[2002年10月27日]塔門洲(Tap Mun Chau)
≪英名:Grass Island≫

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コ-ス=MTR鑽石山-(Bus96R)-黄石-(Ferry)-塔門洲周遊-(Boat)-
-黄石-(Taxi)-西貢-(MiniBus)-MTR彩虹

参考資料=「西貢及清水灣 郊區地図1998年第六版」
  「香港街道地方指南2001年版」

今日は初めての島"塔門洲(Tap Mun Chau)"に行った。ここは西貢東郊野公園の半島北端の寒村、高流灣から目と鼻の先にある漁村の島で、香港国境最東端の島"平洲"より二番目に東の端の小島。観光名所も特産品も何〜も無さそうな人口も僅かな島で、地図では船着場近辺の集落を抜けるとトレ-ルが南半周あり"疊岩(Balanced Rock)"と云う奇岩。そして北側まで周ると真ん中に島唯一の山"茅平山(Mau Ping Shan)"標高125mがある。仲間の日本からの旧友を迎え6名で曇天の中"黄石(Wong Shek)"からほぼ一時間毎に出ているフェリ−で島に向かう。南側を周回して海岸沿いの北上コ−ス途中までは良く整備された石道が続くが、そこから先の丘陵地帯から"茅平山"周辺は完全な山道。しかも普段人が通らないと見えかなり荒れた赤土道と潅木雑草が生い茂っていた。ほぼ島を一周して船着場に戻ったら約3時間経過していて、思ったより時間がかかった。茅平山の頂上から見た周囲360度の海と半島と島々が織り成す風景は中々捨て難いものだったが、如何せん天候が曇り空で残念無念!それでも軽い(約7.5q)のハイキングコ−スの一つとして紹介できる"秘境の島"だった。

↓黄石からのフェリ−内にて。このフエリ−は黄石-高流灣-塔門を約一時間毎に運行している。日曜のせいか結構大勢の客も!前方に見えてきた平べったい塔門洲、後方の鋭峰はシャ-プピ-ク。30分程で塔門洲に到着。漁村の埠頭で記念写真↓

埠頭から右側民家の脇を潜り抜け舗装された小道を行く。途中チョット階段を登って墓地の傍で道を迷い、元の海岸沿いの小道に戻る。整備された石道を進むと右手に海が広がってきた。長閑な海浜散策コ-スだ!前方の"疊岩"をバックにパチリッ!↓

↓心地よい潮風にのって徐々に奇岩"疊岩"に近づく。英語名"Balanced Rock"、まさに大きな岩の上に別の岩が不安定に乗っかっている。この辺り島の南東側で絶好の見晴らし!!綺麗なベンチまで備え付けられた自然展望台!↓
天気が良ければシャ-プピ-クももっとクリアだったろう↓にな〜!

"疊岩"から更に海岸線を北上すると、やがて島西側の船着場方面に戻る交差標識地点。我々はそのまま直進して最初の峠への登り山道に入る。標高100mもないような丘の上だが眺めは中々!小島二つは"弓洲(Kung Chau)"、小休止の後左手前方に見えてきた茅平山を目指して一旦下山。、、、、赤土ヤブ道の悪路を進む。↓

↓滅多に人も通らないような道と、所々ヤブ漕ぎ状態になりながらもやがて茅平山125m頂上に到着!僅か125mでもバカにすることなかれッ!三角点も有れば、それより周囲360度("連れ合い"の弁では380度)の絶景!↓正面北側の孤島は"赤洲(Chek Chau)"。記念写真撮影の後西側の草原スロ-プを走る小道に沿って下山↓

牧歌的な草原を鼻歌交じりで下り始めたら、ありゃ-!途中から道なし?結局元来たコ-スから下山、途中から往路とは違う右(西側)コ-スにそれ2時のフェリ-に間に合うか?急ぎ足!やっと船着場近く↓"天后古廟"(海の神様)の門を潜り港に着いたのがジャスト2時!しかしフェリ-は既に出港したあと!運良く来合わせた"ヤミボ-ト"のオッサンと黄石までHK$20/人でネゴ成立、後は風に吹かれて一路黄石へ!↓

黄石のバス停に着いたらこれまた運良くタクシ-2台が客待ち顔!(ここは滅多にタクシ-は居ないのに!)今夜香港出発予定の仲間の旧友の為に時間節約、迷わず飛び乗る!さぁ-西貢へ!そんな訳でフェリ-とバス利用より大幅時短できて西貢に到着。ユックリと西貢海鮮料理を楽しむ事ができました!!
(実は尖沙咀に戻ってさらに二次会までもやる余裕が有ったのさッ!)

あまり有名でもない塔門洲、しかし美しい海と島々、軽いハイキングと寂れた寒村の島散策!なかなか良い所でした。日曜祭日はフェリ-の便数も多く心配はないが、何と云ってもヤミボ-トにはお互い助かる。香港水上警察の網の目を潜ってアルバイトしている地元の人、先を急ぐ客。両者の利害一致!!
しかし時々"ぼったくりボ-ト"も居るので御用心!でもゴムボ-トじゃないから
"拉致"はないよッ!!

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