[2004年6月20日] 石壁〜水口
(Shek Pik〜Shui Hau)
≪Lantau Trail Stage-9-≫

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コ−ス=中環(Central)-(6號埠頭Ferry)-梅窩-(Bus)-石壁-(LTT-9-)-
-水口-(Bus)-梅窩-中環

参考資料=「大嶼山 郊區地図2000年第三版」
      「香港街道地方指南2001年版」

≪全般概要≫
今日は初めて歩くコ−ス、ランタウ島の中西部“南大嶼郊野公園”(Lantau South Country Park) の中、“石門山”(Shek Mun Shan) 179m と云う小山がある“水口半島”を巡る海岸線のコ−ス、LTT-9-だ。予定ではその後引き続きステ−ジ10も通しでほど歩く筈だったが???
このコ−スは地図上判断で山もなく殆ど平坦道、面白くも可笑しくもないだろう! と実は今まで一度も歩く気がしなかったコ−ス。朝7時半、外はかなり強い雨、しかしTV予報では気温27−31度、湿度97%で晴れと夕立マ−ク。家を出る8時15分、空は青空に変わり燦燦と日が射し始めた。

集合場所の“中環”(Central) 6號フェリ−埠頭に集まった仲間は今年最低数の9名、朝の雨のせいか? 暑さのせいか? これからもますます暑くなるし参加者も減るだろう! とか考えながら高速フェリ−で30分、“大嶼山”(Lantau Island) ランタウ島の“梅窩”(Mui Wo) に到着。直ぐにバスに乗り換えて“石壁水塘”(Shek Pik Reservoir) のダムを渡った所で下車、LTT-9-のスタ−ト地点だ。考えてみたらこのダムはいつもバスで通過するだけで歩いて渡るのは今日が始めて! 来た方に戻るように堤防を渡りきった所から直ぐに右折、舗装路の坂道下りが続き、右へ行けば“古代石刻”(Ancient Rock Carving) へ、 の標識を無視してそのまま左側に進むと間もなく海岸近くに出て“紅十字會石壁營”(Red Cross Shek Pik Youth Camp) の建物。

そこまでは舗装路だったがそこを左折したら山道となり、今度は階段登りの始まり。この辺りから猛烈な暑さ! 思ったより長い階段登りで汗グッショリ! やっと峠の上まで辿り着く。ふと右側を見ると下から見えていた気になる三角点のピ−ク、あれが半島のほぼ真ん中にある“石門山”? とばかりその時は思い込んでトレ−ルコ−スを一旦外れ、登ってみたら中々の絶景! しかし後で地図を良く確かめてみたら僅か95m の無名ピ−クだった。暑さのせいで脳性マヒを起こしたらしい?

小山を往復して再度LTT-9-に戻り、右手下の海岸線を眺めながらの歩きがしばらく続く。“石欖洲”(Shek Lam Chau) と云うキャンプサイトへの道を通り過ぎて更に前進、途中数箇所あった木陰に入るたびに小休止! とにかく猛烈な暑さと湿気でどうしようもない! 朝のTV予報の31度ってもんじゃない! 小アップダウンを繰り返しながら、やがて道は半島先端を廻り込んで下り坂、、、そして一旦海岸近くまで下る。“羅箕灣”(Lo Kei wan) と云う入り江だった。そこから又もや長い階段登り、実際にはそれほど長い階段ではないが、暑さで参っているので長く感じてしまう。そして登り着いた所は舗装路だった。そこの先の東屋まで来て今日何度目かの小休止!

まだ予定の半分も来てないのに皆元気も出ず! 右手の“水口灣”(Shui Hau Wan) を望みながら舗装路の最後、そこは行くときにバスで通った“嶼南道”(South Lantau Rd.)、“水口”のバス停近く、即ちLTT-9-の終点だった。この近くから始まるLTT-10-が“東涌道”(Tung Chung Rd.) までまた6.5q、合計13kmほど歩くはずだったが、、、皆暑さでガックリ、結局予定の半分、6.5q、3時間の歩きでFinish! 直ぐに来たバスに飛び乗りビ−ルが待っている出発点の“梅窩”へ舞い戻り。“梅窩”では初めて入ったイタリアンレストラン、比較的安く料理もグッ−! 今日唯一の収穫でしたッ! 
(LTT-9-、-10-:鳳凰徑、 Lantau Trail Stage.9、10)

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↓行きのフェリ−の中にて。次の集合写真[No.02] は“石壁水塘”のダムを渡った所、LTT-9-のスタ−ト地点。堤防を渡りながら仰ぎ見た左手の“鳳凰山”(Lantau Peak) は頂上付近が雲の中。渡りきった堤防の先から見えた大仏[No.06]、 この“古代石刻”の標識から右折。

