[2003年9月12日]金馬倫山〜聶高信山
(Mt.Cameron〜Mt.Nicholson)

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コ−ス=MTR灣仔-湾仔GAP-中峡道-金馬倫山(途中)-中峡道-HKT-4-
-中峡-聶高信山-HKT-4(布力徑)-黄泥涌峡-(Taxi)-浅水灣道-(Boat)-
-熨波洲-(Boat)-麗海堤岸路-(Taxi)-銅鑼灣

参考資料=「香港島 郊區地図2000年第十二版」
     「香港街道地方指南2001年版」

≪全般概要≫
今日は香港島中部の未だ頂上制覇していなかった二つの山、“香港仔郊野公園(Aberdeen Country Park)”内にある“金馬倫山(Mt.Cameron)”439mと“聶高信山(Mt.Nicholson)”430mを目指す。過去近くは何回も歩いたが、目標にしていなかったし、いつでも行ける、って感じで実は忘れていた山。まさに“灯台下暗し”。今日の参加者は5名、天候は晴れだが蒸暑いHazyがかった29度湿度90%。街中から名だたる心臓破りの“灣仔GAP”の急坂を登って“中峡道(Middle Gap Rd.)”に入る。舗装路をしばらく歩いて先ずは“金馬倫山”を目指して地図のとおり途中の沢の脇の階段を登ったが結果的に登り過ぎ。この辺りの地図表示も不正確で一旦下まで下って仕切り直し、階段途中から右折して別の階段を登り切ったら今度はその後のコ−スが消滅状態で前進不可。地図上では点線表示で頂上まで行けるはずだが? やむを得ず同じ階段を下って元の中峡道に戻る。

結果的に舗装路の中峡道をそのまま歩き、HKT-4-に入る。地図によるとこのHKT-4-の途中からも“金馬倫山”へ至るもう一本の点線表示があるが、結局登り口が見つからず残念ながら“金馬倫山”は諦めてそのまま前進! とうとう“中峡(Middle Gap)”に到着、ここは“布力徑(Black's Link)”との交差地点。中峡の東屋を出て直ぐに直進のHKT-4-(布力徑)と左手登り坂の道があるが、地図上ではこの登り坂からも“聶高信山”に行けそうだ。舗装路印が途中から切れては居るが、後は実線表示で頂上まで繋がっている。仲間は二手に分かれ三人でこのル−トの“聶高信山”を目指す。他の二人はそのままHKT-4-(布力徑)を直進。三人は地図にあるとおり舗装路坂道を登ったら途中からヤブ漕ぎとなった。ここが地図でコ−スが寸断している個所らしい。ブッシュに阻まれながらも何とかル−ト判別可能。

やっとヤブ漕ぎ歩きが終わって階段途中に出た。ここから地図上の実線ル−トらしい。階段をやっとの思いで登り切って3人は遂に“聶高信山”の頂上に立った。下山コ−スも地図上では別の点線表示ル−トがあるが、結局この階段しか見当たらず元来た階段を下ってHKT-4-(布力徑)の途中に降り立つ。この辺りも地図上の実線、点線表示が実際のコ−スとは異なり不正確で紛らわしかった。後はHKT-4-(布力徑)を延々と歩き最後は“黄泥涌峡(Wong Nai Chung Gap)”のバス道路に出て先着の二人と合流。
計約9kmの歩きだった。

そこからタクシ−で“浅水灣道(Repulus Bay Rd.)”を下る。海岸からボ−トで“熨波洲(Middle Island)”に渡り“Royal Hong Kong Yacht Club”でリッチに打上げ食事会を楽しみました。これも仲間の一人がヨットクラブの会員だったからね!、、、仲間に多謝!!
(HKT-4-:Hong Kong Trail (港島徑) Stage.4)

↓灣仔の雑踏を抜け“皇后大道(Queen's Rd.)”に面した“灣仔峡道”の入口。心臓破り急坂登りのスタ−ト地点だッ! “堅尼地道(Kennedy Rd.)”から本格的な急坂となり真ん中辺り“寶雲道(Bowen Rd.)”に出て一息入れる。更にカ−ブしながら急坂は続き30分程も経ってやっと灣仔GAPの公園広場に到着。早くもクタクタの疲れ! ここで待機していたもう一人の仲間を加え、今度はここから中峡道を行く。森に囲まれた瀟洒な邸宅が立ち並ぶ静寂な通り、、、宝クジに当たったらこんな邸宅が欲しいな〜!

