“Modern Jazz LP Collection”
≪Part:1≫
≪Part:2≫に続く!

タイトルの“Modern Jazz”と一口に云っても、1940年代〜60年代前半の
ビ・バップからハード・バップ、そして1960年代後半〜現在に至る
ジャズ史の中で、主に私が好きなジャズのディスクだけを掲載しています。
ここのページは私“光頭老”が20歳代の若かりし頃、100枚以上買い集めた
モダン・ジャズのLP コレクションのほんの一部です。
レコ−ディング・デ−タと簡単な感想を交えて書いています。
ここに紹介するLPは既に廃盤になった物が多いですが、一部CD化された
物もあるようです。順番は下から表紙ペ−ジに載せた順になってます。
年月が経って一部のジャケットが手垢で薄汚れているところが値打ち物
です!(^_^)!
(当初はここの続きを書くつもりでしたが、スミマセン、もう疲れました!)

◎こことは別にブログ本文記事左側INDEX欄の ※“趣味の音楽関連”
ご覧下さい!

(35),『THE THREE/Joe Sample,Ray Brown,Shelly Manne』
EW EW-1001, 1975/11/28 録音
ジョ−・サンプル(p),レイ・ブラウン(b),シェリ−・マン(dms)
このアルバムも手持ちの中では比較的新しい75年の録音。レギュラ−・ピアノ・トリオではないので敢えてリ−ダ−は居なく、タイトルが“ザ・スリ−”になったとか? ジョ−・サンプルのピアノはこのアルバムで初めて聴いたが、ファンキ−・グル−プの“クルセイダ−ス”に居ただけあってホットな演奏が楽しい! 片面3曲、計6曲の配分もちょうど聴きやすく、ソウルフルな選曲。中でも"サテン・ド−ル"や映画「黒いオルフェ」の中の"Manha do Carnaval"、それに3人合作の"ファンキ−・ブル−ス"など大いにノリまくる。さらにこのアルバムはダイレクト・カッティング盤で音質はバツグン! オ−ディオ・マニア必携の一枚。
(34),『SIDE by SIDE
/Kazuo Yashiro Plays Bo"sendorfer Steinway』

AUDIOLABO ALJ-1012, 1974/03/08 録音
A面:八城一夫(Bo"sendorfer),潮先郁男(g),原田政長(b)
B面:八城一夫(Steinway),原田政長(b),五十嵐武要(dms)
ピアノの八城一夫がオ−ストリア・ウイ−ンの名器と云われるベ−ゼンドルファ−と同じくドイツ・ハンブルクの名器スタインウェイを各々A面とB面で弾き分ける、録音ディレクタ−菅野沖彦の面白い企画。A面はギタ−トリオでスタ−・ダストなどスタンダ−ド・ナンバ−を原曲に忠実に6曲。そしてB面はドラムを入れたオ−ソドックスなピアノ・トリオでセント・ト−マスなど思い切りジャズる4曲。気軽で楽しい一枚だがピアノの違いは素人の自分には良く解らない?
(33),『Organ Grinder Swing/The Incredible Jimmy Smith』
Verve MV 2074, 1965/06/14,15 録音
ジミ−・スミス(org),ケニ−・バレル(g),グラディ・テイト(dms)
(24)番の『All About/Jimmy Smith』に次ぐオルガンのジミ−・スミスの二枚目LP、こちらはギタ−のケニ−・バレルとのベ−ス・レス・トリオ。タイトルの“オルガン・グラインダ−・スウィング”が何と言っても圧巻、ゾクゾクするようなゴスペル風リズムだ! 他に“サテン・ド−ル”など4曲収録。気楽に聴いて楽しめるオルガン・ジャズ!