↓舗装道の下り坂、この先から右に行くと“古代石刻”へ。我々は左側を進むと間もなく右手に見えてきた海、“東灣”(Tung Wan)。そして湾の向こうには“石壁監獄”(Shek Pik Prison) [No.10] とバックの“羌山”(Keung Shan)の山並み。舗装路の突き当たりは“紅十字會石壁營”への金網。ここから左折していよいよ山道歩きの始まりとなる。階段を登って竹林道を抜け、なだらかな階段登りが続く。“羌山”の右手には“觀音山”(Kwun Yam Shan) も見えてきた[No.14]

↓階段を登り切った峠の上からの眺め。コ−ス右手の先に見えた三角点がある山 [No.16]、あれが“石門山”? チョット寄り道登山してみよう、、、潅木を掻き分けガレ道を登る、仲間が撮影した写真[No.17]、、、そして頂上到着。なかなか眺めはよろしい! 青い海の向こうの島影は“索罟群島”(Soko Islands)[No.19]。 後ろには小さく大仏も[No.20]、、、ここ頂上での記念写真、しかし猛烈な暑さ、微風もなし。この時あまりの暑さでボッ−となって地図を確かめる気もしなかったが、後で分かったこの山は“石門山”ではなく95mの無名ピ−ク、、、どうりで低いと思ったよ!

↓記念写真を撮ったら早々に元のトレ−ルコ−スに戻る。白い航跡を残して疾走するフェリ−を一発! 道は小さな上り下りを繰り返しながら山中腹を曲がりくねりながら進む、、、木陰を見つけて小休止。途中、右手の“石欖洲”と云うキャンプサイトへ至る道を通り過ぎて、、、さらに道は続く、、、所々に小さな沢が有り、鬱蒼とした樹木が生えている箇所も!

↓右側には時々青い海も顔を出す。そしてまた森の中の石段、、、海は綺麗だが、、、この暑さと高湿度で歩きが鈍くなってきたぞォ〜! 又もや木陰を見つけて全員座り込んでしまう。こうなると微かなそよ風でも有り難い。まだ2時間弱ぐらいしか歩いてないが、水をガブ飲み、、、ここでの話題、『今日は水は足るかな〜? いい加減、適当な所で切り上げようかッ!』

↓どうやら“水口半島”先端を過ぎたようだ、、、さらに中腹の道は続く、、、こりゃ−何だッ[No.37]? 間もなくコ−スは下り坂、林の中を下って行ったら、、、海岸近くに“水口”まであと2qの標識、、、目前の海に繋がる小川の傍を通り抜けると、、、  

↓又もや階段登りが待っていた。振り向くと先ほどの砂浜、“羅箕灣”だ! 短い階段だが暑さのせいで一気には登れなかった。結構きつかったね〜![No.44]。 登り切ったら道半分の舗装路、そこの先の東屋で又もや小休止! そして、、、右手の“水口灣”[No.47] を望みながら舗装路の歩きが続き、、、  

↓最後はバス道路“嶼南道”に立つ“鳳凰徑”(Lantau Trail)の案内板。LTT-9-、6.5kmのFinishだッ! ここで今日はLTT-10-への継続歩きは止めましょう、と全員?意見一致。近くのバス停から幸い直ぐに来たバスに飛び乗り“梅窩”へ。いつもの海鮮屋は美味くない、何処か他の店へ? とバス停近くをウロウロ、、、イタリアンレストランを見つけて入ってみる。終わって、、、ウ−ン中々良い店だった。味も良くてトルコ人のオ−ナ−? も愛想良い、ビ−ル、ワイン、料理全て含んでHK$110/人だった。 

帰宅して夜、改めてランタウ島の気温を調べてみたら、空港付近で何と、36度強! やはりそうだった、あの暑さは半端じゃなかったからね〜! 思ったより少しは変化があったLTT-9-、次回いずれ今回の続きLTT-10-も歩いてみよう。
最近は毎回コ−ス選定に苦慮している。もう既に香港中主なコ−スは殆ど歩き尽くしたし、久しぶりに以前登った山に登ろうか、と思っても最近の暑さではその意欲も沸かない。しかし、よくよく地図を見ると今回のLTT-9-やその他、比較的軽いと分かっているコ−スは、今まで無視して歩いてなかった。特にランタウ島や西貢東方面にはそんな未踏のコ−スがまだ結構残っている。今夏はそんなコ−スを主に歩いてみようかな〜!

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