↓羨望の眼差しで高級住宅を眺めながら進むとやがて、左手に小さな沢の傍の階段。どうやらここが“金馬倫山”への登山口らしい? 鬱蒼たる林の中の階段を登る。かなり登った所から平道となりそのまま前進! 高圧線鉄塔を過ぎたら道は下り階段? これはおかしい? と又鉄塔まで戻りその辺りから登山口を探す。二人のロ−トル先遣隊が右手のヤブの中に突っ込んではみたもののル−ト発見に至らず。
               、、、、、やむを得ずヤブ入口でお茶濁しの写真一発!

↓この辺りから眺めたビクトリアピ−ク方面。結局元来たコ−スを逆戻り! 階段の下、沢を渡って見えたもう一つ右手の石段を登ってみる。石段の最後ここにも鉄塔が有った。地図を何回も見直すが高圧線の方向からしてこちらの方が正しいル−トか? 再び先遣隊がル−ト探索するも又もや道は消滅状態、万事休す! 目前に“金馬倫山”を見上げながら鉄塔傍で無念の写真撮影。
            、、、またまた石段を逆戻り、、、、、元の中峡道をテクテク歩き。

↓中峡道の最後にある標識。直進が“香港仔(Aberdeen)”方面、左折は“布力徑”方面。我々は左折してHKT-4-に入る。山中腹の木陰が続く狭い舗装路、右手には “海洋公園(Ocean Park)”や香港仔方面も見えてきた。地図上ではこの辺りからも点線表示で“金馬倫山”へのル−トが有るが実際は見当たらない? やがて舗装路が終わりこれより山道となる。右手前方に次の目標、“聶高信山”が見えてきた。間もなく、、、

↓布力徑(HKT-4-)との合流地点“中峡”の休憩東屋到着、ここで暫しの休憩! 右手の舗装路を行くと黄泥涌峡だ。ここを出発して直ぐに左手山手に向かってもう一本舗装坂道がある。地図を確認すると、途中が寸断しているものの後は実線ル-トが“聶高信山”頂上に向かっている。ここで我々は二手に別れ二人はそのまま布力徑(HKT-4-)を直進、三人でこの坂道から“聶高信山”を目指す。短い舗装坂道を登り切ったら、その後がヤブ漕ぎ歩きになった。ル-トは辛うじて判別できるブッシュだらけの山道。
しばらく進んだら階段途中に出た。どうやらこれが地図上の実線ル−トらしい! そのまま角材で補強された階段を登る。そして遂に“聶高信山”頂上430mに到達!
Ocean Park 近くの海岸通りからよく見かけた特徴ある頂上の建物、Signal Station。
             、、、、、“深水灣(Deep Water Bay)”とゴルフ場も見える。

↓こちらは陽明山荘と黄泥涌一帯。三角点とアンテナ塔をバックに記念写真! 西側には灣仔のビル街も。地図上では点線表示で別の下山ル−トもあるが、ここでも実際には見つからず元来た階段を降り始める。角材補強のこの長〜い階段は最後に布力徑(HKT-4-)途中に接続。先行した二人を追いかけて我々三人もひたすら黄泥涌峡を目指して歩く。  

↓間もなく布力徑の終点到着。バス通りに出て先行の二人と合流。ここでタクシ−を拾い浅水灣道を下って途中下車。車道左手の階段を海岸まで下るとそこは“熨波洲 Middle Island)”への渡し舟のピア。仲間の一人が会員である島の“Royal Hong Kong Yacht Club”を目指してボ−トに乗り込む。

↓クラブでの打ち上げ食事会! ビ−チ傍のオ−プンテラス、ビ−ルとワインとソ−セ−ジBBQ、etc。ヨットが浮かぶ灣と遠景は先ほど登った“聶高信山”。素晴らしいム−ドを楽しんだ後、帰路のボ−トを待つ、、、、、
            、、、、、夕日に映える Ocean Park の“南朗山(Brick Hill)” 

↓ボ−トで元のピアに戻り“麗海堤岸路(Seaview Promenade)”を散策! 前方に見上げる“聶高信山”に別れを告げながら、最後は“香島道(Island Rd.)”のバス通りに出てタクシ−で“銅鑼灣(Causeway Bay)”まで戻りました。

今日の“金馬倫山(Mt.Cameron)”行きは誠に残念無念! 地図上の点線表示ル−トは確かに実際に行って見ないと歩けるか否か?解らない、、、と云う事は既に他の場所でも経験済みだが、まさか頂上までのル−トがまるっきり見つからないとは??それにしても手持ちの地図(香港島 郊區地図2000年第十二版)が古いのか? 間違ってるのか?  他の場所でもそんな事があったな〜! 念のためにそろそろ新しい地図を揃えなきゃ−!
このレポ-トを見たどなたか“金馬倫山”の登山口をご存知ありませんか?
下記は過去の関連レポ−トです。
⇒[2002年10月6日] Hong Kong Trail-4〜5,プラス

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