「アンケート」という名目で学生を捕まえ、回答に合わせて勧誘をしていく。アンケートの内容は、 健康・宗教・芸術・スポーツ・ファッション・恋愛などの項目から興味関心のあるものにマルをつけさせたり、地位・財産・友人・愛などから大切なものの優先順位をつけさせるといったもの。最終的にすべてを捨て、統一協会教祖・文鮮明の奴隷となるため、大学内では最も危険なサークルと思ってもいいだろう。『金沢学生新聞』は彼らが製作している。
親鸞会系
(名称不明)
非公式 結構活発な非公式サークル。裏にいるのは親鸞会。アルタ、歎異抄研究会、しゃべりばなどとも名乗ったことがある。某弁当屋の二階に部室がある。哲学サークルと偽って勧誘し、「生きる意味」「人生の目的」をキーワードに「絶対の幸福」、「ソニーの社長が社員に読ませた本」、「秀吉の時世の句」、「無色透明の大学生活」などを持ち出し、巧妙に勧誘を行う。統一協会と違ってマイナーな宗教のため、警戒心がないというところに危険性があると思う。尚、数年前に信者の現役金大生が亡くなっている。
 ⇒親鸞会と当サイトの関係については浄土真宗親鸞会の謎を参照してください。
※現在、「きくぞう」という名前で活動しているようです。
第三文明研究会 公式 創価学会。全国に同名サークルがいっぱいあるので、ググれば一発でわかります。リーダーのM川氏は去年も4年生だった。創価学会は勧誘の際身分を偽ることはしないが、しつこい入会説得では有名。学会員以外は近寄らないほうが吉。
マルクス主義研究会 公式 言うまでもなく左翼。リーダーのT橋氏が去年の自治会執行部委員長であるところをみると、革マル派とみてまず間違いない。なお、革マル派のルーツも同名サークルらしい。
金沢大学新聞会 公式 「金沢大学新聞」の記事は、まぁ左寄りといったところだが、会員は自治会の活動に参加させられるらしい。リーダーのK村氏は、自治会の幹部である。単にジャーナルをやりたいだけの一般学生もけっこういるみたいだが、K村氏は少なくとも2年連続で4年生なので注意。
芸術理論研究会「ヒナウス」 公式 去年は課外活動案内に載っていたのだが、今年は載っていない。なくなったのか、それとも紹介文提出ができなかったのかは不明だが、去年はK村氏がリーダーを務めていた。
社会科学研究会 公式 リーダーT口氏は自治会幹部で、電話番号も自治会の公的番号と同じ。この人も去年も4年だったし、今も4年。
※卒業生の方の情報によると、T口氏は94年入学だそうです。
国際問題研究会 公式 「2004課外活動案内」の紹介文は戦場ジャーナリスト、広河隆一の文章と写真だけで、他の左翼系サークルと比べると左翼な感じは薄い。リーダーW氏と左翼団体との関係はわからないが、K村氏と同じ電話番号であるので、自治会と見て間違いないだろう。
聖書研究会 公式 詳しくは不明だが、ものみの塔聖書冊子協会(エホバの証人)の可能性があるので敢えて追加。他大学には明らかにものみの塔に関係した同名サークルがあり、また教官が学生に入部するよう勧めていたという情報もある。現在断定はしかねるが、もし入部した際に『ものみの塔』『目ざめよ!』という名前の冊子や、『永遠の命に導く知識』『唯一まことの神との崇拝によって結ばれる』という名のテキストを読まされたら、100%ものみの塔のダミーサークルだと思ってほしい。これらの本はものみの塔が出版しているので、関係者以外絶対に使わないからだ。情報ある方は提供お願いします。


 とまぁ現時点ではこんな感じですが、ダミーサークルとはなかなかわかりづらいものなので、情報が入り次第追加する予定です。また金大では聞きませんが、アーレフは現在もダミーサークルを使った勧誘を続けているらしいです。このほかに、「こんなのもあるぞ!」って情報を持ってる方はメールください。なお、金沢大学で哲学サークルが存在するという話は聞いたことがありません。
 さて左翼系と思われるサークルの5団体ですが、やはり早稲田大学と同様、革マル派へ自治会費を横流しするためのものである可能性は否めません。またK村氏は文化サークル連合、即ち文サ連の代表でもあります。少なくとも2年連続。いつまでブラブラしてる気でしょうか?


■ぁゃιぃサークル勧誘対処法

 まず自転車置き場などで見かける限り、二人一組で一人に勧誘することが多いみたいです(心理的効果かな)。二人一組で声をかけられたときには、何か理由をつけて逃げた方がいいと思います。また、少しでもあやしいと思ったら絶対について行かない。彼らは必ず「場所を変えて話をしよう」と言ってきます。そこにはマインドコントロール可能な(?)空間が用意されていますので、絶対に行かないでください。
 捕まったときはやはり、何といっても「入りません」ときっぱり言うことが一番でしょう。大概はそれで帰してくれると思います。しかし、時には名前や住所、電話番号を訊かれることもあると思います。そこで本当の住所を教えてしまうと、何度も家に来る可能性があります。切ればいい電話と違い、家に来られるとなかなかやっかいです。適当な偽住所や偽電話番号を書いておけばいいでしょう。また、何度も訪問してくる場合は「警察を呼びますよ」と言えば結構帰るらしいです。それでも帰らなかったら本当に110番してもいいんじゃないでしょうか。
 とまぁちょっと書いてみましたが、こういった話はウラ金大でも紹介されていますので、参考にしてください。また以上の対処法は、悪徳商法にも応用できると思います。
 詳しくはカルト撃退マニュアルを読んでください。


■“やりコン”サークル

 6月に、早稲田大学のサークル「スーパーフリー」で、早大生らによる強姦事件が発覚しました。まぁアレは極端な例ですが、スポーツやボランティアなどを名目として人を集め、結局は男女交際しか頭にない連中ばっかりのサークルというのは、やはりどこの大学にもあるようです。金大でもいろいろ噂になっており、そういった情報はキム沢ちゃんねるなどで集めることができます。とりあえず大きなところだと、「KISS」というサークルは“やりコン”サークルとして認識している方が多いようです。内部ではわかりませんが、まぁ金大生の間でそう考えられている以上、集まってくるのは下半身に忠実な野郎中心かもしれないですね。
 いずれにせよ、そういったサークルがあるのは事実なので、サークルに参加する場合は充分気をつけたほうがいいでしょう。一回行って様子を見て、いやなら辞めようという場合でも、何かあったら警察に訴えるぐらいの覚悟は必要かもしれません。




新入生はこちらもどうぞ→独り暮らしの罠カルト撃退マニュアル

なお、現在従然草では2002年度版以前の「課外活動案内」の内容を、教えてくれる神のような先輩を募集しています。


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