(32),『OPUS DE JAZZ』
SAVOY SOPU 28-SY, 1955/10/28 録音
フランク・ウェス(ft),ミルト・ジャクソン(v),ハンク・ジョ−ンズ(p),エディ・ジョ−ンズ(b),ケニ−・クラ−ク(dms)
カウント・ベイシ−楽団出身でジャズ・フル−トの実質的なパイオニア、フランク・ウェスとMJQのミルト・ジャクソンとケニ−・クラ−ク、彼らが揃えば楽しいスゥイングに満ちたジャズになるのは当然! 特にA面1曲目の“OPUS DE FUNK”はファンキ−ブル−スで痺れる! その他全4曲中、3曲をブル−スで決めている。盤はモノラルだがゼンゼン関係なし、下手なステレオ盤より高音質。
(31),『JIM HALL CONCIERTO/Concierto de Aranjuez』
CTI GP-3030, 1975/04/XX 録音
ジム・ホ−ル(g),ロ−ランド・ハナ(p),ロン・カ−タ−(b),スティ−ウ”・ガッド(dms),チェット・ベイカ−(tp),ポ−ル・デスモンド(as),ドン・セベスキ−(編曲)
クラシック・ギタ−の演奏で有名なスペインの『アランフェス協奏曲』 をB面イッパイに長編演奏したLPで、しかも手持ちのLPでは唯一ギタ−のジム・ホ−ルがリ−ダ−の盤。スペインの音楽は哀愁に満ちて情熱的なところが大好きだが、こんなジャズに変身したらますますその趣を深くする。悲しく寂しい旋律がジャズとかクラシックの枠を飛び越えて、、、。A面はジャズらしく“You'd be so nice to come home to”ほか二曲、往年のウェスト・コ−スト・ジャズを彷彿とさせる快演!
(30),『The Last Concert/The Modern Jazz Quartet』
ATLANTIC P-5177〜8A, 1974/11/25 録音
ジョン・ルイス(p),ミルト・ジャクソン(v),パ−シ・ヒ−ス(b),コニ−・ケイ(dms)
モダン・ジャズ史上20年以上続いた屈指の名コンボ、MJQのラスト・コンサ−ト。さよならコンサ−トはこれまでの集大成とも云うべきMJQ演奏の名曲シリ−ズ、朝日のように、、、バグス・グル−プ、ラウンド・ミッドナイト、ジャンゴ、etc、etc、の2枚組LP。同じ曲を演奏した他のMJQのレコ−ドより、さらに磨きが掛かったこの盤の演奏はさすがにラスト・コンサ−トに相応しい。逆に言えばMJQのレコ−ドだったらこの2枚組みだけを持ってたらそれで充分だろう!
(29),『This is Honda/Honda Takehiro Trio』
TRIO PA-7005, 1972/04/18 録音
本田竹曠(p),鈴木良雄(b),渡辺文男(dms)
このLPは選曲が素晴らしい! 歌物が主だが本田竹曠のエキサイティングなピアノ、ロン・カ−タ−ばりの鈴木良雄のベ−ス、ナベサダの実弟、渡辺文男の日本人らしくないドロ臭いドラミング、、、この三者一体で奏でる"Softly as in a Morning Sunrise"や"By By Blackbird" 等を聴くとつくづく日本人のジャズも変わったな〜と思う。さらにこのLPの録音ディレクタ−は菅野沖彦で1972年度スゥイング・ジャ−ナル誌の『ジャズ・ディスク最優秀録音賞』を受賞していて内容音質ともにGood!
(28),『West Side Story/Oscar Peterson Trio』
Verve MV 2068, 1962/01/24,25 録音
オスカ−・ピ−タソン(p),レイ・ブラウン(b),エド・シグペン(dms)
(26)のアンドレ・プレウ"ィンとはまたガラリと違ったピアノの巨匠オスカ−・ピ−タ−ソンによるウエスト・サイド・ストリ−! (14)の“Night Train”と同じメンバ−のゴ−ルデントリオ。A面1曲目の“Something's Coming”を最初聴いた時のショックは今聴いてもスリリングで全7曲中一番好きだ! オスカ−・ピ−タ−ソンは名だたる超テクの持ち主で且つ歌心に富んだ演奏が素晴らしい。これも大好きなLPだ。
(27),『Johnny Hammond/Higher Ground』
KUDU SR-3356, 1971/XX/XX 録音
ジョニ−・ハモンド(org),他ロン・カ−タ−(b),ジョ−・ヘンダ−ソン(ts)等オケ
ジミ−・スミスとはまた違ったオルガン奏者、ジョニ−・ハモンドはソウルフルな雰囲気が漂うオルガン・ジャズ。ジミ−・スミスと比較して派手さは無いが、解り易く親しみやすいオルガン・ジャズを聞かせる。しかしかと言ってコマ−シャリズムでもない優れもの! やはりタイトルのハイヤ−・グラウンドがダントツ!
