[2004年7月18日] 南大嶼郊遊徑 (伯公アウ〜南山)
South Lantau Country Trail (Pak Kung Au〜Nam Shan)

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コ−ス=MTR.東涌-(Bus)-南大嶼郊遊徑≪伯公アウ〜南山≫-(Bus)-
-梅窩-(Ferry)-中環(Central)

参考資料=「大嶼山 郊區地図2000年第三版」
      「香港街道地方指南2001年版」

≪全般概要≫
今日は初めてのコ−ス、ランタウ島の中西部“南大嶼郊野公園”(Lantau South Country Park) の中にある“南大嶼郊遊徑”(South Lantau Country Trail) と云うハイキングコ−スだ。ランタウ島中西部に広がる一大山塊、“大東山”(Sunset Peak)”や“二東山”(Yi Tung Shan) の南側山麓を走るル−ト。“南山”(Nam Shan)から“伯公アウ”(Pak Kung Au)まで“二東山”や“大東山”の尾根を歩くLTT-2-と並行するようにその南側の山麓を縫って歩くコ−ス。今日は逆に“伯公アウ”から“南山”までを歩いてみることにした。クソ暑い毎日、苦しい山越えトレ−ルコ−スを避けたい気もあったが、それよりも未踏のコ−スを歩いてみたかったのも事実。

今日の参加者は10名、気温26−29度、湿度89%、晴れ小雨の予報で珍しく猛暑ではなさそうだッ! “東涌”(Tung Chung)から大仏がある“昴坪”(Ngong Ping) 行きのバスに乗って峠の上“伯公アウ”で途中下車。そこから西側へ登れば“鳳凰山”(Lantau Peak) へ、逆に東側は“大東山”サンセットピ−クへ至るLTT-2-と-3-の中継地点。バス道路から東側の階段をチョット登った所にある東屋、サンセットピ−クへ登る階段右横に小さな“南山”への標識、ここが初めて立ち入る“南大嶼郊遊徑”への入口。

なだらかな坂道と所々の階段を登りながら森林道が続く。しばらく登ったら直ぐに平道になって右手に視界が広がる。真下には“長沙”(Cheung Sha) 付近のビ−チと、その向こうの大海原は中々の絶景! ル−トは小さなアップダウンは有るが、曲りくねった山麓道で殆ど平坦。所々に森の中の小川と沢も多く絶好の夏向きコ−スだ。途中雨が降り出したが、幸い直ぐに止んで一安心! 一箇所危険表示が出ていた大きな沢を渡る時、先日の台風の為か? 水量が増した沢の水、断崖脇の岩の上を流れる水に靴を濡らしながら恐る恐る渡るスリルも味わう。

曲りくねった道を延々と歩き、遥か右手前方に見えていた“芝麻灣”(Chi Ma Wan)半島と“老人山”(Lo Yan Shan) が徐々に近づいて見える位置まで来てから以降、ル−トはそれまで時折見えてた右手の視界が消えて山深い森林道となる。沢を幾つも渡り、昼なお暗き森の中を進む内にル−トは徐々に下り坂となりやがてLTT-2-との交差地点に到着、出発点の“伯公アウ”からここまで7qの表示。階段を登って下った所が“南山”のバス道路“嶼南道”(South Lantau Rd.) 前だった。バスで“梅窩”(Mui Wo) へ移動、先日初めて立ち寄った“イタメシ屋”、イタリアンフ−ドで最後の打上げ乾杯でした!
(LTT-2-,-3-:鳳凰徑、 Lantau Trail Stage-2-,-3-)

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↓LTT-2-と-3-の中継点“伯公アウ”にて出発前の記念写真。バス道路横の“鳳凰徑”の標識、写真No.[03] の階段を上ると東屋、その右手にある“南山”の標識[05] が“南大嶼郊遊徑”の入口。緑が映える森の中へ、、、さぁ〜出発!

↓雨上がりで息を吹き返したような樹木、その中の小徑は緩やかな登り坂と軽い階段登りがしばらく続く、、、やがて平道に出たら右手に視界が広がった。“長沙”付近の海岸線が右[10] から左[11] まで、その先の大海原! 一同素晴らしい眺めに目をやってたら、、、頭上にハングライダーが現れて気持ち良さそうにフワフワと、、、。
(写真No.[08] 、[14] の二枚は仲間撮影)

↓左手の山側には怪しい黒雲が![15]、遥か前方には香港島も見える[16]。そして右手前方には“貝澳灣”(Pui O Wan) と“芝麻灣”半島[17]。この辺りまで歩いてきたら遂に心配していた雨! 先週と同じパタ−ン、、、多分、通り雨だッ! 慌ててザックカバ−を掛け傘を差しての歩き。頭上左側の山手はガスが直ぐそこまで垂れ込めている。この辺りの高度は約350m。

↓濁流の音が!、、、間もなく大きな沢に来る。小さな滝の下、断崖の小徑まで水が溢れているがそこを通過しなければならない。右側は崖下、[23]、[24]、一同靴を濡らしながら恐々渡リ切った。このル−トは沢や小川が多いが、多分この沢が一番大きいようだ。再び登り坂、、、そしてまた右手に視界が広がる。“貝澳灣”と“芝麻灣”半島がグッ−と近づいてきたぞ![28]、あのピ−クは“老人山”だッ!

↓雨も上がって快適な歩きが続く、、、綺麗な風景を写真に収め、、、間もなくコ−スのほぼ中間地点か? “貝澳灣”の素晴らしいエメラルドグリ−ンの海[32] が間近に!、、、この景観を眺めながらここでコ−ヒ−ブレ−ク。  

↓再び山麓の歩きは続く、、、正面の香港島がかなりハッキリ見えて来た[37]。左側山の谷間には一筋の滝も[39]、、、またもや大きな沢を渡る、、、そして今度は落ち葉がイッパイの林道へと続く。

↓この辺り、完全に森の中。生い茂る樹木で薄暗い、、、やがてコ−スは次第に下り坂となって、、、階段を下ったらLTT-2-との交差地点に着いた[46]、[47]。標識どおり“南山”を目指すと階段をチョット登った所から“梅窩”の街が見えた[49]。

↓再び階段を下って、、、“南山”の東屋に到着。今日の歩きはト−タル7q強。“大嶼山郊野公園”の大看板の前で最後の記念写真一発! 傍の“嶼南道”からバスに乗り“梅窩”へ。前回初めて入ったイタメシ屋に飛び込む。ビ−ル、ワイン、数々のイタリアンフ−ド、、、腹イッパイ飲んで喰って締めてHK$153/人也、、、でした。

何故今まで歩かなかったのかな〜? ウッカリ見落としていた未踏のル−ト! しかしこの“南大嶼郊遊徑”は実に素晴らしい、本当に夏向きのコ−スだった! 因みに正式には“南山”から“伯公アウ”、さらに西側までル−トは伸びて、最後は“水口灣”(Shui Hau Wan) の近くLTT-10-の途中まで、計10.3qのコ−ス。

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