第134回 [2006年11月11日(土)]
【秩父/妙法ヶ岳(1,329m)】
−Photo & Report by H.Tanuma−

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コ−ス=西武秩父線「西武秩父」駅[8:48/9:17]〜秩父鉄道「御花畑」駅
[9:23]〜(電車)〜秩父鉄道「三峰口」駅[9:46/9:50]〜(タクシー)〜
〜大輪[10:00]〜ロープウェイ駅[10:05/10:15]〜薬師堂跡
[11:15/11:25]〜遙拝殿[12:25/13:15]〜分岐[13:35]〜
〜妙法ヶ岳(奥宮)[14:15/14:30]〜茶店・バス停[15:15/15:45]〜
〜(急行バス)〜「西武秩父」駅・クラブ湯・「高砂ホルモン」・
・「大村本店」[17:00/19:25]

秩父周辺の地図を見ながらつらつらと次はどこへ行こうかと考えていた時のこと。ふと、三峰神社の先にある妙法ヶ岳が目に留まりました。普段、三峰口から雲取山に登る場合、ロープウェイを利用して三峰神社に上がり、その先、主稜線を少々外れて鎮座する妙法ヶ岳なんぞには目もくれず、先を急ぐのが大半の登山者と思われます。ところがネットを見れば現在はロープウェイは休止中。それならばということで、大輪から表参道を上がり、妙法ヶ岳を目指すことにしました。前日までの天気予報によれば、寒冷前線の通過により雨に加えて突風や雷があるかも知れないとのこと。やや天候が案じられましたが、結果、流石に我々はお天道様の御加護があるため多少雨に降られただけで済みました。メンバーは、スイスから帰国してすっかりリフレッシュした鵜飼隊長、前日の大酒(?)で体調絶不調の小林さん、突然西武秩父駅に現れた凸凹ブラザース1号(大塚さん)を加えた4名。遅れて西武秩父駅9時17分着で現れた二 日酔いの小林さんを、挨拶も省略して御花畑駅へダッシュさせ、23分発の三峰口行きに飛び乗りました。三峰口駅から大輪までタクシーに乗車(1,780円)。運転手曰く、三峰ロープウェイの架け替えには15億円程かかるらしく、秩父鉄道としてはそんなに投資できないらしい、廃業するかも知れないとのこと。

ロープウェイが休止中なので、とうぜんその駅は全くの無人で、つわものどもが夢の跡状態。このすぐ左手が表参道の出発点になります。道標によれば、三峰神社まで3.2kmの道のり。しばらくは沢沿いに緩やかに登り、「清浄の滝」を過ぎてからは尾根筋を上がるようになります。このあたりで雨が落ち始めましたが、合羽は暑そうだし風は無いので傘で充分、たまにはシトシトと降る雨の中を登るのも一興。やがてあと1.5kmのところに「薬師堂跡」のあずまや。晴れていれば谷を隔てて妙法ヶ岳の方が見えるのかも知れませんが、ガスで視界無し。その後、ゆったりした九十九折りの道を黙々と登ると建物が現れ、車が通れそうな幅の砂利道に変わります。さらにゆるゆると登れば見晴台のような建築物があり、その先少々下ったところに立派な門(随身門)があります。そろそろ昼時ですが雨が落ちているので、屋根のあるところで大休止しようと先ほどの展望台らしき処に戻って昼食。石造りの台と賽銭箱があり、単なる展望台では無さそう。あとでネットで検索したら、やっぱりそこは「遙拝殿」という、奥宮(妙法ヶ岳)に向かって祈祷する神聖な場所らしい。どうかバチが当たりませんように。

昼食後、いつのまにか雨は上がり、杉木立の続く道をさらに南へ進むと、茶店が建ち並ぶところを通過し、しばらく先に雲取山方面から左に折れる道があり、鳥居があります。ここが妙法ヶ岳への分岐。多少登りがきつくなるものの、それでも充分に歩きやすい道。やがて細い尾根を辿るようになり、岩っぽくなります。なんとなく修験道の世界を彷彿させる雰囲気。急な木の階段を慎重に下り、一転、急な石段を登って、最後は鎖にぶら下がってよいしょと上がれば石造りの奥宮が鎮座する妙法ヶ岳の山頂。良い具合にいつしかガスが切れ始めていて、うっすらと陽もさしてきました。北側には霧藻ヶ峰が姿を現し、西方には和名倉山の茫洋とした巨体の一端が垣間見えます。今日の天候ではまずまずの眺望でしょう。あとは神社まで戻り、15時45分発のバスに乗るだけ。あわよくば興雲閣の「三峯神の湯」(タオル付き500円)で入浴も、と思い急いで駆け下りましたが、結局、残念ながら充分な時間がとれず、茶店でビールを飲んでバスを待つことに。

ここから長駆、西武秩父駅までバス(900円)。胃腸の調子が戻らない小林さんとはここで別れ、残る3人は駆け足で「クラブ湯」入湯(350円)。とりあえず身体を温めたら素早く戻って「高砂ホルモン」入店。焼き以外にハツ刺しとレバ刺しも注文(合計2,000円/人)。その後、またまた戻って「クラブ湯」の隣にある「大むら本店」に入店、冷酒ともりそば、とりわさ、卵焼きを頂きました。あまりに特急電車の発車時刻ぎりぎりまで店で寛いでいたため、またまたまた西武秩父駅までダッシュし、最後は特急券の購入と酒の調達を分担して、なんとか間一髪間に合いました。車内で酒宴の続きをしたのは言うまでもありません。今日は何だか時計とにらめっこが多かった・・・。

本日の実働時間:3時間50分
本日の累積登高差:1,216m
本日の踏破距離:7.7km

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写真左から【01】三峰口駅前。
【02】大輪の橋の上にて。
【03】ロープウェイ駅に到着。思った通り殺風景です。
【04】ここから表参道に入ります。
【05】薬師堂跡のあずまやで小休止。
【06】このあたりは杉木立。いかにも参道の風情。
【07】何も知らずに遙拝殿で堂々と昼食。

【08】遙拝殿から望む妙法ヶ岳。
【09】立派な随身門。
【10】雲取山へ続く道。
【11】ここから奥宮(妙法ヶ岳)への道が分岐します。
【12】妙法ヶ岳山頂直下の岩場。
【13】和名倉山方面。
【14】霧藻ヶ峰。沸き上がるガス。

【15】霧藻ヶ峰方面をバックに証拠写真。
【16】これが奥宮です。
【17】北西方面をバックにもう一枚。
【18】残念ながら雲取山は見えませんでした。
【19】北方の山が雲海に浮かぶ島のようです。
【20】振り返って見る妙法ヶ岳。
【21】茶店でビール。

【22】この茶店の造りは結構立派です。
【23】「クラブ湯」に入湯。この雰囲気いいなあ。
【24】さあーホルモン焼だー!ハツ刺しだー!

≪今回は雲海の中の霊山の風情!それにしてもホルモン、ハツ刺しとは罰当たりな!=光頭老≫

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