(26),『Andre Previn and His Pals/West Side Story』
CONTEMPORARY LAX3023, 1959/08/24,25 録音
アンドレ・プレウ"ィン(p),シェリ−・マン(dms),レッド・ミッチェル(b)
NO.(06)と同じくアンドレ・プレウ"ィン(p) の二枚目、レッド・ミッチェル(b) も同じだがドラムスがシェリ−・マンに変わってまた一段とスゥイングするジャズ。題材もミュ−ジカル映画の『ウェスト・サイド・スト−リ−』と文句なしの一枚。“ウェスト・サイド”はいろんなグル−プがジャズ化しているが、このLPは明るいピアノのアンドレ・プレウ"ィンだけあって
"Jet Song"、"Tonight"、"Cool"、"Maria"、等やはり流行った曲がノリが良い。大好きなピアノ・トリオLPの一枚だ!
(25),『Quincy Jones/Gula Matari』
AML 333, 1970/03/25〜05/12 録音
クインシ−・ジョ−ンズ・オ−ケストラ
ゴスペル的、或いはR & B 的、そしてアフリカン・リズムの多用、など異色のオ−ケストラ・ジャズだ! 明日に架ける橋などフォ−クをゴスペル調にアレンジしたり、タイトルのグラ・マタリは大好きなミルト・ジャクソンのウ”ァイブがフィ−チュアされたアフロ・アフリカン的な神秘的ム−ドで惹きつける。ダントツはファンキ−・ブル−スの名曲、ウォ−キン! アレンジがグッ−! クインシ−・ジョ−ンズは不思議な魅力に満ちたコンポ−ザ−、アレンジャ−って云うのがこのLP1枚でよくわかる。
(24),『All About/Jimmy Smith』
Verve MV 9001(1〜2), 1962/03〜1965/01 録音
ジミ−・スミス・トリオ、ジミ−・スミス・オ−ケストラ
モダン・ジャズ・オルガンの始祖とも云われるジミ−・スミス。初めて買ったこのオルガン・ジャズLPは1971年だった。聴いたとたん、オルガンの持つ独特なサウンドに完全に魅了されてしまった! 録音はオムニバスの二枚組み、真にタイトルどおりジミ−・スミスの全てが網羅されてて全曲スリリング且つファンキ−! トリオ良し、またオ−ケストラをバックにしても良し。中でも "Organ Grinder's Swing"は圧巻! 一時このLPにすっかり虜になってキ−ボ−ドを練習し始めたほどだったな〜!
(23),『Barney Kessel/The Poll Winners Ride Again!』
CONTEMPORARY S7029, 1958/08/19,21 録音
バ−ニ−・ケッセル(g),シェリ−・マン(dms),レイ・ブラウン(b)
これはバ−ニ−・ケッセル、ギタ−トリオの傑作! 当代随一のリズムセクションをバックに全曲軽快なスゥイングで満ちてるが、中でもA面2曲目“Volare”はポピュラ−ソングを題材に完全にジャズに焼き直し。3人の迫真に迫る快奏とさらにContemporary盤に共通する超Hi-Fi録音は昨今のディジタル録音にも引けをとらないだろう! 内容的にも音質的にも最高のLPだッ!
(22),『Michel Legrand/At Shelly's Manne-Hole』
Verve V6-8760, 196X/XX/XX 録音
ミシェル・ルグラン(p),レイ・ブラウン(b),シェリ−・マン(dms)
これはまたファンキ−で楽しいミシェル・ルグランのピアノトリオのライブレコ−ディング! Shelly's Manne-Holeとはハリウッドにあるシェリ−・マン(dms)の店とか。B面最初の"My Funny Valentine"はミシェル・ルグランがピアノを弾きながら唸るようなハミングを聞かせてなかなか面白い。全曲、肩の凝らない気楽なジャズだ! ジャケットは銀箔が剥げて文字が良く見えないね(^_^)!
