戻る 次へ

[950] 「タイタス」を観た 投稿者: 菅野 投稿日: 2002/12/11(Wed) 17:05
「タイタス」★★★
 長男を殺された母親の復習により息子を殺され、娘を陵辱された父親の復習劇。
 けっこうファンキーで楽しい。聞いていたほど残虐でもない。とってもB級だと思う。


[949] 藤沢周平は中学のころに読んだかな 投稿者: 菅野 投稿日: 2002/12/11(Wed) 14:40
 「竹光始末」って、中学のころ読んだんじゃなかったかな。


[948] 「ALI」を観た 投稿者: 菅野 投稿日: 2002/12/11(Wed) 14:39
「ALI」★★★★
 ウィル・スミスのわりに感動した。つーか、確かに安っぽい感動なんだけどね。


[947] 山本周五郎の特徴C 投稿者: まつの(g13) 投稿日: 2002/12/05(Thu) 21:06
チャンバラは嫌いみたいです。


[946] 山本周五郎の特徴B 投稿者: まつの(g13) 投稿日: 2002/12/05(Thu) 21:05
泣かせるハナシは簡単に書けちゃうそうです。


[945] Re[944] 「アトランティスのこころ」を観た 投稿者: まつの(g13) 投稿日: 2002/12/05(Thu) 21:03
本は読んだけど映画は観てないんす。内容がずいぶん違いますなあ。
本の下巻は半分くらいハーツ(トランプのゲーム)のハナシでしたよ。
ハーツ=こころなんでしょか。


[944] 「アトランティスのこころ」を観た 投稿者: 菅野 投稿日: 2002/12/05(Thu) 11:45
「アトランティスのこころ」★★★★
 「○○のココロ」というとココロの親分の独特の言い回しを想起させる。「アトランティスのこころ」というタイトルの意味は分からない。
 これは、「シックス・センス」なハナシだ。ただ、この物語では、赤狩りのために FBI がその特殊能力を利用するために身柄を確保しようとしている超能力者(超能力って言い方自体が嘘っぽいわけで、精神感応の特殊能力とか言うとそれらしいかも)と少年が心を通わせるというお話。
 すでに設定の段階で悲しいお話に向かってしまうという予測が立つわけだけど、つまり、幼なじみの葬式の招待状と遺品が配達されてきて、埋葬に立ち会うところからはじまるわけだ。その場で、初恋の相手も死んでいることを知り、そこから回想がはじまる。


[943] そうそう、「たそがれ清兵衛」を観たのだった 投稿者: 菅野 投稿日: 2002/12/05(Thu) 05:20
「たそがれ清兵衛」★★★★★
「BROTHER」★★★☆
「キッズ・リターン」★★★★★
「サトラレ」★★★★
「光の雨」★★★★
「GHOST SOUP」★★★
「トリック」★★☆


[942] 「キッズ・リターン」を観たのだ 投稿者: 菅野 投稿日: 2002/12/04(Wed) 04:34
「キッズ・リターン」★★★★★
 青春に挫折した友が再会した。そこから高校時代からの長い回想が始まる。
 安藤政信扮するシンジがハヤシ(モロ師岡)に誘われるままに酒を覚えてしまったために減量が苦しくなり、薬に頼るようになる。そして、勝てなくなってくる。一方、シンジをボクシングに誘ったマーチャン(金子賢)は、自分が優位に立っていると思い込んでいたシンジにボクシングでは勝てなかったことから、ヤクザの世界に入り込んでいくが、失敗をして兄貴分から締められるのだが、マーチャンを締めていたのが、以前、自分も所属していた、つまり、シンジも所属しているボクシングジムのかつては期待のホープ・イーグルだったのだが、女で失敗して勝てなくなり挫折してヤクザの用心棒というのは細かすぎる設定だと思った。
 それにしても、並行して描かれていたのが、シンジとマーチャン、漫才師を目指していた二人、シンジたちの行きつけの喫茶店・カトレアのウエイトレス・サチコに惚れていた気弱なイジメられっ子。イジメられっ子ははちゃんと就職して、サチコと結婚したのだが、仕事に嫌気がさした同僚に誘われるままに退職してしまうぐらいに気弱。タクシーの運転手に転職して、シンジとマーチャンが挫折していくのと時を同じくして交通事故を起こして死んでしまう。彼らそれぞれの転機がシンクロしている。ボクサー、ヤクザ、漫才師、会社員と道は違うのだけど、漫才師以外は挫折したり死んでしまったりするわけで、けっこう残酷な青春物語だったりする。シンジとマーチャンの行きつけのラーメン屋の店員だったカズオもマーチャンと同じヤクザの組に入ることになるが、寺島進扮する兄貴分の身代わりとして縛につくわけで、漫才師になった二人はともかく、皆挫折していく。

「マーチャン、俺たち、終わっちゃったのかな?」
「まだはじまってもいねーよ」

 ラストのこのやり取りがこの映画のすべてで、「終わっ」ている二人が、ただ、まだ生きているという点でだけ「終わっ」ていないと、たぶんまだ二十代なのだから、再起可能なわけなのだけど、それを「まだはじまってもいねーよ」という台詞にこめているのだと思える。これだけが、唯一の気休めで、救いの言葉だった。


 当時のたけし映画にしては暴力シーンが少ない、あるいはソフトに描かれている。しかし、若頭は自転車の爺さんが通り過ぎざまに拳銃で三発ぶち込んで殺される。これはけっこう怖いシーンだった。ヤクザがヤクザを殺すんだったら、当り前だからそれほど怖くないのだろうか。

 安藤政信の出演作は、「ポッキー坂恋物語 かわいいひと」と「イノセントワールド」以外はほとんど全部観ているのではないだろうか。しかし、デビュー作である「キッズ・リターン」が頂点かも知れない。安藤政信と金子賢の一番いい頃の作品だと思う。