[2003年7月13日]太古〜柏架山〜大潭篤水塘
(Tai Koo〜Mt.Parker〜Tai Tam Tuk Reservoir)

《このペ-ジの写真は既に抹消しました。》

コ−ス=太古−康柏郊遊徑(5)−大風アウ−柏架山−野猪徑−
−柏架山道−大潭水塘道−大潭道−(Taxi)−スタンレ−

参考資料=「香港島 郊区地図2000年第十二版」
    「香港街道地方指南2001年版」

≪全般概要≫

今日も朝から猛暑の一日。気温33度以上、湿度75%で素晴らしい快晴! 毎回出来るだけ木陰の多いコ−スを求めて今回も“柏架山(Mount Parkaer)”507mを中心に香港島の東側、北から南への縦走だッ! 集まった仲間は13名。地下鉄の“太古(Tai Koo)”駅から直接歩き出す。“康怡花園(Korn Hill)”の高層アパ−ト脇を抜けて“大潭郊野公園(Tai Tam Country Park)”に入る。ここはまたWST−2の終点でもある。香港島内の数ある郊遊路徑の中で“康柏郊遊徑[5](Hong Pak Country Trail No.5)”と呼ばれる木陰の多い山道が“大風アウ(Tai Fung Au)”に至る“柏架山道(Parker Shan Rd.)”の途中まで続く。 

3.6kmもある木陰の郊遊路徑を終わって、今度は大風アウまでの舗装路の登り坂。HKT−5の中継点でもある大風アウ、ここの峠から更に柏架山頂上まで舗装路は続くが、あまりの暑さに仲間の内5名だけが頂上へ、他の仲間は大風アウの木陰で待機の昼寝?柏架山頂上からの今日の眺めは過去最高! 九龍側の全てがガスも無くクッキリとまるで綺麗な絵葉書の様に展望できた。大風アウから再度木陰の山道“野猪徑(Boa Vista)”に至る林道を歩く。そして林道の最後からまたまた直射日光が当たる舗装路に出て“大潭水塘(Tai Tam Reservoir)”東側沿道の柏架山道へ。

これよりダムの脇の長〜い舗装路を下ってHKT−6との合流点に至るが、我々はそこから道の名が変わる“大潭水塘道(Tai Tam Reservoir Rd.)”をそのまま直進して下り、もう一つの下流のダム“大潭篤水塘(Tai Tam Tuk Reservoir)”西側沿道に至る道を歩く。長い舗装路ではあるがダム横の樹木のお陰で日陰の箇所も多く、ここは暑さがそれほど気にならない歩き。ダム脇をほぼ半周して最下流の地点、“大潭道”のバス道路へ合流して今日の歩きのFinish、ト−タル約13qでした。タクシ−3台でスタンレ−へ移動。最後の〆は久しぶりにイタリアンフ−ドと洒落込みました。
(WST-2:Wilson Trail(衛奕信徑)Stage.2)
(HKT-5、6:Hong Kong Trail(港島徑)Stage.5、6)