(21),『Chick Corea/Now he Sings, Now he Sobs』
Solid State SR 3029, 1969/XX/XX 録音
チック・コリア(p),ロイ・ヘインズ(dms),ミロスラウ"・ウ"ィトウス(b)
何だかやたら難しいジャズだ! なんでもチック・コリアは中国、塘の高僧の著書からヒントを得て作曲したとか? 全曲彼のオリジナル作品。どうりでわけが解らないが、とにかく美しい流れの音楽ではある。ロイ・ヘインズのシンバルワ−クだけは非常に印象的だッ!
(20),『The Modern Jazz Quartet/Under The Jasmin Tree』
APPLE AP-8595, 1968/XX/XX 録音
ジョン・ルイス(p),ミルト・ジャクソン(v),コニ−・ケイ(dms),パ−シ・ヒ−ス(b)
MJQレギュラ−・メンバ−による録音だが、MJQにしては異色の雰囲気! 全曲ピアノのジョン・ルイスのオリジナル作品。やっぱり室内楽的ム−ドで、このLPではミルト・ジャクソン(v) のソウルフルな感じは皆無! ごくたまに聴く分にはOK!
(19),『Puttin' it Together/The New Elvin Jones Trio』
BLUE NOTE BST 84282, 196X/XX/XX 録音
エルウ”イン・ジョン−ズ(dms),ジョ−・ラフアェル(ts,ss,fl),ジミ−・ガリソン(b)
これぞ天才ドラマ−、エルウ”インの真骨頂発揮! ピアノ・レス・トリオながらベ−スのジミ−・ガリソンとのコンビネ−ションはそれを全然感じさせない。ドラムと云う楽器をまるでメロディ−楽器のように操る驚異! 全曲迫力に満ちた演奏でLP片面聞いてもグッタリ!
(18),『Red Garland/At The Prelude』
PRESTIGE MJ-7098, 1959/XX/XX 録音
レッド・ガ−ランド(p),ジミ−・ロ−サ−(b),スペックス・ライト(dms)
これまたピアノ・トリオの珠玉! マイルスとの競演が多いが独自のアルバムではこのLPがダントツ! 全曲軽快なスゥイングで心地良いが中でもA面冒頭の“サテン・ド−ル”やB面の“プレリュ−ド・ブル−スはGood!
(17),『The Charles Lloyd Quartet/Dream Weaver』
ATLANTIC SD 1459, 196X/XX/XX 録音
チャ−ルス・ロイド(ts & f),キ−ス・ジャレット(p),セシル・マクビ−(b),ジャック・デジョンネット(dms)
目当てはキ−ス・ジャレットのピアノを聴くためだったが?、、、チャ−ルス・ロイドのテナ−はこのLPで始めて聴いたがもう一つ? フル−トは素晴らしい。特にA面全曲を“枯葉”3部作に分けた"Autumn Prelude"、"Autumn Leaves"、 "Autumn Echo"はなかなかの圧巻!
(16),『Tommy Flanagan Trio/Overseas』
UNION UPS 2, 1957/8/15 録音
トミ−・フラナガン(p),ウィルバ−・リトル(b),エルウ"ィン・ジョン−ズ(dms)
ピアノ・トリオの珠玉! 日本では特に大評判になってスゥイング・ジャ−ナル誌優秀賞! 全編フラナガンのメロディックな演奏スタイル。特にB面冒頭の“リトル・ロック”は3者一体となったブル−スの快演!
(15),『Stan Getz and J.J.Johnson/At The Opera House』
Verve VLS 1008, 1957/XX/XX 録音
スタン・ゲッツ(ts),J.J.ジョンソン(tb),オスカ−・ピ−タ−ソン(p),レイ・ブラウン(b),ハ−ブ・エリス(g),コニ−・ケイ(dms)
JATPのオペラ・ハウスでの実況録音。メンバ−は臨時編成だがセクステット豪華メンバ−の名盤! 二大巨匠のスリリングな演奏、特にトロンボ−ンでのモダンジャズ演奏は数少ない。
(14),『Night Train/The Oscar Peterson Trio』
Verve SMV-1012, 1962/12/15 録音
オスカ−・ピ−タソン(p)、レイ・ブラウン(b)、エド・シグベン(dms) のピアノトリオ! 何といってもタイトルの“ナイト・トレイン”がダントツ! “Cジャム・ブル−ス”もファンキ−なブル−スでイカス演奏、それにしてもピ−タ−ソンのピアノ、って〜のは全く機関銃の連射! ピアノ二台って感じ。
(13),『Helen Merrill in Tokyo』
KING SKJ 5, 1963/2/12,13 録音
ヘレン・メリル(vo),Takeshi Inomata & West Liners :猪俣 猛(dms),鈴木重夫(as,cl),原田忠幸(bs,bcl),仲野 彰(tp),前田憲男(p),滝本達郎(b),稲垣次郎(ts,fl)
ハスキ−ボイスの“You'd be so nice to come home to”には一聴き惚れ。往年の日本のジャズメン・オ−ルスタ−、ウエスト・ライナ−ズも懐かしい! ボ−カルはあまり好きでないけどこのLPだけは特別、本当のジャズ・シンガ−って感じ!
