[2003年6月15日] 梧桐寨群瀑
(Ng Tung Chai Water Fall)

《このペ-ジの写真は既に抹消しました。》

コ−ス=九龍塘-(KCR)-大埔墟-(Taxi)-梧桐寨-梧桐寨群瀑
(一の滝〜四の滝)-梧桐寨-(Bus.64K)-大埔墟-(KCR)-九龍塘

参考資料=「新界中部 郊區地図2000年第四版」
    「香港街道地方指南2001年版」

≪全般概要≫

今日は丁度一年ぶりの"梧桐寨群瀑"(Ng Tung Chai Water Fall)へ行く。新界中部、大帽山郊野公園(Tai Mo Shan Country Park)内、大帽山の北側麓の峡谷にある四つの滝の群瀑だ。一週間前から雨が降り続いたのでこの分では豊富な水量の滝を見物出来るだろうと期待した!気温29度湿度90%以上、参加者12名。ここの滝は初めてと云う仲間が大半!今日も怪しげな今にも降り出しそうな天気だったが、、、?。
KCRの大埔墟(Tai Po Market)からタクシ-3台に分乗、バス道路の林錦公路(Lam Kam Rd.)を15分ほどで梧桐寨(Ng Tung Chai)の標識点。ここから更に左折して行き止まりの"同慶堂"と云う建物がある地点までタクシ-。ここがスタ-ト地点だ。途中、"萬徳苑"と云う道教の寺の前を通り過ぎたら滝へのル-トとなる。雨上がりの鬱蒼たる森の中の登り道を40分程登ると先ず一の滝、その後ちょっと登った所には二の滝、どちらも予想通りかなりの水量、特に二の滝は圧巻だった。

ここからがかなりの急坂急階段をヒィ-ヒィ-息を切らしながら登って行く内に心配していた雨が降り出した。主滝、三の滝に到着。スタ-トして一時間半で丁度正午ごろ。雨は降ったり止んだりと断続的だが傘をさしながら滝壷脇で全員昼食の弁当をパクつく。本来好天だったらここでしばらく遊ぶつもりだったが小雨と滝の雫で身体は濡れて寒くなり早々に出発。ここから最上部の四の滝へは通行禁止のガケをよじ登って行かねばならない。幸い雨も止んできたので予定どうり四の滝へと向かう。そのあと大帽山への標識地点を経由してもと来た梧桐寨まで今度は長〜い階段下りの下山。小雨は又もや降ったり止んだり。スタ-ト地点近くの"萬徳苑"で小休止のあと舗装路をバス道路の林錦公路まで歩いて約6qの歩きのFinish。距離のわりには疲れました。最後の〆はいつものとうりKCR大埔墟駅前の格安B級グルメ店で。

↓出発点の梧桐寨、同慶堂にて。車はここまでで狭い駐車場になっている。右手民家の横を通り抜けて狭い舗装路の"萬徳徑"を進むと山門、右手山上の"萬徳苑"と云う道教の寺の前を行く。川と小さな滝から左手の山道に入ると直に"三つの滝"の案内板。ここからが滝へのル-トだ!左手に渓流の音を聞きながら鬱蒼と茂る林の中を登って行く事40分程で先ず一の滝"井底瀑"に到着。
↓この一の滝は両脇の岩に挟まれ、更に段差が上下二段あって迫力と云う点では劣るが今日の水量は充分。しばしの小休止と写真を撮って出発!次の二の滝"中瀑"はその直ぐ上。ここは迫力満点、豪快な水しぶきをあげていた。高さは20m程か?
↓この二の滝は幅も広く豊かな水量で"これぞ滝"って感じ!一同しばし見とれる!記念写真を撮って次の三の滝を目指して出発。道は険しくなり鬱蒼と茂る森の中はまるで熱帯ジャングルを思わせる。急坂階段を息を切らして登る。前方に四から三の滝へ落ちる中間の滝を遠望!小雨が降ってきた!
↓そして遂に三の滝"主瀑"に到着。幅こそ二の滝より狭いが高さ35mの主滝はさすがに立派!"香港版華厳の滝"、滝壷と見上げる崖、周りの岩の風情が絵になる光景!今日の主な目的地はここだ!スタ-トして約1時間半、丁度正午頃で早速各自持参の弁当を広げる。しかし小雨が降ったり止んだり座る河原も濡れていて落ち着かない。
↓小雨の中、弁当を食べ終わって記念写真を撮ったら出発!好天だったらここでノンビリ遊ぶ予定だったが!次の四の滝は昨年同様道路決壊の危険表示が有って雨が降ってたら諦めようと思っていたが幸い小雨も止んだので登ってみる事にした。ジャングルの中、大きな岩がゴロゴロの道なき道をよじ登って霧の中の平道に出たら直ぐに四の滝"散髪瀑"。高さはないが横幅広くスダレの様に水の流れる滝もまた美観だッ!
↓四の滝からしばらく登り道が続く。林の中は濃霧で薄暗い!平道となって竹林道を抜けるとそこは"大帽山"へ通じる中継点。またもや小雨が!小休止の後ここから下山コ-スとなる。長〜い階段下りの始まりだッ!水溜りの階段を用心しながら30分程下ったら左手に"萬徳苑"が見えてきて直ぐに出発地点の標識がある場所に降り立つ。
↓"萬徳苑"本堂。茶店で休憩する一同、これより元来た道を戻り20分ほど舗装路を下ったらバス道路の林錦公路。幸い直ぐ来たバスに飛び乗りKCR大埔墟まで。
バスの冷房で汗と雨に濡れた身体は直ぐに寒くなってきた。駅ビル内のB級グルメ店にて最後の〆!この店はビ-ル小瓶HK$15/3本と相変わらず格安。
          、、、、、さんざん呑んで食べてHK$37/人、と超安く仕上がりました。


今回も全く昨年と同じパタ-ンの滝行きだった。水量が昨年より遥かに豊富で素晴らしい滝を見る事が出来たのは良かったが、残念ながらまたもや当日に雨にやられたからだ。この時期にしか水が豊かな滝を見る事が出来ない。従って理想的には月曜〜木曜まで毎日大雨が続き金曜は曇り(濡れた道が乾き始める)、土曜日は高温で晴れ(道は殆ど乾き切る)、そして日曜は快晴、、そんなに巧くいく筈はないかッ!!
これは↓ちょうど一年前のレポ-トです。
⇒[2002年6月16日]梧桐寨群瀑