↓出発点の大潭郊野公園入口。ここから木陰道を登って行き、途中の標識から左折すると康柏郊遊徑[5]に入る。東屋を通り過ぎ更に登り道が続く。200m程も登ってやっと平道となり、以降は延々と山中腹の曲りくねった道が続く。今日は対岸のライオンロックも良く見える。パ−カ−山頂のレ−ダ−ド−ムが見えてきた。恐竜の様な岩をバックに!
↓途中、鬱蒼と茂る木々の間を抜け、時おり右手に見える九龍側を望み、3.6qも延々と続いた康柏郊遊徑[5]もようやく終わり近くとなり、柏架山道の舗装道路に合流。そこの休憩地で一同小休止! これからは舗装路の坂道登りが大風アウまで続く。
     、、、、、頭上には真夏の太陽! アスファルトの照り返しが辛い!
↓日傘をさして坂道を登り大風アウの広場に到着。この暑さのせいで一同かなりくたびれた顔つき! 木陰で大休止する。ここから元気な5名の勇士だけでパ−カ−山を目指して再度、舗装路の登り坂を行く。まだ200m程は登らなければならないッ! 他の仲間達は木陰で悠々昼寝か? 山頂ド−ムが目前に迫る地点まで登ったら間もなく頂上507mに到着。左手(西)端にビクトリア港の向こうの大帽山、ライオンロックも見える。
↓写真左から九龍ピ−クと遥か彼方には馬鞍山も、ビクトリア海峡と五桂山、将軍澳の向こうはハイジャンクピ−ク、目の前のアンテナの先は東龍洲、手前の山並みは石澳ドラゴンバックと彼方の島はポ−タイ群島、そしてスタンレ−方面の海。西から東へのパノラマだッ! これほどクリアに遠景が見えるのは珍しい! 実に素晴らしい!
ワンダフル!  、、、、、清水湾ハイジャンクピ−クをバックに5人で記念写真。
↓元来た舗装路を下って昼寝組が待つ大風アウへ、、、往復一時間近く掛かった。
さぁ−次は野猪徑だ。この道は平坦な木陰道で昼寝組は元気を取り戻し先頭を行く。
        、、、、、右手下には大潭水塘、瀟洒な陽明山荘も見えてきた。
↓野猪徑の終わり近く、左手に清水湾ハイジャンクピ−クが真近に! 大潭峡へ下る標識を通り過ぎてしばらく行くと、やがて道は舗装路に変わり山間の曲りくねったダラダラ下りが延々と続く。今日一番辛い日陰なし道路だ。そしてやっと大潭水塘東側の柏架山道へ合流。 
↓緑色に輝く大潭水塘の沿道を行く。堤防手前で湖の小魚に見入る一同、堤防を渡らずにそのまま直進するとカ−ブの登りの後、HKT-6との合流地点に到着して小休止。皆かなりくたびれた様子、ここで大潭道のバス道路に着くまでの二つのコ-スの何れを歩くか?皆に問う! 木陰の山道で若干の高低差を伴う短距離のHKT-6を行くか?距離は長いがダム脇の舗装路を行くか? 答えは意外にも後者! 山道歩きに疲れたか?
↓そのまま舗装路を下って下流の大潭篤水塘への橋を渡る。ジリジリと照りつける太陽の下、満々と水を湛えた大潭篤水塘の西側沿道を歩く。湖面に見えた数匹の小亀! こちらも水に飛び込みたいッ! 再度橋を渡ると両側の樹木で日陰道が続く。間もなく終点の大潭道のバス道路に合流。バスを待つのも面倒、料金は大差なし、タクシ−3台に分乗して冷たいビ−ルが待つスタンレ−に直行だッ!
↓洋風ム−ドいっぱいのスタンレ−海岸通り、我々はイタリアンレストランで先ずは冷た〜いビ−ルで乾杯! 炎天下約13q完走を祝った。こんなに美味いビ−ル、ピザも、スパゲッティも、サラダも、とにかく美味いッ! 食事が終わり店の前で記念写真。
右端最後の写真は、帰路に九龍側の自宅近くから撮った夕闇迫るパ−カ−山でした。


今日のコ−スは過去何回も歩いているが、それでも“柏架山(パ−カ−山)”そのものは2年3ヶ月ぶり。また“大潭篤水塘”の最下流地点まで歩いたのは実に3年以上も前だった。“パ−カ−山”は507mと香港島では“ビクトリアピ−ク”552mに次ぐ二番目に高い山だが、ハイカ−とすれば全道舗装路で面白くない山。しかし今日は実に素晴らしい景観を見せてくれた。香港島の西の雄が“ビクトリアピ−ク”なら東の雄は文句なしに“パ−カ−山”だッ! 過去の関連レポ−ト↓も参考までにご覧ください。
⇒[2002年5月26日]香港島縦断(大潭水塘周辺)