(12),『The Time Out/Brubeck Quartet』
COLUMBIA YS-214, 1960/XX/XX 録音
デイウ"・ブル−ベック(p),ポ−ル・デスモンド(as),ユ−ジン・ライト(b),ジョ−・モレロ(dms)
あの大ヒットした“テイク・ファイブ”、5/4拍子ジャズのはしり! ジャズと云えば4拍子、たまには3拍子ジャズも有るけど、5/4拍子ジャズは多分このグル−プが初めてか? 全編そのタイトルどおり変拍子リズムながら素晴らしいスゥイング感に圧倒される。半盲目のドラマ−の快奏でこのLPは光っている。
(11),『Wynton Kelly!』
VeeJay MJ-7028 19XX/XX/XX 録音
ウイントン・ケリ−(p),ポ−ル・チェンバ−ス/サム・ジョン−ズ(b),ジミ−・コブ(dms)
  オ−ソドックスなピアノトリオの名盤! ファンキ−で歌心に富んだウイントン・ケリ−のピアノはいつ聴いても飽きがこない。このLPの中では"枯葉"がダントツ!
(10),『Thelonius Monk/Greatest Hits』
RIVERSIDE SR-7049, 1956〜60 Omnibus録音
セロニアス・モンク四重奏団、五重奏団
大親分モンク、1956年から60年までの数々の名演のオムニバスレコ−ド。“ブル−・モンク”に始まり、有名な“ブリリアント・コ−ナ−”、そして最後は“ラウンド・ミッドナイト”で〆ると言う心憎い編集。全編モンクの妖しい不協和音的ム−ドで、これでもモンクあっか、と盛り上げる。
(09),『Them Dirty Blues/The Cannonball Adderley Quintet : Featuring Nat Adderley』
RIVERSIDE PLP-322, 1959/XX/XX 録音
キャノンボ−ル・アダレイ(as),ナット・アダレイ(cor),ボビ−・ティモンズ/バリ−・ハリス(p),サム・ジョン−ズ(b) ルイ・ヘイズ(dms)
ファンキ−ジャズの大御所が兄弟で演奏するファンキ−オンパレ−ド。A面冒頭に出てくる“ワ−ク・ソング”は文字どうり黒人労働歌! 解りやすいフレ−ズで誰でも一発で好きになる。もちろんタイトルの“Them Dirty Blues”は荒々しいブル−スで気取ったところがないのが好感。
(08),『Coltrane "LIVE" At The Village Vanguard』
IMPULSE Ny 10, 1961/11/2,3 録音
ジョン・コルトレイン(ss),エリック・ドルフィ−(bc), マッコイ・タイナ−(p),レジ−・ワクマン(b),エルウ"ィン・ジョン−ズ(dms)
いわゆるアバンギャルド、前衛ジャズもこの辺りが限度。鬼才エリック・ドルフィ−の快演、それにコルトレ−ンのソプラノサックスが光る“Softly as in a Morning Sunrise”は醜鬼迫る熱演。ドラムのエルウ"ィン・ジョン−ズの超テクとその複雑なビ−ト、且つメロディックな叩きにはホント叩きのめされたッ!
