[2002年12月1日]九徑山(九峰峯)

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コ−ス=筌湾-(Bus60M)-屯門中心-杯渡路-屯門Trail.S2途中-九徑山-
-Navigation Light-掃管笏村近くのMHT-10-途中-屯門(顕発里)

参考資料=「新界西北部 郊區地図2000年第三版」
   「香港街道地方指南2001年版」

九龍半島西の果ての青山キャッスルピ-クと"屯門"(Tuen Mun)の街をはさんで対峙する九徑山(別名:九峰峯)507m、昨年10月7日、今年1月27日と過去二回挑戦した"大欖郊野公園"(Tai Lam Country Park)のあまり知られていない山だ。1回目は頂上制覇を諦め、2回目は頂上まで辿り着いたものの悪天候で視界ゼロ、同じ道を下山した"因縁の山"。今回は是が非でも反対側内陸部の下山ル-トも確かめようと計画したが、またもや天候不順!前日から雨模様でこの日も朝から今にも一雨降りそうな曇天!集合地のMTR筌湾(Tsuen Wan)駅に集まった7名は筌湾の空が心なし明るくなった事を幸い勇躍出発!前回と同じ屯門の杯渡路から屯門Trail.S2途中を経由し九徑山を目指した。頂上真下の肩から1000段程の直登階段を喘ぎながら登って遂に頂上へ。前回ほどの悪天候ではないが今日も視界が悪く、しかも寒かった。

地図とコンパスで下山ル-トを確かめ地図上点線ル-トの道を行く。小さなアップダウンと予想していたヤブ漕ぎは大した事も無かったが、誰かが付けてくれてた布切れの目印どおり進んでいたら方角がずれたり間違って谷沢に出てしまう。一旦近くの峠まで登り"大欖涌水塘"(Tai Lam Chung Reservoir)方面への方角を確かめて地図上もう一つ別のNavigation Lightのマ-クがある峠の稜線に辿り着いた。後は点線表示のとおり稜線沿いに"掃管笏村"(So Kwun Wat Tsuen)方面へ向かって下山したが、この下山ル-トが大変荒れたガレ道でまともなル-トではない。やっとの思いで降り立った場所が掃管笏村近くのMHT-10-の途中。それからこの引水道沿い舗装道路のトレ-ルコ-スを延々1時間強も歩き、ほぼスタ-ト地点手前の"顕発里"と云う所から青山公路のバス道路に出てFinish。殆ど一周したことになる約11kmの歩行は特に下山ル-トがかなりアドベンチャ-に富んだ歩きでした。 (MHT-10-:Maclehose Trail Stage.10)

筌湾からのバス60Mの終点"屯門中心"から杯渡路に出て、青山公路を渡ると路地の側に↓こんな標識、ここが屯門Trail.Stage2へ至る入口。民家の側の黄色の手すりに添って階段を登ると間もなく大欖郊野公園の大きな標識。またMHT-10-の終点へも向かう道。ここから左折して階段を登って行くと、、、右手のお地蔵さんの側の岩に"虎峡谷徑"の表示、見落としそうだがこれが目指す九徑山への登山口だッ!↓

↓ふと振り返ると屯門のビルの向こうにキャッスルピ-クの雄姿!右手下の沢沿いの道を登って行く。岩と赤土の坂道の勾配が徐々にきつくなりやがて峠の東屋に到着しここで小休止。今日は風が冷たく休むと直ぐに寒くなる。
休んだ後、小屋の側から急で段差の高い階段を手すりに掴まりながら登る↓

↓階段を登り切った所から前方に目指す九徑山が見えたが、頂上はガスの中!ちょっと平道を行き一旦下ってまた次の峠へ。さらにここから長い階段が待っていた。振り返るとガスに霞む"元朗"(Yuen Long)の街。
、、いよいよ問題の1000段直登階段の↓クライマックス!頂上はやっぱりガスの中↓

ヒィ-ヒィ-ゼィゼィ云いながら途中何回も呼吸を整えやっとこさ507mの頂上到着。頂上はCLP(中華電力)の設備があり周りは草ぼうぼう!汗ビッショリになった身体だが冷たい風で直ぐに寒くなってきた。記念撮影の後、地図とコンパスで下山ル-トをチェック。頂上下のヘリポ-ト脇の細道に入りいよいよ未知のル-トへ挑戦!!
香港の山では良く見かける所々に誰かが付けた布切れの目印もある。

コブを越えたり下ったりのアップダウンを繰り返して進んでいく行くうちにどうやら方角違いに気付く。一旦戻り渓谷に沿った沢まで下る。しかしここからは前進不可!尾根まで上がると大欖涌水塘が見えたので方角再確認。前方に見えたアンテナが地図上のNavigation Lightらしい。やっとその稜線まで登りついて後は稜線沿いの下り道。

↓まもなく前方下に街並みも見えてきた。それにしても荒れたガレ道で所々赤土の大きく抉れた穴ボコあり。ふと周囲の山並みを見ると大きな岩だらけ、歩き難いガレ道下りが延々と続く。やっと苦労したガレ道も終わりに近づき待望のMHT-10-途中の舗装道路に降り立った。ここは掃管笏村の近くでこの引水道沿いの舗装道は"屯門健身徑"(Tuen Mun Fitness Trail)とも呼ばれているランニングに絶好のコ-ス。

↓それにしても長〜い舗装道路に少々ウンザリ!約1時間強も歩いてやっと青山公路のバス道路へ至る出口ゲ-トに到着。ここで最後の記念写真撮影の後、"顕発里"と云う所からミニバスに飛び乗って旺角(Mong Kok)へ。今日は仲間の誕生祝いを兼ねた打上げだからっ、とワザワザ銅鑼灣(CauseWay Bay)まで足を延ばす。

銅鑼灣のレストランに着いたのは夕方5時。6時開店を無理強いして5時に開けて貰い、今日のハイキングには参加しなかった仲間も駆けつけ皆で盛大に飲食いして盛り上がりましたッ!、、、今日に限らずいつも盛り上がるけどねッ!!

九徑山は香港の山ではどちらかと云うとマイナ-な山で、あまりハイカ-も訪れないのでは?と思っていたが今日は頂上付近ではチラホラと香港人ハイカ-とも出会った。しかしさすがに我々と同じような内陸部奥深くまで歩く人は少ないと思うが、それでも布切れ案内がアッチコッチに見えたと云う事は、やはり中には冒険心に富んで、尚且つ親切なハイカ-もいるものだな〜!

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