(07),『The Modern Jazz Quartet/European Concert』
ATLANTIC MJX-1, 1960/4/XX 録音
ジョン・ルイス(p),ミルト・ジャクソン(v),ケニ−・クラ−ク(dms),パ−シ・ヒ−ス(b)
これぞジャズ室内楽の大御所MJQ! 全員黒人でありながらそれらしいドロ臭さは皆無、むしろ古典音楽を聴くような厳かな雰囲気。しかしミルト・ジャクソンのバイブラホ−ンは随所にソウルフルでファンキ−なム−ドも漂わせる。ジョン・ルイスのピアノはシングル・ト−ンで派手さはないがバイブとのコンビネ−ションが最高。
(06),『Andre Previn's Trio Jazz/King Size』
CONTEMPORARY LY 1018, 1958/11/26 録音
アンドレ・プレウ"ィン(p),レッド・ミッチェル(b),フランキ−・カップ(dms)
白人らしい明るいピアノ、超テクで且つ歌心にも富む。このLPを買ったのが1962年8月、この頃からピアノ・トリオが好きになってきたのを思い出す。B面最後のアイム・ビギニング・トゥ・シ−・ザ・ライトが大好き! とにかく全編スゥイング!
(05),『Benny Golson/Groovin' with Golson』
Prestige Series, TOP RANK 5029, 195X/XX/XX 録音
ベニ−・ゴルソン(ts),カ−ティス・フラ−(tb),レイ・ブライアント(p),ポ−ル・チェンバ−ス(b),ア−ト・ブレイキ−(dms)
昔、一世代を風靡した豪快サックスのコ−ルマン・ホ−キンスの流れを汲むベニ−・ゴルソン。ファンキ−なリフ・ブル−スが大好き。これぞテナ−・サックスの真髄だ!
(04),『Ascenseur Pour Lechafaud/シネ・ジャズ/マイルス〜ブレイキ−』
FONTANA FON-5002, 1957/12/4〜1958/11/XX 録音
【死刑台のエレベ−タ】:マイルス・デウ"ィス(tp),バルネ・ウィラン(ts),ルネ・ウルトルジェ(p),ピエ−ル・ミシェロ(b),ケニ−・クラ−ク(dms)、【殺られる】:リ−・モ−ガン(tp),ベニ−・ゴルソン(ts),ボビ−・ティモンズ(p),ジミ−・メリット(b),ア−ト・ブレイキ−(dms)
フランス映画“死刑台のエレベ−タ”と“殺られる”のサントラ盤。"死刑台"はマイルス、"殺られる"はブレイキ−の不気味な演奏が映画のシ−ンを彷彿とさせる逸品。数年経ってまた聴くと単なる映画音楽でなく優れたモダン・ジャズ、って−のが良く解る!
(03),『Round Midnight/The Miles Davis Quintet』
COLUMBIA SL-1012, 1955/XX/XX 録音
マイルス・デウ"ィス(tp),ジョン・コルトレイン(ts),レッド・ガ−ランド(p),ポ−ル・チェンバ−ス(b),“フィリ−・ジョ−”・ジョ−ンズ(dms)
古き良きコロンビア時代のマイルスの名盤中の名盤! ミュ−トイントロの後、忽然と現れる若かりし頃のコルトレ−ンの出だし、ラウンド・ミッドナイトには心底シビれた。鬼才マイルスもコルトレ−ンもこの頃はまだ良かったな〜! 
(02),『Gerry Mulligan/Jazz Greats in Paris Series Vol.4』
Vogue LPPM-1028, 1954/XX/XX 録音
ジェリイ・マリガン(bs),ボブ・ブルックマイヤ−(V.tb),レッド・ミッチェル(b),フランク・イソ−ラ(dms)
ピアノレスジャズ! バリトン・サックスの巨匠マリガンと珍しいバルブ・トロンボ−ンのサウンドとハ−モニ−が、ピアノレスの違和感を全く感じさせない一品!ドラムのブラッシュワ−クがもの凄く印象に残る快奏。
(01),『Saxophone Colossus/Sonny Rollins Quartet』
Prestige Series, TOP RANK 5004, 1956/06/22 録音
ソニ−・ロリンズ(ts),トミ−・フラナガン(p),ダグ・ワトキンス(b),マックス・ロ−チ(dms)
ソニ−・ロリンズ名盤中の名盤!あの有名な“モリタ−ト”が何と云ってもダントツ。それとマイナ−ブル−スの“ブルウ・セブン”は聞けば聴くほど味がある。トミ−・フラナガンのソロも好印象。
≪Part:2≫に続く!

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